http://www.asyura2.com/13/senkyo151/msg/466.html
Tweet |
自動車労連と電力労連が比例区のトップ級当選だから当然なのかもしれないが、消費税増税をめぐる政策でも、自民党が延期の可能性も示唆する柔軟性を見せる一方で増税を既定方針とし、原発問題も明確な廃炉方針を打ち出せず、ただただろくでもない政権運営を行った政党という印象だけを残しているのが民主党である。
野田政権が続いていれば同じような政策を採っていたアベノミクスに対する批判も、長期金利が上昇するなど、一時的表面的な事象に惑わされ、根拠のない頓珍漢なもので終わっている。
産経新聞の取材及び観測記事なのでどこまでが真意なのかは不明だが、細野氏の“潔さ”に較べ、どういう思いがあるにしろみっともない執着を見せている海江田氏が、菅元首相と鳩山元首相の処分に動くというのはお笑いである。
菅元首相の処分は必要だと思うが、菅氏の支援活動を事前に押さえ込めなかった海江田氏自身の力量のなさや責任はどうなのかを含めて考えれば、海江田氏ではなく後任の手で行われるべきものである。
鳩山氏の尖閣諸島問題をめぐる発言についても、既に離党した者の発言をとやかくいってもはじまらないし、鳩山氏の見解はまったくぶっ飛んでいるというものではなく、おかしな言い方をすれば、日中の関係改善に資する可能性があるものである。
民主党は、小手先の対応をしても展望は見えてこない。
今回の参議選挙で民主党関係に投票した人たちにしても、政策的には自民党でよかったんだが、ほんとうなら脱原発の社民党に投票したかった、みんなの党のほうがすっきりしてわかりやすいなどと思ったひとがけっこう多かったのではないかと想像する。
民主党にとって何よりの問題は、自民党・公明党・維新の会・みんなの党・社民党・共産党などの他に、現在の民主党が政治勢力して存続する必要性が見えてこないことである。
民主党を必要としているのは、従業員の政治的充足度アップを労務管理政策の一つとするグローバル企業や伝統的大企業か、建前として自民党を支持しにくい国家・地方公務員の組合くらいと思われる。
そのような役割を担う政党の存在を否定はしないが、そのような政党にたいした未来は待っていない。
共産党や社民党という左翼反対派は別として、政権を担わんとする体制派政治勢力は、グローバル経済主義 Vs.国民経済主義を旗印に、理念や価値観を明確に打ち出し、具体的な政策を提示して貰いたいと思っている。
======================================================================================================
菅元首相に離党勧告 海江田氏が会談、通告 除名辞さずの方針
産経新聞 7月24日(水)13時24分配信
民主党の海江田万里代表は24日午前、参院選東京選挙区で党の方針に反して非公認候補を支援した菅直人元首相と都内のホテルで会談した。離党を勧告したとみられる。菅氏は反発しているもようで、民主党は午後に党本部で常任幹事会を開き、対応を協議した。菅氏が離党勧告を受け入れない場合は、除籍(除名)処分も辞さない方針だ。
民主党は参院選東京選挙区で当初、2人を公認したが、公示直前に公認候補を一本化した。だが菅氏は公認を取り消されて無所属で出馬した候補を公然と支援したため、事実上の分裂選挙となり「共倒れ」した。
海江田氏は尖閣諸島(沖縄県石垣市)をめぐり中国寄りの発言を繰り返した鳩山由紀夫元首相の処分も進める方針。ただ、鳩山氏は既に党籍を離脱しているため、離脱前にさかのぼって除籍処分にすることを検討している。
常任幹事会では海江田氏の続投を了承する見通し。海江田氏は、細野豪志幹事長が参院選惨敗の責任をとって8月末に辞任することも伝える。海江田氏は続投によって混乱を回避することを狙ったが、細野氏周辺には代表選を実施すべきだとの声がくすぶっている。
最終更新:7月24日(水)14時16分
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130724-00000534-san-pol
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。