しかしどういう理由であれ菅は議員をやっている資格はない。 本来刑事責任を追及されるべき奴だから。

なぜ、そういう主張ができるのですか。刑事責任追及というのなら、そもそも事故を起こした張本人の東電幹部と、原発推進をやってきた自民党政治家、そして、官僚たちでしょう。

なにか、菅直人元首相をせめればそれでいいとするようなマインドコントロールがされていると思います。

若い人に選挙に行っても無駄という感覚が広まっているのと同じで、何か大きなコントロールがされているのでは？

菅直人元首相処分問題、原因は即時原発ゼロの主張をしたからだという話しは民主党参議院議員の有田氏のツイートなのです。

有田芳生 ‏@aritayoshifu 10時間
菅直人元首相に離党勧告との報道。おかしい。民主党の指導部で議論になったのは、東京選挙区問題が主要な理由ではなく、ただちに「原発ゼロ」を主張していたことと聞いている。東京の問題は執行部に責任がある。大河原支援で処分しないとは海江田代表が記者会見でも明確に語っていたことである。
（　https://twitter.com/aritayoshifu　）

そして、この情報はかなり真実である可能性が強い。なぜなら、マスコミも一切大河原氏支援が理由だとしているが、大河原氏自身は民主党にそのまま残っているからだ。大河原氏の写真は民主党のサイトにちゃんと載っている。

つまり、マスコミも巻き込んでの原発再稼働路線が進みだしているということだ。

この先に待っているのは、次の原発事故であり、日本国民のほとんどが国を捨て、世界各国へ移民するその代わりに世界の核廃棄物処分場に日本の国土を使ってくださいと日本の政治家がお願いするという事態だろう。

＞そんなことするぐらいなら、中央アジアの砂漠に処理場を作りますよ。

核廃棄物はほぼ全量が重金属です。重金属毒性は永遠に残るのです。また、当然のごとく放射性毒性も短いもので数十年、長いものは何万年も残ります。そんなものを大陸の地下へ埋めることができると思いますか。大陸は地下水が全体へつながっているのですよ。

北アメリカ大陸にも、ソ連があるユーラシア大陸にも未だに処分場が本格的に作られてこなかった理由は地下水問題があるからなのです。

放射性廃棄物を埋める深度はせいぜい１０００メートル程度。それより深いと地熱があり安定的な埋設ができないのです。そして、その深さはまさしく地下水が流れる深さなのです。

戦後、日本が工業化されたのは日本に原発を建てさせて、原発事故が起こり、その国土を世界中の国々が核廃棄物処分場として使うという計画があったからですよ。なぜ、世界のほかの多くの国にはアメリカのメーカーの工場が進出したのに日本には全くと言っていいほどアメリカや西欧のメーカーが進出してこなかったのか、なぜ、日本をアメリカが優遇したのか。なぜ、財閥解体が中途半端に終わったのか、そういった戦後史をよく考えてみてください。

＞中央アジアも未来永劫安全とは言わない。しかし、日本よりははるかに地盤も安定していますよ。

二つのことを誤解されています。

まず、日本に原発を造り、地震で放射能漏れを起こさせて国土を汚染させ、結果的に世界の核廃棄物処分場にしようと計画を始めたのは1950年ぐらいのことのはず。正確には１９５４年でしょう。しかし、1986年のチェルノブイリ原発事故の影響が25年以上たっても一向に収まらないのを見て、アメリカの計画は今変更を迫られているはずなのです。つまり、０８さんが指摘されているように、日本の国土に埋設するのはあまりに危険だということをアメリカや欧米のその筋の人たちも気が付き始めている。

もう一つの誤解は、上のことから出てくる別のことですが、地下への埋設は既にあきらめられている可能性があるのです。それは、オバマ大統領がアメリカ国内の地下埋設処分上であったユッカマウンテンの処分場計画を撤回しているからです。つまり、少なくともこの50年ぐらいは乾式キャスクによる保管しかないとアメリカの政権自体が考えている可能性があるのです。しかし、その乾式キャスク自体をどこへ置くかはまた別の問題であり、また低レベル・中レベル核廃棄物の処分の問題もあり、依然として日本が候補地であることに変わりはありません。

そもそも、日本のような地震が多いところで、実際に原発事故が起こったのに、原発を止めろとアメリカが言い出さないのはなぜだか、考えていただきたい。

また、福島第一原発事故の真相が依然として隠されていることの意味を考えていただきたい。アメリカは原子炉に監視カメラが付いていたことをちゃんと知っていますよ。そもそもＩＡＥＡが監視カメラをいっぱいつけていたのですから。

ジョン万次郎ホイットフィールド記念国際草の根交流センター（会長　小沢一郎、理事長　渡辺泰造）の「日米草の根交流サミット大会」も、目的は同じようなものでしょう（http://www.manjiro.or.jp/jpn/summit/index.html）。

詳しくはJohnMungさんから聞いてください。

＞原発事故が起こり、そのことも、失地回復のための自身のパフォーマンスとして利用することを試み、結果として現場の処理を妨げ、日本を破滅へと導いた。菅の脱原発は、このことを糊塗するためのものである。

　まず、「失地回復のため」ということはないと思います。原発事故が起こった時点で、失地回復のためというようなことを考える余裕などはなかったはずです。そのことは、事故当初の菅直人首相の映像での表情を見ればよく分かります。

　「結果として現場の処理を妨げ」もあり得ません。事故当初から既に事故処理の主導権は日本側にはなかったはずです。自分はあのヘリコプターでの水かけ自身が一種のめくらまし、関心そらしであった可能性が強いと考えています。その程度に、地震直後から事故への対処は東電からも日本政府からも切り離されて行われたはずです。そうでないと、いろいろな点であまりに矛盾が大きいのです。ですから、菅直人首相が現場の処理を妨げたということは有り得ないのです。

ある意味、事故処理を妨げることができるほど日本の首相の力が強ければよかったのにとさえ思えてしまいます。それほど、今の日本は当事者能力がないのだと思います。

まあ、こんなことを言っていると、それこそ、また、入試不正の告発を始めたころのことが起こるかもしれませんが。