http://www.asyura2.com/13/senkyo152/msg/186.html
Tweet |
「日本では米国が好きと答えた人が69%」という衝撃的ニューズに呆れながらも、また原爆記念日がやってきた。安倍晋三にしゃべらせる式典に何の意味などないのだろうが、空疎な戯言にも我慢すべきという式典なのだろう。
南京事件を提灯行列で祝った日本低国民だが、原爆2発食らってアジアからは万歳で祝われた。2000万人の犠牲者がいるアジアで当時はとっさに万歳で応じるのは致し方ないが、今でもその思考では駄目なのはいうまでもない。原爆投下では多くの外国人もまた被爆したからだ(朝鮮人、中国人、台湾出身者、東南アジアからの留学生、米国人・英国人・オランダ人・オーストラリア人・ジャワ出身者らの捕虜ら・・・)。
さて今現在、強欲企業の企業独裁に世界は邁進しつあつあるが、そう企業独裁ファシズムを企む1%の富裕層のその中の1%でもある英国王室の赤ん坊を日本低国では目出度くも無批判にニューズで垂れ流していたが、その最中に「英国が広島での原爆使用に同意」というニューズも飛び込んできたわけだ。愚劣な大金持ち犯罪者を仰ぎ見る愚民にはまことに痛いニューズではあるが、愚民ゆえそんなささいなことには気にしないわけ。
皮肉なことに原爆使用に関しては「鬼畜米英」はずーっと正しかったわけで、日本低国民の変わり身のすばやさ、浮気癖の末路「米国大好き病」という不倫行為ははずべきこととなった。もちろん毎日の殺人が公共事業のイカレタテロ国家米国を好きだというのだから、日本低国民が変質者であることは当然で、私たちは殺人狂時代を無自覚に生きているわけだ。
というわけだから、石原慎太郎や橋下徹などのゴロツキに熱狂し、弱い者イジメにも熱狂し、生活保護バッシングを本分とする自民党が支持政党第一というのもうなずけるわけだ。いったい日本低国の貧乏人はどうしちゃったのだろう?
時代は企業独裁――。それがほぼ完成したであろうテロ国家アメリカの意のままに日本低国も企業独裁を目指すのだろう。放射性物質を垂れ流しなら原発再稼働を企む東電、それなのにほとんど怒らない日本低国民。労働者年収100万円をほざいたユニクロが即座につぶれない日本低国。強欲拝金主義者に好き放題の暴言をされてもなぜ怒らないのだ貧乏人?
というわけで、多数の貧乏人がこのままでは企業独裁を防ぐ手立てがない。ましてや
「原爆使用の鬼畜米英」にさえ怒らない貧乏人に何を期待する?
絶望と諦念が入り交じる憂鬱な夏は今年もただ通り過ぎるだけだ。
▼英、広島での原爆使用に同意 投下1カ月前、米側へ公式表明
2013年8月4日 17時29分
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2013080401001711.html
米国が広島に原爆を投下する約1カ月前の1945年7月、英政府が米側に対し、日本への原爆使用に同意すると公式に表明していたことが4日、機密指定を解除された米公文書で裏付けられた。原爆投下に米国の同盟国である英国が深く関与し、両国の「共同決定」として対日使用された側面が浮かび上がった。
日本は唯一の被爆国でありながら、こうした事実は一般にはほとんど知られていない。
英国が政府として日本への原爆使用に公式に同意したのは、第2次大戦末期の45年7月4日にワシントンで開かれた原爆開発協力をめぐる合同政策委員会(CPC)の会合。
(共同)
▼日本の“米寄り”突出 米中好感度の国際比較
2013年7月19日 09時20分
http://article.okinawatimes.co.jp/article/2013-07-19_51842
【ワシントン共同】好きな国は米国か中国か―。米調査機関ピュー・リサーチ・センターが18日発表した米国と中国に対する好感度調査で、日本が37カ国・地域中、突出して米国寄りとの結果が出た。中国に好感を持っている人の割合が最も低かったことが原因。同センターは領土をめぐる日中の対立が背景にあると分析している。
日本では米国が好きと答えた人が69%だったが、中国が好きとの回答は5%にとどまり、その差は64ポイント。イタリア(48ポイント)や韓国(32ポイント)などを引き離した。
対照的にパキスタンでは中国好きが81%、米国好き11%と、中国が逆に70ポイント差をつけた。
各国の結果を総合すると、米国が好きとの回答は63%、中国は50%と米国がやや優勢。対米好感度が最も高かったのはフィリピン(85%)、対中好感度はパキスタンとマレーシア(それぞれ81%)が高かった。
*******
原爆でやり返す
もちろん言うまでもなく反植民地運動や反占領運動で侵略者などに核兵器を使う馬鹿などいない。オバマの妄想(抵抗運動→テロリスト→核を使う)につきあうのも難儀だが、オバマの言うテロリストに核兵器がわたる可能性も確率的にはほぼ皆無だし、第一、そのテロリストやらが核兵器に興味を示していない。
それに関連して、ここでは「原爆でやり返す」について考察する。
まず以下の「原爆投下を『日本の植民地支配から解放した』と肯定する考え」がアジア人にあることの確認。ここではブログの内容は問わない。
▼スティーブン・リーパー広島平和文化センター理事長 「原爆投下を『日本の植民地支配から解放した』と肯定する考えが根強い中国人や韓国人の意見を聞いて原爆資料館の展示内容を見直します」
中国新聞 2007年5月31日付 内政・総合(3面)
http://nanashiotoko.blog75.fc2.com/blog-entry-111.html
******
“当時”は、原爆投下にバンザイしたアジア人がいて、それに驚く日本人には、アジア人(ここでは中国人)としては南京大虐殺を祝う提灯行列をした日本人でも指し示せば良かったのだが、原爆の実相を知った“今”となっては、バンザイした両手を地面に叩きつけて恥じ入るかも知れない。どうして!?だって、原爆の犠牲者には中国人もいた!
原爆投下では多くの外国人も被爆した。朝鮮人、中国人、台湾出身者、東南アジアからの留学生、米国人・英国人・オランダ人・オーストラリア人・ジャワ出身者らの捕虜ら(長崎で400人近くが被爆して60〜80人死亡、広島で米軍捕虜10数名死亡)である。なかでも圧倒的に多かったのが朝鮮人で、広島では、当時5万人以上の朝鮮人が居住していて、被爆者約4万8千人、うち1年以内に死亡もしくは行方不明者、約3万人。長崎では、朝鮮人被爆者約2万1千人、うち約1万人が死亡。中国人(強制連行など)は広島で16人が被爆、うち5人が死亡、長崎では33人が被爆し、全員死亡。台湾出身者は長崎で24人被爆して死亡。広島では「南方留学生」(フィリピン・ジャワ・スマトラ・ボルネオ・マラヤ・ビルマ)20人余りのうち8人が被爆、2人死亡・・・、その他神父などでカナダ人・ポーランド人・ドイツ人・白系ロシア人などが被爆(吉田敏浩『反空爆の思想』(NHKブックス)参照)。
この実相を知れば、「日本は唯一の被爆国」などというのはただの戯言でしかないことに気づくはずである。被爆死した多くの外国人を、人体実験にされた多くの日本人・朝鮮人の付随的被害者だっと割り切れる人がいるのでしょうか?
次に、運良く生き残ったヒバクシャはどうやって死んでいくのか?ゆっくり死んでいくヒバクシャは身近でがん死する患者の闘病生活を見ればよいし、数ヶ月で死んでいくヒバクシャの実相は、以下の<被爆治療83日間の記録 NHK取材班(岩波書店)>でも読めばいい。
▼被爆治療83日間の記録 NHK取材班(岩波書店)
http://www8.plala.or.jp/grasia/dokushyo/JCO/Hibaku2.pdf
じゃあ、こうやって悲惨極まりのない原爆の実相を知ったとして、以下のように<タリバンは何とかしてニューヨークで原爆を爆発させたいと、痛切に願っていることでしょう>と書けるものなのか?
▼ 志村建世のブログ
「貧者の兵器とロボット兵器」を見る
http://pub.ne.jp/shimura/?entry_id=3161813
・・・でも、その理想の兵器を使われる側にとっては、限りない憎悪の対象となります。墜落した無人機を、タリバンが斧を振るって破壊しているビデオを見ながら、アメリカ兵は愉快そうに嘲っていましたが、タリバンは何とかしてニューヨークで原爆を爆発させたいと、痛切に願っていることでしょう。・・・
******
私は以前、天木直人のブログに怒り、反植民地運動が核を使用することなどあり得ないと書き、パレスチナの若者が核でやり返すともし発言したのなら、それは原爆への無知のためだとも書いた。しかし原爆を知っているはずの筆者はなぜ、<タリバンは何とかしてニューヨークで原爆を爆発させたいと、痛切に願っていることでしょう>と書いてしまうのか?私は不思議でならない。もちろん筆者がヒロシマ・ナガサキの報復として、原爆をニューヨークへ落とす願望を持っていれば、その思いをアフガン人に投影したと思えば納得もできる。しかし、そんな仇討ちの思いなど露ほどもなくて(日本の反核運動が反米運動になる可能性は米国のスパイである日本テレビの正力によって潰された)、被害の甚大さにみあう報復として、それもアフガン人の願望として原爆を持ち出すのは、二重の錯誤である。こう書いてしまうのは、察するに筆者もオバマの詭弁(抵抗運動→テロリスト→核を使う)にだまされているからで、そうであるなら軽率に「原爆でやり返す」の類の言葉を書いてしまうのだろう。権力者が妄想を煽り民衆をだますのは常だが、民衆はそれにだまされてはならない。原爆を良く知り、<タリバンは何とかしてニューヨークで原爆を爆発させたいと、痛切に願っていることでしょう>などという妄想は書いてはならない。
さらに現実は耐え難く、テロ国家米国などの侵略で大量の劣化ウラン弾がアジアなどにばらまかれ、多くのアジア人がヒバクシャとして日々苦しみ、日々死んでいる。この現実を前にすれば、「原爆でやり返す」などの類の言葉はテロ国家のみが小躍りする戯言であることは明白である。だって抵抗運動だって原爆を使うのである。ならばテロ国家はもちろん使うし、いつまでも劣化ウラン弾をばらまきつづけヒバクシャを作り続ける・・・
▼朽ちていった命―被曝治療83日間の記録 (新潮文庫)
http://www.amazon.co.jp/%E6%9C%BD%E3%81%A1%E3%81%A6%E3%81%84%E3%81%A3%E3%81%9F%E5%91%BD%E2%80%95%E8%A2%AB%E6%9B%9D%E6%B2%BB%E7%99%8283%E6%97%A5%E9%96%93%E3%81%AE%E8%A8%98%E9%8C%B2-%E6%96%B0%E6%BD%AE%E6%96%87%E5%BA%AB-NHK%E3%80%8C%E6%9D%B1%E6%B5%B7%E6%9D%91%E8%87%A8%E7%95%8C%E4%BA%8B%E6%95%85%E3%80%8D%E5%8F%96%E6%9D%90%E7%8F%AD/dp/4101295514
▼爆心地の連合軍捕虜〜オランダ兵士たちの戦後史〜
http://www.nhk.or.jp/peace/library/199085.html
▼核保安サミットの「から騒ぎ」、イスラエルの核はどうする?
http://democracynow.jp/submov/20100414-1
・・・
『原爆妄想:ヒロシマからアルカイダに続く核の空騒ぎ』の著者ジョン・ミューラー教授は、核原料の封じ込めは無駄ではないとしながらも、テロリストに核をわたさないことが最重要の緊急課題であるというオバマの見方には疑問をはさみます。現実には核兵器がテロリストの手にわたる可能性はきわめて低く、彼らが核兵器にさほど関心を示している様子もないからです。
*****
以下は動画から――
☆ジョン・ミューラー:テロリストの手に核がわたる可能性は極めて低い。米国に小惑星が衝突するのと同じ程度の確立です。35億分の1ぐらいでしょう。
・・・
★「ずさんな」核の入手がなぜ困難なのですか?
☆ジョン・ミューラー:「ずさんな」核など存在しないからです。核兵器を入手しても多くのロックがかかっている。はずせる人はほとんどいません。例えばパキスタンでは核兵器を分散保管しているので、別々の場所で手に入れたものをうまく組み合わせて合体する必要がある。作動方法を知る人はほんの少数です。設計者でさえ知りませんし、保管者も知りません。おまけに核爆弾はロックされていて、へたにいじると、普通の爆発を起こし、核爆弾は壊れてしまう。だから危険は極めて少ないのです。
★テロリストは核兵器の所有をさほど望んでいないとお考えですね。情報機関の報告は逆のようですが?
☆ジョン・ミューラー:情報機関の報告を読めば、テロリストの関心は極めて低いことが分かります。もて遊ぶことはたまにあるようです。例えばアフガニスタンでアルカイダの過激派が大量破壊兵器を欲しがり化学兵器を開発しようとした。ビンラディンは承認したが資金は出さなかった。2001年に侵攻した米軍が見つけた資料よるとアルカイダの大量破壊兵器予算は総額たった2千ドル。その後改善したはずがない。アルカイダには核兵器どころか化学兵器の技術者もいません。
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。