http://www.asyura2.com/13/senkyo152/msg/227.html
Tweet |
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20130807/plt1308070735001-n1.htm
2013.08.07 ZAKZAK
「幹事長人事には納得できない」
取材で、久々に肉声が聞こえてきたのは民主党の野田佳彦前首相だ。
民主党は参院選大敗後、海江田万里代表は「党再生が使命」と続投、細野豪志氏が幹事長を辞任し、後任に大畠章宏元経産相が就いた。野田氏はこうした人事について、自らのグループ会合でこう語ったという。
「野田氏は『海江田氏が責任を取らないのはおかしいし、大畠氏の幹事長も疑問だ』などと話していました。さらに、菅直人元首相の処分についても『やり過ぎだ。公認問題がこじれただけ』などとも話していました」(参加した1人)
そして、大畠氏に直接注文をつけた話も。
「野田氏は『1つだけ大畠氏にクギを刺したのは、野党共闘で、生活の党の小沢一郎代表だけはノーだと』と。ともかく、『不満はあるが、いま事を構えるのは民主党の混乱に輪をかける。少し様子を見る』ということでした」(同)
懲りない発言だ。危機感も自らの立場も分かっていない。野田氏が首相としてやった仕事の評価は後世がするだろうが、民主党代表としてやったことは「A級戦犯」だ。
昨年11月の解散で、多くの民主党の仲間を落選に追い込んだ。その責任を首相を下りるだけで濁した。
「私は衆院選の投開票日に『野田氏が記者会見する』というから、議員辞職だと思いました。でも違った。小選挙区と比例代表の重複立候補も問題。そんな人が、海江田氏の責任を言う資格があるんですかね」(衆院選で落選した前議員)
民主党の単独再生はいばらの道だ。7月の参院選も「民主党というだけでノーだった。今後、野党協力を進めて野党結集で戦うしかない」(落選した前参院議員)という見方も強い。大畠氏は労組出身で連合色が濃く、海江田・大畠ラインの結集はリベラル志向で進むだろう。
これに対し、野田氏は「日本維新の会など保守勢力と再編志向がある」(民主党幹部)とされ、最近の党内の動きは面白くないだろう。だが、大畠氏周辺は「そんなことを言っている場合か」といい、こう続ける。
「この期に及んで、民主党の立場が分かっていない。大畠氏は全野党を回り『毒まんじゅうを食ってでも協力体制を作らなきゃダメだ』と思い詰めている。野田氏はなぜ、『小異を捨てるのはいま』と言えないのか」
内紛を抱えたままの民主党。再生の道は限りなく遠い。 (政治ジャーナリスト・鈴木哲夫)
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。