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2013/8/1 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ
推す方も受ける方も政治ゴロの証明
一体何がどうなっているのかサッパリ分からない。2日に召集される臨時国会で、自民党は民主党の提案を受け入れ、輿石東参院議員会長の次期参院副議長にゴーサインを出した。前日まで「煮え湯を飲まされた」と反対していたのに一転、容認である。
参院は第1、第2会派が正副議長候補をそれぞれ選び、投票で決定するのが慣例。これまではほとんどの人事について全会一致で決まってきた。今回も議長は自民党の山崎正昭副議長の昇格が内定し、副議長には第2会派の民主党が輿石を推した。これに反発していたのが自民党だった。
「輿石さんは『参院のドン』といわれた自民党の青木幹雄さんが、党や派閥を超えて『仲良くやろう』と可愛がってきた。衆参ねじれ国会でも、与野党の対立がそれほど激化しなかったのは、そのためです。ところが、青木さんが政界を引退し、輿石さんが参院与党の実権を握った途端、下野した自民党に横柄な態度を取り、好き勝手に振る舞うようになりました。自民党が『議会運営をメチャクチャにした責任者』と反発したのは、このためです」(永田町事情通)
もともと輿石は政治家としては二線級だ。日教組の支援を受けて社会党から衆院選に出馬したのが53歳。3選に失敗し、参院にクラ替え後、青木に目を掛けられるまで、だ〜れも知らなかった。3年前の参院選では、自民党候補に3700票差まで迫られている。
それでもエラソーな顔をしてこられたのは、当時、民主党の幹事長だった小沢一郎に擦り寄ったため。実力者をバックに大幹部ヅラしていたが大いなる勘違いだろう。そんな輿石を推した民主党も民主党だ。
「人材不足で他に適任者がいないということもあるが、党運営に口出ししてほしくないのでしょう。党籍を離脱する副議長に追いやり、党内での影響力を低下させる狙いです」(前出の事情通)
そんな思惑を知ってか知らずか、自民党はアッサリと姿勢を変えた。きのう(31日)、自民党の溝手顕正参院議員会長と脇雅史参院幹事長が国会で輿石を訪ねた際、輿石が「過去の国会運営について反省すべき点は反省する」と謝罪したのを受け入れたという。
政治評論家の有馬晴海氏がこう言う。
「自民党は『民主党が輿石氏でまとまるなら、利用した方がよい』と考えたのでしょう。国会では今後、憲法改正など重要法案で民主党の協力が必ず必要になる。今、あえてぶつかる必要はない。輿石氏が謝罪したことで、手打ちにしたのです」
推す野党も、受け入れる与党もどっちもどっち。参院は「良識の府」というが、マトモな政治家なんてどこにいるのか。右を向いても左を向いても、党利党略、私利私欲の政治ゴロばかりである。
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