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★孫崎享氏の視点ー<2013/07/28>★ :本音言いまっせー!
2009年私は民主党に期待した。
衆議院選挙においては民主党に投票した。腐敗した自民党に代わって、
新しい日本を創ってくれるのでないかと期待した。
民主党政権の下、多くの民主党議員と知り合った。
どの政党よりも民主党議員との接触が多かった。
しかし、私は民主党はもう終わった政党であると思う。
何を行うかが全く分からない政党になった。
前原派を率い、強い影響力を持つ前原氏は、政策的に自民党と
何ら変わりはない。自民党以上に自民党的政策を行った野田首相もいる。
他方リベラルを志向する議員もいる。
脱原発、TPP参加、日米安全保障問題、増税等自民党の政策と基本的に
変わりがない。しかし、表向きは何となくリベラル色を出そうとする。
リベラル的かと思って投票すれば裏切られる。
自民党と同じ政策をするなら、何も民主党に投票する必要がない。
自民党に投票すればよい。
民主党は自分で自分の行くべき道を決められないのだ。
それが民主党大敗の原因である。
そして、今後も民主党は大敗していく。
この政党が消滅していかない理由を捜すのに苦労する。
大敗した今、自らの路線をどうするかを論議する時にきている。
それが出来ない。論議しても党内があまりにバラバラで方向が
全く出せない。
根本を議論できないから、敗因の責任を菅元首相や鳩山元首相を持ち出す。
私は菅元首相を好きではない。民主党政権をおかしくした責任は菅首相が
「対米従属と財界主導」に切り替えたことにあると思っている。
しかし、今度の東京都選挙区の動きでは直前に一本化し、
議員を鈴木寛氏に絞ったことで間違った選択をしている。
鈴木寛氏は「SPEEDIによる放射性物質の拡散予測が
“一般にはとても公表できない内容と判断”した責任があるとされ、
再稼働擁護派とみられた。東京都民が山本太郎氏と共産党候補を
当選させたことを見れば、民主党の選択は大河原候補であって、
鈴木候補でなかったと思う。
民主党が今日あるのは、小沢氏、鳩山氏、菅氏の存在による。
この3名がいなかったら、多くの民主党議員は議員になっていない。
民主党が政権を取ることもなかった。この3名を放逐、処分にしている
ことは最早民主党は政権奪取時代の民主党と全く異質のものになって
しまったことを意味する。隠れ自民党以外の何物でもない。
この中どうして民主党のリベラル議員は脱退しないのだろう。
多分唯一の理由は金であろう。
民主党は政党交付金だけは豊富にあった。民主党を出れば
その恩恵はない。
今後日本は必ず自民党の政策に対する激しい国民の反発が出る。
その受け皿が求められる。
しかし、今の民主党はその受け皿にはなりえない。
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