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2013/8/6 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ
堺市長選で決まる橋下の運命
橋下徹・大阪市長率いる「日本維新の会」が“本丸”の大阪で赤っ恥をかいた。維新が9月15日告示、29日投開票の堺市長選への出馬を要請していた読売テレビの清水健アナウンサー(37)がきのう(5日)、出馬拒否を明言したのである。
幹事長の松井一郎府知事らが「非常によい人物」などとさんざん持ち上げていたにもかかわらず、袖にされた格好。全国から候補者が殺到した昨年末とはエライ違いだ。裏を返せば、維新の“お膝元”である関西でも勢いが止まったということだ。
その上、重要なのは、維新にとって今度の堺市長選は単なる首長選ではないということ。堺市は維新の会共同代表の橋下徹・大阪市長がブチ上げた「大阪都構想」の一角を担う。市長選で負ければ都構想そのものが頓挫する。
「『大阪都構想』は大阪府と大阪市、堺市の政令指定都市を統廃合し、新たな自治体をつくる案です。橋下市長は2015年4月までの移行を目標としているが、住民の反対運動などで制度設計すら進んでいません。既に立候補を表明している現職の竹山修身・堺市長は『大阪都構想』に反対の立場。もし、竹山市長が勝ったら、維新はニッチもサッチもいかなくなります」(大阪府政担当記者)
そんな状況にもかかわらず、市長選告示まで残り1カ月に迫った今も擁立候補が決まらないのだ。かくなるうえは、と昨年末の総選挙で初当選した衆院議員の東国原英夫の出馬も検討されているという。
維新が消える「9・29」投開票日が迫っている。
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