操作に慣れたヘリなら、かなり際どい飛行や運用が兵器で行われているだろう。
単純に事故率が“高い低い”なんて比較（評価）はまったくナンセンス極まりない。

だいたい、オスプレイへの“不安感”は、あの形状を見て直感する通りだ。
巨大なエンジンで巨大なプロペラをぶん廻し、本来“飛行”に適さない形状を無理して空に浮かべている。
（故にオイルの大喰らいであり、航続距離を稼ぐために燃料タンクを大きくすれば尚更バランスが悪くなる悪循環）
飛行モードからヘリモードに遷移する際の航空力学的な無理や、半前進翼機的形状から来る“翼端剥離”の制御など、
“電子的アビオニクス”に頼らなければまともに飛ぶことはとても適わない。

飛行機は本来“自立して安定する”形状を旨とすべきで、ヘリなどは替わりに“オートジャイロ”機能を要求される。
如何なる航空力学的な洗練とはかけ離れた、この空飛ぶ“ガマガエル”が、宿命的に追う“欠陥”を危惧するのはあまりにも当然であろう。

離着陸時の音（低周波振動）や爆風などは、この機体が本来持つ“不具合”の些細な現象に過ぎない。

書き出しの４行、以下のように訂正します。

×（誤）：　そもそもが、“蛮用”を以ってナンボの軍用機が、専門家の万全以上の整備を行い、
　　　　　　飛行する際の条件を慎重に慎重を重ねて選び、ジュク（熟練パイロット）が慎重を期して操縦しつつ、
　　　　　　“現在の事故率”が成り立っているのだ。
↓
○（正）：　そもそもが、“蛮用”を以ってナンボの軍用機である。
　　　　　　オスプレイの配備・運用に当っては、専門家の万全以上の整備を受け、
　　　　　　飛行する際の条件を慎重に慎重を重ねて選び、ジュク（熟練パイロット）が慎重を期して操縦しつつ、
　　　　　　“現在の事故率”が成り立っているのだ。

航空機は“航空力学的洗練”を以ってナンボの存在です。

住宅地をのべつまくなしブンブン飛び回るオスプレイと、
敵地侵入を旨とする“忍軍”たるラプターを、同じ遡上で話したら、
基地周辺に住み、妊娠・出産・子育てをする方々に“申し訳”が立つんですか？？？

空を飛ぶ機械の“航空力学的洗練”の問題を言ってるんです。
極論すれば、電子制御の支援を失ったとき、“空中で安定”を維持する能力です。
そんなものは必要ない、というのひとつの見解でしょうが、私は同意しません。

それと、基地周辺（民間人がいる場所で）の運用の指摘はスルーですかね？
こここそが、私のコメント（意見）の要諦なんですが。

それとラプターの運用に関して、どう“敵地侵入”がしないって言い切れます？
貴方は米軍の戦術作戦関係者ですか？
ライトトニング�Uほどでは無いにしても、ラプターは“対地攻撃能力”を持っています。
例えば、通常の戦闘爆撃機やライトニング�Uが実線で役に立たない事が判明したとき（その可能性は高い）
本来の任務以外の“地上の戦術目標”への爆撃を実施しない、と断言できますか？
また、インターセプトを考えるなら、あんな長い航続力も必要ありません。
種々の任務での“敵地（制空権外）侵攻”を視野に入れてこその能力です。

それに、私が言いたいのは、ラプターとオスプレイの、不断の訓練活動のシーンの話しです。
隠し、極力飛ばさない事を主眼とするステルス戦闘機と、基地周辺を“訓練”名目でブンンブン飛び回るプロペラ輸送機を
“一緒にしないで”って話しですよ？
お分かりですか？？？

＞F16やF2やその旅客機が運用される周りに民間人はいないのか？

“旅客機”の話題は別問題でしょう。
さらに私はオスプレイの“特殊性”（構造や騒音）を主問題にしているのです。
そしてオスプレイは沖縄基地問題の“象徴的”事象です。

ヘリがいい、ジェット戦闘機が悪い、というレベルの話しではありません。
それを“事故率”のみを論点に正当性を主張する輩がいるから反論しているまでです。

＞「米国の戦闘爆撃機や多目的機が戦場で役にたたない」
なんてシチュエーションは考えにくい

ここでその議論をするつもりはありません。
“仮想敵国”は安価な汎用機で『飽和攻撃』をかけてくるでしょう。
コチラがいかにタイムリーに戦力を集中できるか、に掛かっています。
さらに、初期の基地攻撃によって私は戦力の半数は“飛べずに破壊”されると想定しています。
希望的観測から楽観して戦略・戦術を組めば、あなたの仰るとおりです。
が、戦争（戦闘）とは常に“最悪”を相手うするもではありませんかね〜

＞でもそれはね、敵地侵攻なんてもののためにあるんじゃない
すべては「航空支配」のためにある

だから、その航空支援が“自国の領土”あるいは“制空権下”に限られたものだと断定できるのですかー！？

で、事の要点はそこでは無い。
ラプターのようなステルス（秘匿）戦闘機が、めったやたらと基地周辺を飛び回り、
地元住民の“迷惑と心配”の元にならねーべ、って話し。

ま、この話題は面白いので、再度コメントします。
私の慇懃な言葉使いはご容赦ください。