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東日本大震災を機に、芸能活動を大幅に縮小して反原発にとりくんできた
関西出身のパーソナリティー山本太郎。
昨年の衆議院選での僅差敗北からカムバックを果たした今回、
とうとう念願の参議院議員当選を飾った。
この2年あまりの山本の真摯な活動をみれば、決して気まぐれではない
ことがわかるだろうが、それだからといってこれまでTVで余興をやってきた
人間が国政の場でこれから何年も力量を発揮することなどできるのかという
当然な疑問がそこにはある。リキのつけようのない場合、人は必ず自己不信に陥り
その結果、一番楽な気流に流されていくものだ。
今回の選挙で支援にかけつけた面子を振り返っただけでも(生活の党、社会民主党、緑の党 )
一応今は無所属を名乗る彼がリベラル、甘ったれのサヨク勢力というものに
取り込まれていくであろうことは容易に予見しうる。やはりピースボートに乗り遅れた
関西ボウヤというのが山本の正体なのか。
選挙運動では自らを「38歳無職」と銘打ち、弱者・貧困層からの汚票を
集めようとする典型的なサヨクの手口をあからさまに取り入れているとおりであり、
反原発の延長にあるのは、弱者を甘やかし、彼らの怠惰に免罪符を与え、
尊厳のない社会を推進するようなサヨク政策との共闘でしかないのではないだろうか。
私は1人で立ち上がった山本の勇気を称えたいし、原発撤廃にも賛成なので
そうではないことを願いたい。しかし、彼の独立性はもはや風前の灯であり、広義の
サヨクの中に溶け込んでいく彼の運命ににはいくばくの楽観の余地も残されてはいない。
それでは、反原発という意義のある運動を起こした彼はどうすればその目的をより
有効に達成できるのだろうか?それを考えてみたいと思う。
原発の一切合切の廃止。そのために山本太郎ができることがあったとしたら以下の
3つだろう。
1.善玉リーダーになる。
つまり、今やっていることだ。反原発運動の主体者として立ち上がり、具体的、直接的な
手段で国民に訴え、国政に反映しようと試みる。自分を中心としたムーブメントによって
社会と行政をとりまく力学に変化を与えんと努力する。正しいことを正しいと主張し、正義の
言論によって核施設という悪者を追い出すことが使命だ。
2.他人の支援者となる。
ぶっちゃけの話、学者でもなければ識者でもない芸人の山本太郎。本人が降ってわいた
ような興味だけで原発の害悪について教えを説くよりは、既存の運動家・反対論者に
ついて支援するほうが効果があるというものではないか。それこそガッツリとギャラを稼ぎながら
タレントとしての知名度を利用して影響力を行使すればいい。そのほうが38歳無職という
被災地と同等に不安な男の訴えをばらまくよりはずっと説得力があるだろう。
3.悪役を演じる
芸能人とはもともと、一般社会から疎外されたオチこぼれのことである。彼らの口から
たいそうご立派な文句が出てくることは誰も期待してはいない。特に、山本太郎といえば
アホ・オチャラケ系の肉体派芸人として登場してきただけに、いかなる啓蒙運動においても
彼の役割は反面教師以外のなにものでもないはずだ。それならどうするか?「原発反対」
のスタンスをやめ、逆に「もっと放射能を!」と訴える愚かな原子力発電推進派を演じるのだ。
そして失敗し没落していく過程の中で「反原発」を表現するのである。悪玉には善玉より
高い芸と精神性が要求されることはプロレスが証明している。
結論を先に言えば、3のヒールに徹すること!これこそが芸能人山本に
与えられた最大のチャンスであり、自分を生かす最善の方法であったのではないか。
3→2→1の順に山本は本領を発揮する人間であり、参議院選に当選して国会に
足を運ぶことが山本という素材にとって一番の有効利用だったとは思いがたい。
とりあえずも反原発にこれまで妥協なく全てをかけてきた山本太郎の前途を
いぶかしげな視線で見守る所存であるが、すでにサヨク勢力と片手を握り合って
いるように伺える山本が、反原発をとっかかりにしたサヨク活動に堕ちていくようで
あれば容赦なく糾弾するし、場合によっては腐ったサヨクの性根に硫酸をかけた上で
(邪心を)ポアしなければならないだろう。
山本太郎がどれほど、左傾の兆候を見せているか、まだよくご存知のない諸氏のために
歴然とした根拠を最後に提示しましょう。
☆ 社会民主党の幹部クラスと親密。
☆ 自分から仕事を断り、職場を離れ、ダウンサイズへ自虐の一途。
☆ 竹島を韓国に譲渡せよとの発言。
☆ 数年前より、日本の独立と自由をおびやかす北米サヨク暴力の組織、グリーンピースの
活動を支援している。
☆ 反原発活動を開始する寸前まで1年もの長きにわたってNHKの「中国語講座」に
出演しており、親中ぶりに磨きがかかった。
☆ 公式プロフィールなどからは隠滅された過去だが、山本は母親が再婚して移住した
米国サンフランシスコに母を追いかけてたずねている。無論、芸能界をほっぽりだして。
中国人が市長をつとめる中華都市での滞在は母国中国化への予行演習であった。
(*反原発の活動そのものが概ね左翼的ではないかという指摘もあるかもしれないが、
私はそれには同意しない。原子力発電は歴史的にみてもソ連ではじめられたシステムであり
経済効率のためなら人間の安全や自然の威厳を危機にさらしてでも行うべしという如実な
唯物論が決定力を持ってきた。これこそがサヨクの技術である。)
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