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2013/7/29 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ
◆シロアリ役人も完全復活
案の定だ。参院選で圧勝した自民党のやりたい放題が始まった。早くもバラマキ予算が完全復活する。
政府は2014年度予算の概算要求基準(シーリング)で、上限を示さない方針を固めたのだ。
シーリングとは英語で「天井」のこと。歳出上限をあらかじめ決めておき、これに沿って各省庁が8月末までに予算を要求する仕組みだ。国家予算を一定額内におさめるためにシーリングを設けるのが通例なのだが、安倍政権は、これを撤廃するというのである。
「自民党政権は、国土強靭化計画で毎年20兆円、10年間で総額200兆円ものバラマキを行う方針です。シーリングがなければ、役人はテキトーな理由をつけて、あれもこれもと予算を積み上げてくるでしょう。今年度の本予算も補正予算も、その傾向がありました。それでも使い切れずに基金を作ったりしているのに、さらにバラマキを加速させる。古い自民党のやり方に完全にベクトルを逆転させたということです」(法大教授・五十嵐仁氏=政治学)
予算委で補正のムダ遣いを野党から追及された麻生財務相は「12月26日に政権についたから時間がなく、査定が甘くなった」などと言っていた。時間がたっぷりある来年度予算についてはどう言い訳するのか知らないが、補正のバラマキには参院選対策の意味もあった。ゼネコンや農協などの業界団体に多額の予算をつける見返りに、票と献金をもらうわけだ。その結果、自民党は選挙に勝ち、業界団体が推した候補もわんさか当選してきた。当然、今度は見返りを要求される。
本来なら、予算の膨張はシブチンの財務省が最も嫌がることだ。しかし、今年にかぎっては話が別。秋に消費税増税の判断を控えているためだ。
「財務省としても、『増税しないと来年度予算が組めない』と、消費税率アップを既成事実化してしまいたい。与党と財務省の利害が一致しているのです」(霞が関事情通)
自民党と一体になって、税金を好き勝手に浪費してきたのが霞が関のシロアリ役人だ。シーリング撤廃に小躍りしているに違いない。税金がロクでもないことに使われるのは目に見えている。
「大盤振る舞いを続ければ、消費税5%アップだけではとても支えきれません。今はアベノミクスの異次元緩和で、国債をバンバン発行しても日銀が買ってくれるという甘えがあるのかもしれませんが、借金には変わりない。将来にツケを回すだけです。いずれ社会保障費もバッサリ削られる。さらなる増税も視野に入ってくるでしょう」(五十嵐仁氏=前出)
シロアリを肥え太らせるための消費税アップなんて、ホント勘弁してほしい。
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