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「数カ国が新兵器開発を競っているとのことだが、日本が最初に完成し使用すれば、他国も全力を傾注して完成させ使用するだろうから、全人類を滅亡させることになる。
それでは、人類滅亡の悪の宗家に日本がなるではないか。
またハワイに投下する計画とのことだが、ハワイには日本の同胞が多数移住し、現地アメリカ人民と共に苦労し、今日を築きあげたところだ。
そのような場所に新兵器を使用することには賛成できない。」(昭和天皇)
「終戦の季節」がやってきた。
もし、「日本人」だったら参考リンクの「鄭春河さんの遺稿」を読んでください。
■考察の杜から
http://www.sun-inet.or.jp/usr/hiro7733/public_html/general/general_WAGYOU_LABEL.html
・・・
天皇の「原爆に対する態度」を著した資料がある。
1.『昭和天皇』 出雲井晶(いずもいあき)著 日本教文社
2.『日本・原爆開発の真実--究極の終戦秘史』 五島勉(ごとうべん)著 祥伝社
3.『天皇の真実』 河内正臣(こうちまさおみ)著 たま出版
これらの情報源は、昭和20年(1945年)2月当時、海軍航空本部の嘱託、ウラン情報担当だった『岩田幸雄』氏である。
彼は、陸軍大臣『杉山元』(すぎやまはじめ)宅で聞いた極秘の話を故あって公表した。(文末資料:p193)
資料「1」の中に、こんなエピソードがある。
昭和20年2月
『杉山元』元帥が、私邸に来ていた岩田氏にこう言った。
「岩田君、君は軍籍のない一民間人であるにもかかわらず、この戦争では日本軍のため挺身して偉大な貢献をしてくれ心から感謝している。
その労苦に報いるためにも、一日も早く新兵器を開発し、劣勢を挽回すべく懸命の努力をしていたが、事情があって残念ながら『新兵器』製造は中止した。
実は『御上』から強いおしかりを受けたのだ。」
・・・
ここで、『新兵器』とはもちろん『原爆』である。
そして『御上』とは、『昭和天皇』であった。
岩田氏は、「記録映画」を使って、杉山元帥に各国の原爆開発事情を伝えていた。(この映像は秘密の記録だった)
それを見た元帥は、こう語ったという。
「自分としては猶予は赦されず、製造を急がせていた。そして完成すれば、最初『ハワイ』に落とし、その威力を示し、戦況を日本軍有利に導く計画であった」
ところが、「横やり」が入ったというのだ。
日本の原爆開発が本格化した頃、当時の首相、『東条英機』がその旨を昭和天皇に上奏した。
彼は、「起死回生の決定打として、天皇に喜んでいただける」・・・と思っていたようだ。
しかし、
昭和天皇は『意外に強い口調』で反対されたという。
「数カ国が新兵器開発を競っているとのことだが、日本が最初に完成し使用すれば、他国も全力を傾注して完成させ使用するだろうから、全人類を滅亡させることになる。
それでは、人類滅亡の悪の宗家に日本がなるではないか。
またハワイに投下する計画とのことだが、ハワイには日本の同胞が多数移住し、現地アメリカ人民と共に苦労し、今日を築きあげたところだ。
そのような場所に新兵器を使用することには賛成できない。」
・・・
叱責を受けた東条は、杉山にこう言った。
「天皇陛下のご意志に反することはできない」
しかし、杉山元帥はこう主張した。
「敗戦となれば日本が滅びてしまい、全てを無くしてしまう」
その論理はこうである。
「参謀総長の立場にある者として、日本を敗戦に導くことはできない。
戦争とは結果において勝利を得ることが肝要であり、今の日本は手段を云々できるときではない。
勝てば天皇にお喜び頂けるに違いない。そして天皇が希求される世界平和を実現できるではないか」(上記資料1)
しかし、東条とは平行線だった。
杉山は、参謀総長を東條に譲って退いた。
ところが、彼がカムバックする機会が訪れる。
同年7月
東条内閣総辞職後、『小磯国昭』内閣が誕生する。
杉山元帥は再び入閣し、陸軍大臣となった。
彼は秘密裏に、再度原爆開発を急がせた。
ところが新兵器を積むロケットの燃料製造過程で誤爆事故が突発。
天皇陛下の耳に入った。
杉山元帥は、こう述懐する。
「天皇陛下から呼ばれた私は、『まだやっていたのか!』と強く叱責され、まことに面目なく、これ以上開発を進めることはできなくなった。
私は、日本が勝っても負けてもこの責任は取る覚悟だ。例え勝てたとしても天皇陛下の大御心(おおみごころ)を煩わせた罪は万死に価いする。
さらに多くの部下を死に至らしめた責任から逃れることはできない。
ここで話したことは誰にも話さないでくれ給え。この事を知っている者は、天皇陛下と東条と自分だ。」
・・・
杉山元帥は、敗戦直後自決した。
天皇は『未来』を見据えていた
大祭司天皇は、日本の神『ヤオヨロズ』の霊を受けて話す。
日本の運命は、悪魔に誘われ大陸に進出した時、すでに決していた。
それを予感していた昭和天皇は、御前会議でもこう言って抵抗していたのだ。
「大陸には出るな」
しかし、軍部の勇み足がそれを無視して暴走した。
外国には、天皇をヒトラーと同一視するような勘違いがあった。
しかし、天皇が政治に介入できたのはわずか三回だけである。
(1) 2.26事件 (「近衛軍を率いて鎮圧する」と言って激怒)
(2) 「張作霖爆殺事件」(天皇は激怒し、内閣が倒れるに至る)
(3) 終戦の決断 (原爆後も「本土決戦」を唱える軍部を押さえた)
それ以外はほとんど、陸軍を中心とする勢力によって押し切られていたのが実態である。軍部が力を握った日本の政治システムで、天皇個人の意向は生かされなかった。
これこそが「日本暴走の図式」である。(天皇の口を封じれば、危機が訪れる)
結局、天皇の原爆製造に抵抗する言葉は、遠い未来・・・日本が苦難を乗り切った後の世に向けた言葉だった。
そしてその姿勢は、ずっと一貫して変わらない。
昭和天皇の「核拡散防止条約」(核防条約)への強い関心は、この精神が産み出したものだ。それは、日本が「核を使う国」として汚名をはせ、日本の神ヤオヨロズの嫌悪を引き起こさないための措置だった。
「核を使う者、核に滅ぶ」
やがて、その因果が世界に知られる日が来るだろう。
その時、日本になぜ「核開発阻止」の力が働いたかが理解される。
それは、民族を護る神ヤオヨロズの先見の明であり、救いだったに違いない。
(資料・昭和天皇の極秘指令:6章 講談社)
<参考リンク>
■原爆開発中止を命じられた昭和天皇 1
http://www.nicozon.net/watch/sm10961050
■大東亜戦争に勝利した日本
http://nezu621.blog7.fc2.com/blog-entry-510.html
■大東亜戦争 名言集 - YouTube
http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=EpZOYRxbjHs
■日本を取り戻そう・・・鄭春河さんの遺稿
http://nezu621.blog7.fc2.com/blog-entry-1130.html
■鄭春河さんの遺稿
http://nezu621.blog7.fc2.com/blog-entry-1659.html
※真実の歴史・戦後戦中政治
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