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2013/7/25 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ
参院選で大惨敗した民主党には、今年も77億7000万円もの政党交付金が支払われる。「フザケルナ!」ではないか。
「今回の参院選で民主党はほとんどテレビCMを打たなかった。党の金庫には、まだ100億円以上が残っていると聞きます。なにしろ、昨年末の衆院選で落選した207人に月50万円を支給し続ける余力があった。今では豊潤な資金力だけが党の求心力です」(政治アナリスト・伊藤惇夫氏)
民主党は、政権交代後の3年間で総額500億円以上の政党交付金を手にした。国民をペテンにかけて、血税をせしめたようなものだ。「カネ返せ!」と言いたくなる。
国民を裏切り、内ゲバに明け暮れた揚げ句、選挙には連戦連敗。しかも、国民に謝罪もせず、何をしているかといえば、責任のなすり合いだ。盗っ人猛々しいとはこのことである。
細野幹事長が辞意を表明した23日の役員会では、「ひとりの責任に帰するものではない。全員の責任だ」という声が上がったという。じゃあ全員で辞めるのかと思ったら、誰も辞めず、それどころか、選挙を邪魔したという理由で、菅元首相と鳩山元首相を処分すると言い出した。「何のこっちゃ」だ。
菅はともかく、鳩山はとっくに議員を辞め、離党もしている。それをさかのぼって除籍処分にしようなんて、トンチンカンもいいところだ。国民から見れば、不祥事で倒産寸前の企業が、とうの昔に辞めた社長を処分し、現経営陣が「ボクは悪くないもん」と涼しい顔をしているようなものだ。さすがに鳩山処分はやらないことになったが、そもそも、この「発想」が度し難いのだ。
◆反省も謝罪もなく「解党的出直し」の噴飯
「例えば、森元首相が引退後にテレビで好き勝手なことを言ったからといって、自民党が処分を検討しますか? 民主党の低能ぶりには呆れて言葉もありません。誰も責任を取らない。すぐ他人のせいにする。政党としてのガバナンスがまったくなっていない。細野幹事長にしても、責任を取って辞めるなら、今すぐ辞めるべきでしょう。なぜ8月末なのか。幹事長として、菅・鳩山両氏に引導を渡し、参院選の敗因を総括するのが最後の仕事だと言っていますが、それなら、すべてを終えた段階で辞意を表明すればよかった。結局、ええかっこしいなんですよ。辞める幹事長が総括してどうするのか。新しい幹事長がやらなきゃ意味がありません。海江田代表も、解党的出直しを図るというのなら、まずは自分を含めた執行部を一新するべきでしょう。『辞めない責任の取り方もある』と言うが、それじゃあ組織としてケジメがつかないのです」(政治ジャーナリスト・鈴木哲夫氏)
民主党の幹部連中は、「解党的出直し」をして、野党再編の中核になる……なんて妄想を抱いているようだが、噴飯モノだ。民主党が中心の野党なんて、国民は願い下げである。さっさと解散し、全員辞職して、カネ返せ。そして、二度と選挙に出てくるな――。これが国民感情というものだ。
「やることなすこと国民感情とズレているのが民主党です。当事者意識が希薄で、誰も泥をかぶらず、責任転嫁してばかり。そういう体質が決定的に嫌われた理由なのに、気づかず、戦犯が居直っている。大学のサークル活動のノリが抜けないのです」(伊藤惇夫氏=前出)
無為徒食という言葉があるが、まさに民主党のメンメンのためにあるような言葉だ。国民を裏切った反省もなく、謝罪もなく、身内であーだこーだとやりながら、穀潰しをしている。ヤクザは用心棒になるが、民主党は何の役にも立たない。下衆の極みが民主党なのである。
◆幹部経験者は全員辞めてカネ返せ!
そもそも、「反党行為」で菅や鳩山を処分するという話になる前に、民主党にはやることがあるだろう。世紀の裏切り者、民主主義の破壊者、野田前首相をどうするつもりなのか。
「公約違反の増税に邁進し、党分裂を招いた野田前代表こそが決定的に党を壊した張本人です。すぐに処分すべきですが、悪いのは代表経験者だけではありません。民主党は10年の参院選も負けたが、当時の菅代表も岡田幹事長も責任を取らなかった。輿石幹事長時代もそうでした。消費税で分裂し、小沢一派が出ていった騒動でも、誰も責任を取ろうとしなかった。ポストをすげ替えるだけでお茶を濁し、政権与党の間、ずっと、菅や野田、岡田、前原、枝野、玄葉、安住、蓮舫といった仲間内で党幹部と大臣をたらい回しにしてきたのです。こういう無責任が積み重なって、有権者の信頼を失った。本来なら、党幹部経験者は全員、辞めて蟄居すべきです」(鈴木哲夫氏=前出)
名前が挙がった連中は、在任中に何かひとつでも実績を残したのか。官僚に取り込まれるか、揚げ足を取られ、無能を露呈。原発事故対応で迷走し、党を分裂させ、国民の失望を買っただけだ。それが自民党の選挙圧勝につながり、独裁体制をつくってしまった。
いったい何のためにバッジをつけているのかと言いたくなるが、政界では、「この先3年間は選挙がない」と言って、一番喜んでいるのは民主党の現職議員だといわれている。次に選挙をやれば、負けるのは確実。選挙がなければ、あと3年は国会議員のままでいられるからだ。
◆国会では無力、国民からもシカトの役立たず
実際、民主党の政務三役経験者は、こんなことを言っていた。
「06年の時点で、09年に民主党が政権を取ると予想できた人はいなかったし、民主党政権の最初のうちは、今のような壊滅状態になるとは誰も思っていなかった。つまり、3年後はどんな政治状況になっているか分からない。自民党が失脚して、また民主党に風が吹いているかもしれない。それまで臥薪嘗胆です」
この期に及んで風頼みの他人任せ。反省も何もあったもんじゃない。渡世人も顔負けのお気楽さなのだが、こんなヤツらのために多額の税金が使われ、増税までされるのかと思うと、ハラワタが煮えくり返ってくる。
国会議員は三日やったらやめられないというが、今の民主党は、税金にタカる政治ゴロツキ集団と言うしかない。
なにしろ、与党の圧倒的な数の前に国会では非力無力で、しかも、国民からはシカトされているのだ。こんなテイタラクではマトモな仕事なんかできっこない。
それなのに、のうのうと税金を貪ろうなんて、「恥を知れ!」と言いたくなる。
政治評論家の有馬晴海氏もこう言った。
「しょせんは政権交代だけが目的の寄り合い所帯だったということです。もともとの理念もバラバラだし、新たに策定した綱領を読んでも、どういう国にしたいのかがサッパリ見えてこない。この期に及んで内輪でゴタゴタしている姿を見て、国民は完全に見放したと思います。菅さんや鳩山さんを相手に“排除の論理”を振りかざす前に、そう言うオマエはどうなのかと突っ込みたくなる。今回の騒動で、解党的出直しなんて絶対に無理だということがハッキリしました。民主党はもう再生できない。解党するしかありません」
こんな政党のせいで、悪質悪辣な自民党が善良、清廉に見えてくる。この国民感覚が悪政を加速化させてしまう。民主党はこの際、消えてもらった方が世のため人のためである。
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