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フザケルな!今夏も始まった 国会議員6億円外遊
http://gendai.net/articles/view/syakai/143613
2013年7月25日 日刊ゲンダイ
参院選が終わったと思ったら、早速、外遊だ。衆院予算委の与野党議員7人が24日、8日間の日程で欧州視察に出発した。費用は随行する職員2人分も含めて約1300万円。「財政難」と散々煽(あお)って国民に負担を求めながら、自分たちは身を切ることなく漫然と“お手盛り旅行”。そんなの許されない。
外遊に出掛けたのは、山本有二、伊藤達也、岩屋毅、遠藤利明、西銘恒三郎(以上、自民)、石田祝稔(公明)、坂本祐之輔(維新)の7人。
債務危機に陥ったポルトガル、アイルランド、スペインなどを訪問し、日本でも同じような混乱が起きないよう意見交換するらしいが、チャンチャラおかしい。欧州危機はもう3年ぐらい続いている。それほど危機感を抱いたのなら、もっと早く行くべきだろう。
今さら衆院予算の「海外派遣経費」を使ってノコノコ訪問するとは、ムリヤリ理由をつくって“物見遊山”に出掛けるとみられても仕方あるまい。
衆院に今回の外遊計画がいつ、どのように決まったのかを聞くと、この答えがまたビックリだ。
「恐らく先生方(議員)が計画したのだと思うが、担当者が同行しているので分からない」(国際部)
つまり、議員と事務方でちょろっと打ち合わせしただけで外遊先が決まり、多額の血税が投じられるというわけだ。
<衆院は予算をわざわざ増額>
そのうえ、ア然なのは、この衆院の「海外派遣経費」が今年度は4億5300万円と、昨年度から1200万円も増額されていることだ。
「衆院予算は、東日本大震災の復興対応などで昨年度と比べて全体で3.3%マイナス。それなのに『議員秘書関係経費』や『海外派遣経費』といった議員のカネは増えている。国会議員の外遊は例年、国会閉会中の夏場に集中する。他の委員会もこれから続々と外遊に出掛ける。その人数は例年100人近くになります。参院でも今年度、海外派遣費用として『議員旅費』が1億4800万円計上されているから、この1〜2カ月で計6億円余りがセンセーの外遊に消えることになるのです」(永田町事情通)
フザケた話ではないか。庶民は「復興」名目で今年1月から所得税が2.1%上乗せされ、来年6月からは住民税が一律年間1000円増で徴収される。扶養控除は減り、年金保険料はアップするばかり。さらに来年4月からは消費税率引き上げが待っている。国立社会保障・人口問題研究所が24日発表したアンケート調査では、20代以上の男女の約4割が生活が「苦しい」と回答している。そんな状況を少しでも改善するために知恵を絞るのが国会議員の仕事なのに、自ら税金をジャブジャブ浪費しているのだから呆れる。
全国市民オンブズマン連絡会議事務局長の新海聡弁護士がこう言う。
「外遊の問題は、まず、本当に必要なのかどうかも含めた説明が国民に一切ない上、成果もほとんど公表されないことです。こういう国民目線から遠いことばかりやるため、政治不信を招き、低投票率の原因になる。全国の自治体でも公費視察が問題になっているが、皆、国会議員を真似しているのです。国会議員は清貧と思われるようになるぐらい、襟を正すべきです」
生まれたときから税金でメシを食べている世襲議員ばかりだから税金の重みなんて分からないのだろうが、もういい加減にしてくれ。
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