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三里塚はいまでも部落解放、左翼の象徴です。
しかし、この執念は何ともすごい。
部落解放同盟全国連合会杉並支部のホームページから
http://suginamisibu.blog.fc2.com/blog-entry-10.html
10月7日、部落解放同盟全国連杉並支部は、三里塚現地集会に参加しました。空港敷地内の萩原進さんの畑が会場。上空をひっきりなしにジェット機が轟音をたてて着陸してきます。空港建設と対決して、国策に一歩も引かず、空港絶対反対で不屈・非妥協でたたかう三里塚闘争は、47年目の今日も、反戦・反核、労農連帯の砦として、敢然と屹立してたたかわれています。ときおり小雨が降る天気でしたが、全国から970人が集まりました。
主催者あいさつと基調報告をかねて発言した事務局長の北原さんは1922年の生まれ。三里塚闘争47年の歴史を語り、「山あり谷ありのたたかいの中で反対同盟は鍛えられてきた。負けることはない。三里塚の大地を踏んでたたかってきた者は、つねに前進している。市東さんの家や畑をフェンスで囲んで農地を取り上げ、追い出そうという攻撃が強まっている。いまこそ、声ある者は声を出し、勇気ある者は勇気を出して立ち上がろう」と闘志を込めてアピール。
動労千葉の田中委員長は、10・1外注化阻止をストライキでたたかったことを報告。労働者の未来をかけたたたかいとして外注化・非正規職化とのたたかいを呼びかけ、11・4全国労働者集会への結集を熱く訴えました。
市東さんは、「第3誘導路の工事がわが家の目の前で行われていますが、工事認可の取り方からしてデタラメです。ふざけるんじゃないと言いたい。みなさんとともにたたかいます」と決意表明。本年2月結成された全国農民会議から、福島、山梨、新潟、千葉の農民が、反原発、TPP阻止とともに、市東さんの農地取り上げと全力でたたかうことを表明しました。
その後、沖縄からオスプレイ配備反対の報告があり、福島から「子どもたちを放射能から守るネットワーク」の椎名千恵子さん、福島診療所建設委員会の渡辺さんが発言しました。椎名さんは穏やかな口調ながら「三里塚にくると国家権力がよく見える。この地にたつと反原発ののたたかいも国家権力とのたたかいということが自覚でき、身が引き締まる」と凜として語りました。徳島刑務所で無期攻撃ととたたかう星野文昭さんのメッセージが妻の暁子さんから紹介されました。
デモに出発する頃には雨も上がって、反対同盟を先頭に東峰から天神峰へ敷地内をデモ行進。頭上をジェット機が轟音をあげて飛び、敷地内は訪れるたびに地形が変わっています。コンクリートの灰色の空間の中で、緑の生け垣に包まれた市東さんのお宅は、「何億円積まれようが、農民として生きる」というたたかいの証。デモの到着地点の南台の市東さんの畑も、「ビロードのよう」と形容された豊かな大地です。黒い土に秋・冬野菜の小さな苗がていねいに植え付けられていました。しかし、フェンスの向こうの暫定滑走路からジェット機の車輪のゴム焼ける臭いや排気の臭いが風にのって鼻をつきます。「農地死守・実力闘争」でたたかう三里塚を共にたたかうことを、あらためて胸に刻みました。(M・K)
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