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堀内恒夫氏
2013.08.02
http://www.zakzak.co.jp/sports/baseball/news/20130802/bbl1308020742005-n1.htm
自民党の中村博彦参院議員(比例代表)の死去で繰り上げ当選になると、久々に注目を集める堀内恒夫氏(65)。栄光のV9巨人のエースから一変、波瀾万丈だった巨人監督時代を思うと、特別な感慨がある。
「巨人軍史上、初の優勝経験なしの監督」という不名誉なレッテルが、『巨人・堀内監督』には貼られている。初年度の2004年3位、2年目の05年は球団史上8年ぶりBクラス転落の5位。3年契約で1年残っていたが、潔く自ら引責辞任している。その際に一番心配したのは、山本功児ヘッドコーチの再就職先で、自ら仲介した。
元V9戦士のOBたちはそんな堀内氏に口をそろえてこうエールを送っている。「高橋由伸の4番案など、生え抜きの主力選手を中核にしたV9巨人を再現しようとしたホリのチーム再建策は絶対に間違っていない。ホリに全く責任はない。悪いのは、巨人をガタガタにした清原とそれを阻止できなかったフロントだ。ホリは貧乏クジを引かされただけだ」と。
核心を突いている。04年オフに清原一派を追放しようとしたが、フロント首脳は機能不全。「チームの編成権は監督にあるのか、フロントにあるのか」と球団事務所に殴り込みをかけ、05年まで契約があることを盾に残留を直談判する清原に、球団は白旗を揚げた。
そもそも監督就任からして「巨人の監督になることはもうないだろうと思っていた。青天の霹靂だよ」と本人が認める仰天劇だった。監督1年目に日本一になり、長期政権と思われた原辰徳監督がフロント首脳と衝突して、わずか2年間で解任。その後を受けてのまさかの堀内新政権誕生で、渡辺恒雄オーナー(当時)の「グループ内人事異動」発言で物議を醸した。しかも、次は堀内監督から原監督への逆バトンタッチだ。
原第二次政権は「主将・4番・捕手」という1人3役の重責を生え抜きの阿部に託したチーム作りで今季8年目。「内海を育てるなど堀内監督時代の遺産は生かされている」と渡辺球団会長からも堀内政権は評価されている。自民党からの参院選出馬も、同球団会長からの要請だった。
今回、堀内氏が再び脚光を浴び、誰よりも喜んでいるのは、監督時代の苦労を熟知している元V9戦士のOBたちだろう。 (江尻良文)
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