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2013年8月4日8時26分 朝日新聞
【藤田知也】政府の環太平洋経済連携協定(TPP)対策本部は3日、ブルネイで22日から始まるTPPの交渉会合で、コメなど「重要5項目」の関税を守りたいと主張するのを見送る方向で調整に入った。各国が関税撤廃の例外にしたい品目についてどんな主張をしているのか、はっきりしないためだ。
重要5項目は、当面態度を示さない「留保」扱いとし、関税撤廃の例外にすべきだと主張するのは9月以降の会合になる見通しだ。
対策本部は4、5の両日、埼玉県内で「合宿」する。鶴岡公二・首席交渉官ら約100人が集まり、約9千の輸入品目のうちどの品目の関税を撤廃するか、絞り込み作業をする。次回会合では9千品目について、(1)関税を即時撤廃する品目(2)一定期間をかけて撤廃する品目(3)扱いについて示さない「留保」とする品目、の3種類に分けて交渉にのぞむ。
関税を守る「聖域」扱いを与党が求めている「重要5項目(コメ、牛・豚肉、乳製品、麦、砂糖の原料)」の586品目は、日本が過去に関税撤廃したことがない鉱工業品などとともに「留保」とし、態度を表明しない方向だ。
主要閣僚会議を今月中旬に開き、交渉方針について確認する。
日本は先月のマレーシア会合の途中から交渉参加した。だが、関税について協議する分科会には参加できなかったため、米国が関税撤廃を拒む砂糖をはじめ、各国が関税撤廃の例外にしたい品目についてどう主張しているか、把握しきれなかった。
ただ、関税をめぐる交渉は遅れており、個別の品目のやりとりは9月下旬以降から本格化する見通しだ。政府としては、次回会合で各国の関税をめぐる主張を見極めたうえで、重要5項目の例外扱いを求めていく方向だ。政府関係者は「まずは確実に関税を撤廃できる品目だけを各国に示し、交渉に入る」と説明する。
■TPP交渉は「年内妥結」をめざす
7月23日 マレーシアで開かれた交渉会合に日本が初参加
8月1日 政府のTPP主要閣僚会議でマレーシア会合の報告
4日 埼玉県入間市の研修所で交渉官らによる「合宿」(5日まで)
13日 2度目の合宿(15日まで)
中旬 TPP主要閣僚会議で次回会合の交渉方針を確認
22日 ブルネイで19回目の交渉会合開始(30日まで)
9月下旬 20回目の交渉会合?
10月上旬 TPP首脳級会議(インドネシア)で大筋合意?
12月 交渉妥結?
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