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裁判官が「刑期」を間違えて「違法判決」 こんな凡ミスはよくあることなのか?
http://www.asyura2.com/13/senkyo151/msg/822.html
投稿者 小泉犬 日時 2013 年 8 月 01 日 19:20:54: tZgj1vEYtfiSU
 

裁判官が「刑期」を間違えて「違法判決」 こんな凡ミスはよくあることなのか?
弁護士ドットコム 8月1日(木)18時50分配信


「被告人を懲役1年に処する。ただし未決勾留日数中20日を算入する」。

これは、スーパーで566円相当のミカンなどを万引きしたとして、窃盗罪で起訴された被告人に対して、神戸地裁尼崎支部の裁判官が7月5日に言い渡した判決だ。

「未決勾留日数」とは、被告人が逮捕されて拘置所に勾留されていた期間のこと。裁判官は自らの裁量で、この期間(の一部)を「刑に服した」ものとみなして、刑期から差し引くことができる。これは「未決勾留日数」の「算入」という制度で、刑法21条で決まっている。

しかし実は、この被告人は逮捕も勾留もされておらず、取り調べや起訴は在宅で行われていた。つまり、本来は差し引くことができる日数はゼロだったのだ。

この判決ミスの原因は裁判官の勘違いだという。ところが、その場では誰も誤りに気づかず見過ごされてしまったため、兵庫地検尼崎支部が7月18日、「判決は刑法21条に反する」として大阪高裁に控訴することになってしまった——と報じられている。

こんな裁判官の凡ミスはよくあることなのだろうか。また、このようなミスを防ぐ仕組みはないのだろうか。落合洋司弁護士に聞いた。

●裁判官が間違った判決を出してしまうことは、ときどきある

「裁判官も人間ですから誤りはありえます。裁判官が違法判決を出すケースは多くはありませんが、ときどき起きることがあります」。落合弁護士はこう語る。

自身も検事時代、「あわや」というケースに遭遇したことがあるという。「裁判官が、複数の被告人に対し、連続して判決を言い渡そうとした際、被告人を取り違えたのです」。その際は落合弁護士が即座に指摘、裁判官が慌てて言い直したため、違法判決は避けられたという。

裁判には、こうしたミスを防ぐ仕組みはないのだろうか。

「裁判所サイドとしては、まず書記官のチェックがあります」。落合弁護士はこう述べる。書記官というと法廷で記録を取る人——というイメージが強いかもしれないが、その裏では裁判官を補佐し、裁判を円滑に進めるため、幅広い役割を果たしているのだという。

●判決の言い渡しの途中であれば、間違いを訂正できる

また、刑事事件では、担当検察官もミスの低減に一役買っているようだ。

「最近起きた別の過誤判決では、裁判官が、本来付けられないはずの執行猶予を付けてしまった例がありました。こういったミスは、たとえば検察官が『論告の際に、実刑以外はあり得ないことを明確に指摘しておく』ことで、かなり避けられるものです。また、検察官は判決前に『算入可能な未決勾留日数』をメモ書きし、書記官に渡しておくこともあります」

なるほど、裁判は決して裁判官ひとりで行われているわけではないということだ。

「裁判官が判決言い渡しの途中で誤りに気づいて言い直せば、言い直した内容が有効になります。検察官だけでなく弁護人も、誤りに気付けば、言い渡し途中でも遠慮なく指摘して、裁判官に再考してもらうべきです」

確かに、それで違法判決を防げるなら、指摘をためらう理由はないだろう。今回については、ミスをした裁判官に最大の責任があるのは明白だが、チェック役の書記官や検察官も見逃していたということだ。我々にとっても、人間は過ちを犯す生き物、ということを再認識するのによいケースと言えるかもしれない。


【取材協力弁護士】
落合 洋司(おちあい・ようじ)弁護士
1989年、検事に任官、東京地検公安部等に勤務し2000年退官・弁護士登録。IT企業勤務を経て現在に至る。
http://d.hatena.ne.jp/yjochi/
事務所名:泉岳寺前法律事務所


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130801-00000640-bengocom-soci  

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コメント
 
01. 2013年8月01日 20:43:52 : b642zHiKqQ
最近は誰からも誤りを指摘されない聖域に棲息している。

弾劾裁判など機能していない。よくあることだろう。


02. 2013年8月01日 22:13:50 : PUaybKt0gE
このような違法判決を下した裁判官にはなんらかの法的ペナルティーが課せられるのでしょうか?
もし、なんの法的なペナルティーもないのなら、裁判官は違法判決のし放題になってしまいますね。

03. 2013年8月02日 08:48:49 : 0Yw2KSEBO2
誤った判決を下しても裁判官は一切責任をとりません。

足利事件で菅家さんの人生を滅茶苦茶にした裁判官達は皆メシうま〜な余生を謳歌しています。

「足利事件」菅家さんを獄中に突き落とした最高裁判事たちの豊かな老後
子どもに好かれた通園バス運転手だった菅家利和さんに「人殺し」の濡れ衣を着せ、17年以上にもわたって獄中に閉じ込めた「足利事件」。罪深い冤罪判決を下した最高裁第二小法廷の判事5人のうち4人は、何のおとがめも受けず、退官後は大企業の役員や大手弁護士法人の顧問、有名私大教授に“再就職”していたことが分かった。人生を破壊された菅家さんなど眼中にないかのように、判事たちは平和で豊かな老後を送っている。昨年3月の再審判決公判で宇都宮地裁の佐藤正信裁判長は菅家さんに謝罪したが、判決を確定させた当時の判事たちからは謝罪の言葉すらない。この5人は、冤罪の疑いが濃厚な「東電OL殺人事件」にもかかわっている。無実の民を陥れた彼らの罪が裁かれない限り、我々もいつ、冤罪で獄中に送り込まれるか分かったものではない。

直撃 足利事件 冤罪を作った「警察官・検事・裁判官」の実名
▼バックナンバー 一覧2009 年 6 月 29 日 魚の目
「真人間に帰りなさい」そう言って菅家利和さんを“自供”に導いた警部、逮捕後に表彰を受け、「ジャンボ宝くじに当たった気分」と喜んだ巡査部長らは、いま何を思うのか?
 
 途方もなく長い拘留・服役中に、父親と母親は亡くなった。逮捕時45歳だった菅家さんは、すでに60歳を越えている。17年半という空白が、これからの人生に重くのしかかるかもしれない。「冤罪」の責任は、誰がとるのか?
 
 
「当時の刑事、検察官に謝ってほしい。『間違った』では済みません……。絶対に許せません」
 6月4日、4歳女児が殺された「足利事件」で無期懲役刑に服していた菅家利和さん(62歳)を、東京高検が再審判決前に釈放した。
 逮捕から17年半――あまりにも遅い決定だったが、この事件は「冤罪」だったということを、国家権力が事実上認めたのだ。
「初めて宇都宮拘置所で面会したとき、利和は私の顔を見たとたん『俺はやっていない。無罪なんだ。俺の目を見てくれよ』と、はっきり、強く言ったんです。利和は真面目な人間です。あの言葉を聞いて、世間がどう思おうと、自分は信じることができたんです。でも、ここに至るまでの時間は、利和も私たち肉親も決して取り戻すことはできません。私たちの生活も、心も、体もガタガタになったのですよ。辛いことです……」(菅家さんの実兄)
 テレビ・新聞で繰り返し報じられてきたとおり、釈放の決め手はDNA鑑定だった。弁護人の佐藤博史氏が語る。
「菅家さんのDNA鑑定が間違っているらしいと分かったのは12年前です。その時点で、われわれ弁護人は最高裁にDNAの再鑑定を求めました。事件は’90年に発生し、当時の時効は15年。われわれがDNAの再鑑定を求めたのは’97年だから、時効までまだ8年残っていました。その時点で再鑑定を行っていたら、真犯人を突き止めることができたかもしれません。ところが検察や裁判所は、犯人は菅家さんだと延々と言い続け、再鑑定は実施されなかった。その結果、真犯人を捕らえる機会が失われてしまったのです」
 長い時間を耐え続けた菅家さん、彼を支え続けた近しい人たちはいま、喜びよりもむしろ、心の奥底から染みだす、悔しさ、無念さに襲われているのだ。

菅家さん手紙
[+]画像を拡大する
――ここに、一通の手紙がある。’08年12月、菅家さんが獄中から支援団体の「菅家さんを支える会・栃木」に宛てて書いたものだ。
 菅家さんは無実を勝ち取りたいという断固たる意志とともに、ある感情を剥きだしのまま言葉にしている。それは、17年もの間、自分を苦しませ続けた者たちへの「怒り」だ。
 <私は無実の罪で橋本文夫刑事と芳村武夫刑事に警察に連行されて十七年がすぎました。(略)私は当時の橋本刑事と芳村刑事と森川検事達の、この三匹達をぜったいゆるす気持ちにはなれません。この三匹達は今もまったく反省していません。(略)私は橋本刑事と芳村刑事と森川検事達のこの三匹達を鬼だと思う。人間ではない。だから冤罪を作るのだ。つかまえたら、だれかれかまわず犯人にしてしまうのだ>(句読点などを若干補ったほかは原文のまま/以下同)
 手紙の後半には、’02年に菅家さんが行った再審請求を5年以上放置した挙げ句、請求を棄却した裁判官の名前もあった。
 <宇都宮地裁池本寿美子裁判長は今年(’08年)二月十三日にDNA鑑定を退けたりして、池本寿美子裁判長は血も涙もない鬼のような人間だ。正義の心がまったくない人間だ>
 手紙は、まだある。’99年10月には、菅家さんを取り調べた橋本刑事ら8人が、栃木県警本部長から“表彰”されたことに対する憤りがこう綴られていた。
 <私は警察にいた頃に私を取り調べた刑事達が表彰されたと聞きました。とんでもない事です。刑事達が表彰されるなんて事はぜったいゆるせません。私は刑事達が表彰されるような事はいっさい何もわるい事はしていないので、本当に私は今も刑事達にものすごく怒っています>

http://uonome.jp/topic/495


04. 2013年8月02日 12:47:41 : xxpM7jkFPI
『<02〜PUaybKt0gE様>の疑念こそが、物事の本質の全てですよ。』

裁判所及び判事に対して、事務的な‘ミス’や会計処理的な‘不正’や誤審に対する‘結果責任’は、何一つ負わされていないってことさ。
いいですか?、例えば、サッカーで言えば、<FIFA>は‘公式審判員’のジャッジメントを全て‘VTR記録’して、恣意的であろうが無かろうが、誤審率の高い‘審判員’は首或いは降格されてるんだよ。
彼の閉鎖の権化の如き<大相撲>にしたってさぁ、行司と親方審判員との衝突を機に、「俯瞰VTR」を導入して判断の参考にしてるじゃん。
何でそうするかって言うと、そうしないと‘ファン・観客’の信頼を得られないから。

一審でも二審でもいいけど、<判事>が判決に関して‘結果責任を負わない’って事は、一体全体何を意味するんだい?「見解の相違?」とでも言い訳するの?
更に言えば、<最高裁>ってなんなのよ?国民をバカにするのもいい加減にしなって事さ。


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