http://www.asyura2.com/13/senkyo152/msg/158.html
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「マレーシア帰りの甘利TPP担当相がTPP交渉守秘義務の異常さを暴露!!
マレーシアで開かれている環太平洋連携協定(TPP)の交渉会合に合流するため、鶴岡公二首席交渉官が7月22日にマレーシアに向けて出発した。日本政府は、今回の初会合に約100人の交渉団を派遣した。
交渉会合自体は15日からマレーシア東部コタキナバルで開かれたが、日本は23日午後から正式に合流した。日本が重視するコメ、麦などの農産品の重要5品目の関税維持などを主張する機会を探ったそうだが、情報は明らかになっていない。
晴耕雨読さんの記事( http://sun.ap.teacup.com/souun/11665.html )で知ったが、甘利TPP担当相は、この交渉後にテレビ番組でTPP交渉の異常極まる秘密主義を自ら暴露している。
下記はその動画サイト。(3分もないので是非ご覧になっていただきたい)
例えばTPPには発効後4年間の守秘義務があるが、甘利TPP担当相は、この守秘義務を破ると“即退場になる可能性がある”と明言している。即退場になるとは、相手が何を言ったか、自分が何を言ったかも含めて、交渉内容を他に漏らした場合である。
このような厳しい守秘義務が冠されている理由を司会者に問われたとき、甘利氏はおよそ「情報が漏えいすると、利害関係者が周囲にたくさんいるので、賛成だ、反対だがあまり出てきて動きが取れなくなる。現にWTO(世界貿易機関)でもそういう状況が出ている。」と答えている。
TPPに関しては、守秘義務が厳しいなどというレベルをはるかに超えている。
これは秘密結社の地下会合における血の儀式に等しい異常さがある。
このこと自体が従来の国際的な貿易条約とは全く異質で危険なものなのであることは、常識的な分別を持つ人なら自明のことだ。。
甘利大臣が“周りにたくさんの利害関係者がいるので”と語った、この利害関係者(ステークホルダー)とは、間違いなく企業関係者であり、それもほとんどが多国籍企業と共有利益を有する利害関係者なのである。
国境を越えたクロスオーバーな利害関係者とは、例えば我が国でいうなら有力な輸出型企業のオーナーなどであろう。この事実は、TPPの交渉内容が圧倒的に彼らを利する内容に満ちているからであり、それが外に漏洩されて各国の非利害関係者たちの熾烈な反対を招くことを防ぐためにある。
甘利氏によれば、一切の交渉内容は、その交渉経過や結果も含めて、厳重な守秘義務が課されている。しかも、その交渉結果は文書では渡さずに口頭だけだそうである。
甘利氏は自分が体験した通商交渉のなかでも最大の厳しい縛りだと驚いているが、“甘利は甘すぎる”と言いたい。
この件は、守秘義務が厳しいとか甘いとかいうレベルをはるかに超えていて、異常そのものだ。
山賊や海賊が効率よく各国から収奪するために、勝手に貿易協定という名の秘密ルールを設定しておき、中身を見せずに協約を結ばせる。一部の人間には交渉上、仕方なく中身を見せても厳重な守秘義務を課す。後に、ふたを開けてみたら、その協約内容は“盗賊による盗賊行為を合法化”したものだったということになる。
これがTPPの本質なのに、甘利氏ら推進派は、いまだに国際協約という文脈で捉えている。神州の泉はグローバル条約と国際条約は全く異なるものだと何度も言っている。TPPは公平な国際条約などではなく、多国籍企業群だけが各国から有利に収奪できる枠組みを仕込んだ罠である。
この罠を仕掛けるために“国際法”を凝らしているだけである。
この巨大な詐術に化かされてはならない。
TPP参加は国と民族の未来を失う悪魔の分水嶺なのである。
●マレーシア帰りの甘利TPP担当相が正直に語ったこと
「発効後には4年間絶対秘密」
「破れば退場もある」(明日から来なくてもよい)
「交渉官にも守秘義務かける」
「大臣、副大臣、政務官でも情報アクセスに制限」(アクセスできる人物であっても、この人は7割まで、この人は2割までとか、制約が掛けられているとか)
「肝に当たる内容は文書では渡さずに口頭で」
「他の貿易交渉ではかつてないほどの厳しさだ」。
TPP交渉ホスト側は、破れば(内容をリークすれば)退場もあると言っているのだから、政府関係者は一刻も早く内容を思いっきりリークして、この盗賊条約TPPから退場するべきだ。」
http://shimotazawa.cocolog-wbs.com/akebi/2013/08/post-96ef.html
関連
甘利TPP担当相に問う TPPの秘密主義/TPP交渉の秘密性に国民的反撃を
http://www.asyura2.com/13/senkyo151/msg/880.html
投稿者 gataro 日時 2013 年 8 月 03 日 10:24:37: KbIx4LOvH6Ccw
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