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2013/8/1 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ
麻生副総理の「ナチスの手法に学べ」発言が、とんだ騒動に発展している。
29日に都内の講演会で、「ワイマール憲法もいつの間にかナチス憲法に変わっていた。あの手口を学んだらどうか。(国民が)騒がないで、納得して変わっている。
喧騒の中で決めないで欲しい」と改憲について語ったことに対し、米ロサンゼルスを本拠にする世界最大のユダヤ系人権団体「サイモン・ウィーゼンタール・センター」(SWC)が噛みついたのだ。
現地時間30日(日本時間31日)、SWCがホームページにアップした〈麻生副総理へ、ナチスのどのテクニックを学べるというのか?〉と題した声明文には、SWC副代表で宗教指導者のラビ・アブラハム・クーパー氏の発言が引用され、次のようなことが書かれている。
〈サイモン・ウィーゼンタール・センターは、麻生太郎副総理兼財務大臣に対し、昨日東京で行われた講演での発言の意味を、速やかに明らかにすることを要求する〉
〈ナチス政権のどの「やり方」――民主主義をひそかに無能にするやり方――に学ぶ価値があるのか〉
〈麻生副総理は、ナチス・ドイツの支配力があっという間に世界を地獄に連れ込み、人類を第2次世界大戦の甚大な恐怖に巻き込んだことを忘れたのか。統治をめぐるナチスの第三帝国から引き出すべき唯一の教訓は、権力ある者はナチスのように振る舞うべきではない、ということだけ〉
SWCは、77年に第2次世界大戦でホロコーストに関与したナチス戦犯の追及を続けた活動家サイモン・ウィーゼンタールによって設立された。活動の中心はホロコースト風化防止で、反ユダヤ的発言やユダヤ陰謀論を展開したマスコミに抗議することで知られる。かつて日本では、「ガス室はなかった」という記事を掲載した雑誌が抗議を受け、廃刊になったケースもある。
「ユダヤは世界の金融市場に影響力を持つ。もしSWCの抗議に同調する人たちが巨額マネーを動かせば、東京市場なんてひとたまりもありません」(証券関係者)
麻生副総理は1日、「誤解を招く結果となったので撤回したい」と記者団に語ったが、遅すぎる。菅義偉官房長官は会見で麻生の発言への認識を問われ、「副総理が答えるべき」とまるで他人事だったが、タダじゃすまない。
◇
麻生副総理 「ナチス政権例示」発言を撤回
麻生副総理兼財務大臣が憲法改正についてドイツのナチス政権を引き合いに「あの手口に学んだらどうか」などと発言したことに対し、国内外で批判が広がりました。危機感を強めた総理官邸からの指摘を受けて、麻生氏は1日、発言を撤回しました。
麻生氏は先月29日、東京都内で開かれたシンポジウムで、憲法改正について「ドイツのワイマール憲法は、ある日気がついたらナチス憲法に変わっていた。誰も気づかないで変わった。あの手口に学んだらどうか」などと発言しました。これは、憲法論議は静かな環境のもとで進めるべきだという認識を示そうとしたものとみられますが、ナチス政権の手法を肯定したとも受け取れる発言で、国内外で批判が相次ぎました。
中国外務省は麻生副総理の発言について、「日本の指導者がナチスをまねて憲法改正の手続きを進めようと公然と述べたことは、アジアの近隣諸国と国際社会の日本に対する関心と警戒心を引き起こさざるを得ない」と批判する声明を出しました。
中国メディアでも・・・
「日本社会は麻生氏を批判しないどころか、“ナチスを見習えば憲法を改正できる”という彼の話をつくろい、守るようなことをしている」(中国の専門家)
また、アメリカのユダヤ人人権団体「サイモン・ウィーゼンタール・センター」は30日、声明を発表し、「どのような手口をナチスから学ぶ価値があるのか。真意を明確に説明せよ」と、麻生副総理の発言を批判しました。
事態を重く見た総理官邸は、慌てて火消しに走りました。
「きのう、(麻生)副総理と話をしました。『例示が誤解を受けていますよ』と、そういうことで進言して」(菅義偉官房長官)
中国・韓国との関係改善に本格的に乗り出した中、麻生氏の失言が悪い影響を与えかねないという強い危機感があったものとみられ、報告を受けた安倍総理は先月31日の時点で「早く撤回させた方がいい」と菅官房長官に伝えたということです。
「私のナチス政権に関する発言が私の真意と異なり誤解を招いたことは、大変残念、遺憾に思っています。ナチス政権を例示として挙げたことは撤回したい」(麻生太郎副総理)
麻生氏は1日、「私がナチス及びワイマール憲法に係る経緯について極めて否定的にとらえていることは発言全体から明らかだが、誤解を招く結果となった」として、ナチス政権を例として挙げた発言を撤回しました。
一方、野党は・・・
「撤回をして済む問題ではない。この問題についてさらなる追及をしていきたいと思っています。同時に安倍総理の任命責任の問題についても触れないわけにはいきません」(民主党 海江田万里代表)
麻生氏は内閣発足直後の今年1月にも発言を撤回していて、今後の安倍総理の政権運営にとって不安要因となりそうです。(01日17:19)
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye5398181.html
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