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2013/7/24 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ
参院選に圧勝し、ねじれを解消した安倍首相に麻生財務相が「あなたは歴史上ない独裁者になりますよ」と言ったという。「いい気になるな!」だが、実際、安倍の独裁、恐怖政治は始まりつつある。なかでも見過ごせないのが、霞が関人事だ。選挙のドサクサの中、安倍官邸の意向で、幹部人事がいくつもひっくり返ったのである。この調子だと、憲法の番人、内閣法制局の人事もムチャクチャにされかねない。
新聞は大きく報じていないが、霞が関は今、安倍官邸に戦々恐々だ。逆らえば、更迭されてしまう。そんな恐怖政権が衆参を押さえ、長期政権が視野に入ってきたからだ。
今後、安倍が気に入らない官僚が次々に葬り去られるのは確実だ。
なにしろ、選挙前に安倍官邸が実行した独断人事は半端じゃないのだ。
外務省は昨年9月に就任したばかりの河相周夫次官を退任させ、拉致問題で活躍したお友達、斎木昭隆外務審議官を次官に抜擢した。厚労省でも下馬評を覆し、村木厚子社会援護局長を次官に登用。総務省も旧自治省の岡崎浩巳消防庁長官が次官に昇格、幹部らを驚かせた。
「河相さんはオバマ大統領との首脳会談を開けないので、腹いせ更迭。村木さん抜擢は人気取り。岡崎さんは菅官房長官がお気に入り。ついでにいうと、総務審議官になった桜井翔パパの桜井俊情報通信国際戦略局長も菅人事です」(霞が関事情通)
◆ドーカツ人事でやりたい放題
経産省人事でも驚かされた。朝日新聞は高原一郎・資源エネルギー庁長官が次官になると書き、これは大誤報だったのだが、本命視されていた石黒憲彦経済産業政策局長もひっくり返され、立岡恒良官房長が異例の次官昇格となった。
「高原氏は公務員制度改革で活躍したことが嫌われた。石黒氏は成長戦略の責任者だったが、途中から外された。立岡氏を推したのは経産省出身の今井尚哉首相秘書官で、民主党に近かったエネ庁幹部もきれいに飛ばされています。恐怖人事は独法にも及んでいて、官邸より目立ったという理由で国際協力機構の理事が辞めさせられました」(経産省キャリア官僚)
あまりに露骨な人事なのだが、そこで、懸念されているのが内閣法制局の人事なのだ。
「安倍首相は集団的自衛権を否定している憲法解釈を変更させたい。しかし、内閣法制局はおいそれと従来の解釈を変更するとは思えない。そこで安倍首相はどうするのか。法制局長官などを含めて、幹部をパージし、安倍流の役人を抜擢する可能性がささやかれています」(大手紙霞が関担当記者)
こんな事態になったら、行政、法律の継続性も何もなく、ムチャクチャになってしまう。こんな恐怖政治は許されないのだが、霞が関は安倍長期政権を見越して、押し黙っている。世も末という独裁がもう始まっている。
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