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http://31634308.at.webry.info/201308/article_1.html
2013/08/01 22:41 かっちの言い分
麻生氏は自分のナチス発言で、言った事をきちんと読んでくれれば真意は分かると述べた。また維新の橋下氏は、自分も慰安婦発言で叩かれたせいか、同類相憐れむの感情からか、麻生氏の真意は違うと弁護した。
そこで、麻生氏の発言を前後含めて最も正確に書き起こしている以下の朝日新聞の記事を読んでみた。皆さんもきちんと読んでみて頂きたい。
やはりナチスが合法的に静かに(こっそりと)ナチス体制を構築したように、憲法改正を国民の大多数が気づかぬまま変えてしまえばよいと言っている。さかんに静かにという言葉を使っている。別の言葉としては、「粛々に」と言いたいのだろう。
ナチスは合法的に体制を築きあげたと言いたいようである。自民党も多数を取ったので、まわりがワイワイガヤガヤ言おうが、ナチスがやったように合法的に静かに(粛々と)変えてしまえばいいと読める。
これが麻生氏の本音である。ここまでくれば拙速に行う必要はないということである。現在の状態は麻生氏が考えている状況に近くなってきている。つまり衆参で過半数を取ったので、自民党としては外野がいくら騒ごうが、坦々とかつてナチスがあの体制を知らぬ間に構築して行ったようにやればいいと述べている。心の中では、あんなひどい体制ですらやれたのだから、合法的に国会で決めればナチスのように通るということを言っている。
株高などに惹かれて自民党に投票した国民は、麻生の言っている真意もわからないで、浮かれている。中国と尖閣問題で不測の事態は起きないだろうと高を括っているかもしれないが、事態はそれほど簡単ではない。偶発的な事故で大変なことになる。個人的には、中国は今、日本を挑発して不測の事態を発生させることを意図して領海侵犯をしていると考えている。安倍首相が政権を交代しない限り、今の状態は変わらないと見ている。中国も意地にかけて自分から歩み寄ることはないだろう。
************以下朝日新聞書きおこし*****************
http://www.asahi.com/politics/update/0801/TKY201307310772.html
僕は今、(憲法改正案の発議要件の衆参)3分の2(議席)という話がよく出ていますが、ドイツはヒトラーは、民主主義によって、きちんとした議会で多数を握って、ヒトラー出てきたんですよ。ヒトラーはいかにも軍事力で(政権を)とったように思われる。全然違いますよ。ヒトラーは、選挙で選ばれたんだから。ドイツ国民はヒトラーを選んだんですよ。間違わないでください。
そして、彼はワイマール憲法という、当時ヨーロッパでもっとも進んだ憲法下にあって、ヒトラーが出てきた。常に、憲法はよくても、そういうことはありうるということですよ。ここはよくよく頭に入れておかないといけないところであって、私どもは、憲法はきちんと改正すべきだとずっと言い続けていますが、その上で、どう運営していくかは、かかって皆さん方が投票する議員の行動であったり、その人たちがもっている見識であったり、矜持(きょうじ)であったり、そうしたものが最終的に決めていく。
私どもは、周りに置かれている状況は、極めて厳しい状況になっていると認識していますから、それなりに予算で対応しておりますし、事実、若い人の意識は、今回の世論調査でも、20代、30代の方が、極めて前向き。一番足りないのは50代、60代。ここに一番多いけど。ここが一番問題なんです。私らから言ったら。なんとなくいい思いをした世代。バブルの時代でいい思いをした世代が、ところが、今の20代、30代は、バブルでいい思いなんて一つもしていないですから。記憶あるときから就職難。記憶のあるときから不況ですよ。
この人たちの方が、よほどしゃべっていて現実的。50代、60代、一番頼りないと思う。しゃべっていて。おれたちの世代になると、戦前、戦後の不況を知っているから、結構しゃべる。しかし、そうじゃない。
しつこく言いますけど、そういった意味で、憲法改正は静かに、みんなでもう一度考えてください。どこが問題なのか。きちっと、書いて、おれたちは(自民党憲法改正草案を)作ったよ。べちゃべちゃ、べちゃべちゃ、いろんな意見を何十時間もかけて、作り上げた。そういった思いが、我々にある。
そのときに喧々諤々(けんけんがくがく)、やりあった。30人いようと、40人いようと、極めて静かに対応してきた。自民党の部会で怒鳴りあいもなく。『ちょっと待ってください、違うんじゃないですか』と言うと、『そうか』と。偉い人が『ちょっと待て』と。『しかし、君ね』と、偉かったというべきか、元大臣が、30代の若い当選2回ぐらいの若い国会議員に、『そうか、そういう考え方もあるんだな』ということを聞けるところが、自民党のすごいところだなと。何回か参加してそう思いました。
ぜひ、そういう中で作られた。ぜひ、今回の憲法の話も、私どもは狂騒の中、わーっとなったときの中でやってほしくない。
靖国神社の話にしても、静かに参拝すべきなんですよ。騒ぎにするのがおかしいんだって。静かに、お国のために命を投げ出してくれた人に対して、敬意と感謝の念を払わない方がおかしい。静かに、きちっとお参りすればいい。
何も、戦争に負けた日だけ行くことはない。いろんな日がある。大祭の日だってある。8月15日だけに限っていくから、また話が込み入る。日露戦争に勝った日でも行けって。といったおかげで、えらい物議をかもしたこともありますが。
僕は4月28日、昭和27年、その日から、今日は日本が独立した日だからと、靖国神社に連れて行かれた。それが、初めて靖国神社に参拝した記憶です。それから今日まで、毎年1回、必ず行っていますが、わーわー騒ぎになったのは、いつからですか。
昔は静かに行っておられました。各総理も行っておられた。いつから騒ぎにした。マスコミですよ。いつのときからか、騒ぎになった。騒がれたら、中国も騒がざるをえない。韓国も騒ぎますよ。だから、静かにやろうやと。憲法は、ある日気づいたら、ワイマール憲法が変わって、ナチス憲法に変わっていたんですよ。だれも気づかないで変わった。あの手口学んだらどうかね。
わーわー騒がないで。本当に、みんないい憲法と、みんな納得して、あの憲法変わっているからね。ぜひ、そういった意味で、僕は民主主義を否定するつもりはまったくありませんが、しかし、私どもは重ねて言いますが、喧噪(けんそう)のなかで決めてほしくない。
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