http://www.asyura2.com/13/senkyo151/msg/732.html
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飯島勲外交顧問と斎木昭隆事務次官が相次いで北京を訪問した。これに対する中国外交部と環球時報(中国共産党機関紙)は、安倍晋三の下手な演武を適当に観劇すれば飽きて刺激も無くなり、それを無視して理性的判断による新しい日中関係が自然に生じるだろうと論評:以下は報道の要点。
➊新華社「中国外交部洪磊報道官:飯島勲氏は少し前に確かに中国ビザを申請したことがあるが、私の了解したところによると、公式的な活動を行ったことはなく、中国政府の役人は彼と交流したことはない」
http://jp.xinhuanet.com/2013-07/30/c_132585846.htm
➋環球時報「日高官访华被猜虚晃一枪 企图把矛盾转嫁中国」
http://world.huanqiu.com/exclusive/2013-07/4185707.html
日本メディアは飯島が中国政府と接触したと報道したが中国政府側と正式接触はない。飯島の情報は事実に反しており捏造だ。
安倍政権は“日本は関係改善する誠意がある”と吹聴するが、それは“スローガンあるいは大言壮語”に過ぎない。何故なら安倍晋三側には『問題を解決する具体的な実際行動を取る気が無く、無条件で首脳会談に応じろ』と叫んでいるだけだから。
例えば、7月29日に中国の海上警察が釣魚海域を定常パトロールすると、日本の巡視船が侵入してきて彼等は『日本の接続水域から出ろ』と警告しました。中国側は中国語と日本語で『中国海域巡航の任務中』と通告をまたしました。
韓国メディアも安倍を批判:「安倍晋三は29日にマニラで『集団的自衛権を行使し、平和憲法を廃止し、軍備を更に強化する。それは東南アジアの平和を守るためだ』と発言し、同時に『日韓・日中首脳会談に無条件で応じろ』と要求する姿は“砲艦外交”だ」
民主党参議員の川上義博:『これ見よがしに派遣を露出させる』やりかたで、交渉進展は期待しておらず、派遣したという『アリバイ作り』。
中国の専門家数名:安倍政権は軍事力を背景とした強硬外交が功を奏して、中国が“日中元首会談に応じる”と虚言報道しましたが、安倍が“びくびくしながら銃を振り回している”に過ぎない。安倍は『中国に責任転嫁』することによって、平和憲法の廃棄と強軍化を企んでいます。
➌環球時報「社评:日本官员来华,中国人看累的秀」
http://opinion.huanqiu.com/editorial/2013-07/4185604.html
日本語「日本高官の訪中パフォーマンスにあきれる中国」
http://japanese.china.org.cn/jp/txt/2013-07/30/content_29568634.htm
日本メディアによると、斎木昭隆外務事務次官が29−30日に訪中した。それで考えた。
安倍政権の対中政治の考えには、まったく変化がない。安倍首相が中国の指導者と会談しようとするのは、彼個人と日本の政治的利益を得るための芝居にすぎず、その強硬な対中政策の口実と合法性を印象付けようとしたものだ。
中国は周辺諸国との安定的な関係を強調し実際に積み重ねてきたので、安倍首相のこのようなゲームに付き合う必要はまったくない。安倍政権は東中国海の向こうに中国をおびき寄せて踊らせようとしている。そうなれば中国は疲労困憊し、馬鹿げて見えることを狙っているのだ。
中国は「傍観者」になることだ。せいぜい安倍政権には踊らせておこう。我々はひまわりの種をつまみながらお茶を飲み、彼らが踊りに疲れて全身汗だらけになる様子を楽しめば良い。
やがて中国社会は彼の演武に飽きて刺激も弱まる。中国は日本の挑発の本質的意義と中国の主要戦略目標に対する日本の干渉とは何かをより理性的に判断し、最も適切な手段で必要な程度に対応できるようになる。
安倍政権がいくつかの重要な対中政策を変えない前提の下、中日関係に大幅改善の余地はない。中国社会は現在の「冷たい対抗」状態に満足している。中日は武力衝突さえしなければ良く、各種交流は自然に任せれば良い。それでも両国が未来の関係を構築する新たな出発点は自然に見つかる。
➍環球時報「评论:安倍与中国“推心置腹”应先照“三镜”」
評論:安倍と中国の“誠意をもって人に接する”の応先は“3鏡”を照らします
http://world.huanqiu.com/regions/2013-07/4188350.html
【1鏡】釣魚を鏡に映すと、安倍の誠意の浅薄さが分かる。
【2鏡】歴史を鏡に映すと、安倍の歪曲歴史観がリアルな実像として見えてきます。
【3鏡】世論を鏡に映すと、世界の潮流は安倍とは逆に動くことが分かる。
安倍晋三は『釣魚が日本固有領土であることを、中国は誠意をもって認め謝罪せよ。それならいつでも首脳会談に応じてやる』……これがいわゆる安倍の“誠意をもって中国に接する”ですか?
安倍晋三は、日本帝国による侵略の歴史を安倍は“定説ではない”と責任回避して、再びアジア国家と人民を傷つけ、平和憲法を破棄して軍備拡張をする『提灯踊り』を自慢げに踊り始めました。
宮崎駿さんやニューヨーク・タイムズは、安倍の“第二次世界戦争の傷跡に塩を擦り込む行為を禁止する”“靖国に参拝させない”“軍事予算を減少させる”ことが世界平和への道だと主張しています。
安倍発言は極度に精神分裂しています。“日本は対話門をずっと開放している”と言って、外務省事務次官の斎木昭隆を中国に派遣しました。中国政府もずっと対話門を開放してきましたが、この門は歴史を正しく認識しない人にとって何ら得ることも無く出てゆく運命にあるのです。
➎時事「環球時報は、29日午後に北京入りした外務省の斎木昭隆事務次官が1日半の中国訪問で、王毅外相や劉振民外務次官と会談すると伝えた。斎木次官は6月に就任したばかりで、今回は“就任挨拶”のための訪問だ」
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2013073000405
……余談……
中露合同軍事演習「平和の使命−2013」7月27日〜8月15日、両国陸空軍が参加。ウラル山脈東のシベリア鉄道始発駅チェリャビンスクで。中露は両国海軍合同演習を7月5日〜7月10日に日本海で実施した。
参照)
中露空陸合同演習http://jp.xinhuanet.com/2013-07/29/c_132582486.htm
中露海軍合同演習http://jp.xinhuanet.com/2013-07/05/c_132515265.htm、
http://jp.xinhuanet.com/2013-07/12/c_132535096.htm
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