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★孫崎享氏の視点ー<2013/08/02>★ :本音言いまっせー!
ナチ関連の麻生氏の発言を聞いて、すぐ浮かんだのは橋下徹氏の発言の
共通性である。
両者に共通しているのは、タブー的なものを破る発言をする、
それで人気を得るという手法だ。
日本全体がお笑い芸人的になっている。何かショッキングな発言、
行動をして、マスコミに報道してもらい、それを人気につなげる手法が
政治家の中に拡散している。
麻生氏の発言を見てみよう。
「護憲と叫んでいれば平和が来ると思っているのは大間違いだし、
改憲できても『世の中すべて円満に』と、全然違う。
改憲は単なる手段だ。目的は国家の安全と安寧と国土、我々の生命、
財産の保全、国家の誇り。狂騒、狂乱のなかで決めてほしくない。
落ち着いて、我々を取り巻く環境は何なのか、この状況をよく見て
ください、という世論の上に憲法改正は成し遂げるべきだ。
そうしないと間違ったものになりかねない。
ヒトラーは民主主義によって、議会で多数を握って出てきた。
いかにも軍事力で(政権を)とったように思われる。全然違う。
ヒトラーは選挙で選ばれた。ドイツ国民はヒトラーを選んだ。
ワイマール憲法という当時欧州で最も進んだ憲法下にヒトラーが出て
きた。常に、憲法はよくてもそういうことはありうる。
今回の憲法の話も狂騒のなかでやってほしくない。
靖国神社も静かに参拝すべきだ。お国のために命を投げ出してくれた
人に敬意と感謝の念を払わない方がおかしい。
いつからか騒ぎになった。騒がれたら中国も騒がざるをえない。
韓国も騒ぎますよ。だから静かにやろうや、と。
憲法はある日気づいたら、ワイマール憲法が変わって、ナチス憲法に
変わっていたんですよ。だれも気づかないで変わった。
あの手口に学んだらどうかね。」(1日朝日新聞電子版)
まず、ナチに関してはドイツにおいて
「§ 130 Public incitement、如何なるものもナチ下において侵された
行動を否定したり、減少せんとするものは罰せられる
(Whoever publicly or in a meeting approves of, denies or
belittles an act committed under the rule of National Socialism
of the type indicated in Section 6 subsection
(1) of the Code of Crimes against International Law,
in a manner capable of disturbing the public peace shall be
punished with imprisonment for not more than five years
or a fine.)とされている。
ナチについて肯定的な発言をすることは、国際社会では現在容認する
ことではない。
それは橋下徹氏のケースで、風俗関係を軍として積極的に利用する
という問題についても同じである。
こうしたタブー破り的発言に共通することは何か。
それはそれによって害をうけるであろう人々への配慮が欠如している
というものである。
麻生氏の発言については、ナチ戦争犯罪者追及の
米サイモン・ウィーゼンタール・センター(40万人の家族会員保持)
は30日「ナチのどの手法を学ぶということが出来るのか」の論評を
掲載した。31日AFPが「麻生副首相はナチの手法から東京は学ぶこと
が出来ると発言」と報道し、AFP報道をうけ、これから世界各地で
燃えるだろう。米国ではハフポストがAFPを転載した。
加えてAFPは「麻生氏はかつて、政府の医療負担を避けるため老人は
早く死ねと言った」と併記:している。
イスラエルの取る措置には2つある。
一つは責任を厳しく追及する。
今一つは貸しを作る。貸しとして、今後親イスラエル的政策を麻生氏
から求める。
後者はイスラエルにとって十分メリットがある。
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