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小沢王国落城 剛腕復活劇の最終章はあるのか(1)
http://wjn.jp/article/detail/6435521/
2013年07月27日 週刊実話
案の定と言うべきか、注目された参院選は自公の歴史的圧勝。共産党を除く野党の大敗北で、参院のねじれを解消する選挙結果となった。ところが、その最中に次なる勝負を懸け始めた野党党首がいるという。それが「壊し屋」の異名を取る小沢一郎氏なのだ。
「小沢率いる生活の党は参院選で11人を擁立(改選6)したが、当選者0人とボロ負け状態。だが、日本維新の会や民主、みんなの党が軒並み惨敗したことで、小沢が描く“復活劇”の手はずが整ったとの見方が強まっている。大惨敗を喫したこともあり、党内は混乱をきたしているが、生活関係者からは『早ければ秋にも小沢主導の政界再編の波が起きる』との声も上がっているのです」(政治部記者)
ちなみに、参院選で生活の党は、“小沢王国”と呼ばれた岩手選挙区に関根敏伸氏を擁立したが、無所属の平野達男候補に惨敗。同時に、民主党時代に「ジャンヌダルク」と呼ばれた太田和美氏を千葉選挙区に出馬させたが、こちらも自民党候補にねじ伏せられた。
さらに、森裕子代表代行が新潟選挙区で惜敗するありさまで、一部では「もはや小沢王国は崩壊!」「生活は解党危機」とのそしりを受けているほどなのだ。
それだけに、小沢氏がこの状況を好機と見ているとは信じがたいが、同氏の動きは今後、確実に活発化するものと伝えられている。その理由を生活の党関係者がこう続ける。
「これは投票日前から言われていたことだが、実は小沢氏は選挙に奔走する一方で、早い段階から『参院選での善戦は無理』との見方を公言していた。つまり、中盤からは完全に選挙後の政局に目を向けていたのです。ご存じの通り、同氏は以前からオリーブの木構想(イタリアで起きた野党結集の政権奪取策)を提唱してきたが、野党の大惨敗でついにそのチャンスが巡ってくると読んで、動き出していたのです」
実際、これには裏付けとなるエピソードも存在する。参院選終盤にあたる7月17日に小沢氏は、『日本外国特派員協会』で記者会見。この際に「自民党以外の受け皿を作ってほしいという国民の意識を踏まえ、政治行動を行っていくべき!」と、暗に選挙後の結集を呼びかけていたのだ。
また、続く18日に小沢氏は選挙応援のために地元入り。岩手県内10カ所で街頭演説を展開したが、これには別の思惑が働いていたとの話もある。
「小沢がここまで熾烈な県内縦断を敢行したのは、自由党時代以来。そのため『形勢逆転に躍起』と報じられたが、党内からは次期衆院選に向けた地盤固めとの声が出ていたのです。野党連合結成の折には、死に体の小沢を生き返らせる地元支援が強力な武器となる。参院選を次の選挙の踏み台と見た小沢は、候補の当落以上に地元支援者、シンパを温存しようと目論んでいたと伝えられているのです」(全国紙政治部デスク)
小沢王国落城 剛腕復活劇の最終章はあるのか(2)
http://wjn.jp/article/detail/5281608/
2013年07月28日
要は、選挙中から小沢氏は参院選後の政局を睨み奔走していたというわけだが、ここまで同氏が野党結集を視野に入れだしたのには、二つの理由が存在するといわれている。
その一つは無論、惨敗を喫した第三極政党に蔓延しだした“消滅危機”だ。前出の生活関係者がこう語る。
「小沢氏が注目しているのは、日本維新の会の分裂だ。同党では責任論が噴出し、望むと望まないとにかかわらず、今後、石原慎太郎率いる旧太陽の党と橋下徹率いる旧大阪維新の会の分裂が加速化するはず。また、民主も同様だが、こちらは単独では戦えないとの風潮が蔓延。海江田万里代表、細野豪志幹事長、原口一博議員などの小沢シンパがオリーブの木構想を模索し始める可能性が高い。小沢氏はみんなの党も含めたこれらと連携。第三極を離党する議員らを吸収する新党の設立をも視野に入れているとみられているのです」
また、二つ目の理由は次なる衆院選の日程が激変しそうな状況にあるためといわれている。
「次の衆院選は任期満了なら3年半後とみられているが、実は選挙の根幹をなす、一票の格差を違憲・無効とする上告審の判断が、年内にも最高裁大法廷で申し渡されるのです。この裁判は高裁でも、16件中14件が違憲判決となっているだけに、厳しい判断が予想される。無効となった場合は、衆院選が来年早々にも行われる可能性が出てくるのです」(選挙アナリスト)
つまり、早ければ半年先にも解散総選挙が行われかねない状況で、そのため小沢氏は野党結集を俄然急ぎ始めているのだ。
もっとも、気になるのはその先行きだが、果たして同氏が仕掛ける野党連合に勝算はあるのか?
その内幕を別の生活の関係者がこう明かす。
「実は、小沢氏は結集の要である維新の会の橋下氏に、選挙中にも秋波を送っていたのです。橋下氏が投票日直前の街頭演説で『(参院選後)民主党、みんなの党、日本維新の会の一部の改革勢力が必ず一つにまとまっていく』と有権者に訴えたのはそのためで、早ければ選挙後早々にも2人の会談が実現するとみられている。行き場を失った民主党が、その後この動きに乗じる可能性も高いのです」
永田町関係者の中には「もしも野党連合が実現すれば、慰安婦発言で泥まみれの橋下では旗振り役は無理。小沢が取りまとめ役に就任する」との見方もある。秋の政局は、この小沢氏の“復活劇”が功を奏するかが見モノといえる。
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