http://www.asyura2.com/13/senkyo151/msg/867.html
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投稿者関口博之
http://d.hatena.ne.jp/msehi/
今回の議論では前シュピーゲル誌編集長のゲオルク・マスコロやジャーナリストのザシャー・ロボの「アメリカ秘密情報機関NSAによってドイツの個人的情報が脅かされているだけでなく、ドイツ民主主義の危機である」という意見と、コル首相の下で秘密情報機関の指揮を務めたベルント・シュミットバウアやバイエルン州内務大臣ヨアヒム・ヘアマンの「NSAのスパイ活動は以前から存在し、テロを防止するためには必要である」と意見が衝突し、白熱していく。
しかし今回の議論の終わりで全く予想もしなかったのは、シュミトバウアが個人情報を脅かす一切の情報活動やスパイ養成施設を拒否しますと断言し、スノーデン発言分析で真実を求め、常に事実を公にして行くことは重要であり、その方法はある筈ですと述べたことである。
シュミットバウアはドイツを象徴する官僚であり、コール首相府で1991年から1998年まで国家大臣として連邦秘密情報機関BNDを指揮し、1992年以降のレバノンやコロンビアの人質事件処理などで008と異名を取るほど世界を股にかけ活躍しており、ザシャー・ロボが怒るように戦犯なのである。
しかし戦犯であるシュミットバウアが、現役を引退しているとはいえ、テロ以外のあらゆる国民の個人情報スパイ活動を拒否し、国民に公開を求めていることに、ドイツの健全性を感ぜずにはいられない。
それは、ドイツに天下りがなく、日本のような巨大な利権構造がないからであり、まさに日本の官僚支配構造欠陥を浮き彫りにしている。
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