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2013-08-08 陽光堂主人の読書日記
政治家に嘘は付きものですが、時と場合によりけりで、直ぐにバレてしまうような見え透いた嘘をつくべきではないことは言うまでもありません。安倍も虚言を並べていますが、6日に広島で行われた平和記念式典でのスピーチは酷いものでした。
「私たち日本人は、唯一の、戦争被爆国民であります。そのような者として、我々には、確実に、核兵器のない世界を実現していく責務があります。その非道を、後の世に、また世界に、伝え続ける務めがあります」と述べたわけですが、それなら核廃絶に向けてアクションを起こさなければなりません。
それなのに、2015年のNPT再検討会議に向けた準備委員会(4月開催)が出した「核兵器の人道的影響に関する共同声明」に対し、日本は被爆国であるにも拘らず、署名を拒否しました。80カ国が賛同している中での異常行動で、奇異の目で見られたに違いありません。
その理由は、声明の中に「いかなる状況でも核兵器が二度と使われないことが人類存続の利益」という文言があり、米国の「核の傘」に頼る安全保障政策と矛盾するためだそうです。アメポチ故に、署名できなかったわけです。
「北朝鮮や中国の脅威から守るために核の傘は必要だ」という意見もあるでしょうが、これは日米の為政者たちのプロパガンダに過ぎません。核の傘が有効だという保証はありませんし、米国にその気があるのか、非常に怪しいと言わざるを得ません。
傘自体が「破れ傘」で、核(戦略核)を撃ち込まれたら狭い日本は一瞬で壊滅します。その後で米国に報復攻撃してもらっても、何の意味もありません。
それに、北朝鮮や中国が核攻撃を行うなんてことは、まず有り得ません。各国は国益や大企業の利益を最大化すべく動いており、金蔓の国を滅ぼしたり、地球に住めなくなるような愚挙を犯したら、元も子もありません。
「それでも万が一ということあるから心配だ」と言うなら、そういう事態に立ち至らないように上手く外交努力を重ねるべきです。安倍政権のように自ら対立を煽っておいて、米国の核の傘に頼るなんてやっていることが支離滅裂です。
ところが支離滅裂に見えるのは、日本政府が「日本国民のための政府」と考えているからで、米国戦争屋の傀儡にすぎないと見れば、何の矛盾もありません。日米の戦争屋の利益を最大化すべく動いているわけです。
傀儡政権の首領である安倍は、「日本国民のための政府の代表」という役を演じていますから、広島で核廃絶というパフォーマンスをしたに過ぎず、外交スタンスが問われる場面では、「核による恐怖の均衡に基づく平和」を推進するという悪魔的な本質をさらけ出しています。
残念なことに、日本国民はこうしたイカサマ統治の実態を見抜くことが出来ず、与党にねじれの解消というフリーハンドを与えてしまいました。まさに未曾有の国難と言えます。
福島第一原発から毎日300トンもの汚染水が海へ漏出していると政府が発表しましたが、その根拠は示されていません。実際にはもっと酷いか、逆に少ない可能性もあります。
この発表とともに、凍土遮水壁を構築するというプランが示されましたが、予算は400億円と見積もられています。東京新聞は本日付記事で、「遮水壁を築くと地下水との水位バランスが崩れ、汚染水が建屋外へ漏れ出しやすくなる」と警告を発しています。(http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2013080890070026.html)
凍土遮水壁は、1〜4号機の周囲約1・4キロを囲むように一定間隔で地中に管を設置し、冷却材を循環させて地盤を凍らせるというものですが、冷却させるためには莫大なエネルギーが必要で、実行可能とは思えません。途中で放棄される公算が大です。
海外メディアは、汚染水は蒸発させるか、海に流すしかないと見ています。どちらも環境を汚染させますが、日本政府も同じ結論に至っていると見られます。凍土遮水壁は、世論対策と利権誘導を目的としており、無駄遣いで終わることでしょう。
その一方で原発再稼働、海外への原発売込みを謀っているのですから、この国の為政者たちはトコトン腐り切っています。
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