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民主党政権の中枢を占めた6人組の(左から)前原元外相、野田前首相、岡田前副総理
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20130730/plt1307301536006-n1.htm
2013.07.30 ZAKZAK
民主党の海江田万里代表が参院選惨敗の責任を取らず居座りを決め込むなか、岡田克也前副総理や前原誠司元外相ら「6人組」が虎視眈々と次の一手を探っている。6人は表向き、海江田氏の進退について沈黙を守っているが、周辺議員は海江田氏の辞任を要求。8月上旬には6人組が集まって意見交換する予定で、海江田氏にとっては心中穏やかならざる情勢だ。
「毎日、屈辱の中に息をしている」
海江田氏は29日の記者会見でこう述べ、党再建に向けた意気込みを強調した。新幹事長には労組出身の大畠章宏元経産相を起用し、労組依存の“先祖返り”で党勢回復を図るが、非労組系議員には不満が鬱積している。
非労組系議員の中心に陣取るのが、岡田、前原両氏のほか、与党時代に政権中枢を担った野田佳彦前首相、玄葉光一郎前外相、枝野幸男元官房長官、安住淳元財務相の6人だ。
野党再編を目指す細野豪志前幹事長は、後任幹事長に前原氏を推薦したとされるなど主導権獲得に向けた動きもある。8月上旬に6人が会合を持つのも、海江田執行部との間合いを計る狙いがあるとみられる。
ただ、21日投開票の参院選では、野田氏を除く5人の地元選挙区で民主党候補が敗れており、自身では動きにくい事情を抱える。このため、参院選直後の常任幹事会では、前原氏側近の小川淳也氏や、野田氏に近い長島昭久元首相補佐官が海江田氏の辞任を求めた。
29日には、滋賀県連幹部が代表選実施を申し入れたほか、大阪府連も全国幹事長会議の開催を要求。海江田包囲網は徐々に狭まりつつある。
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