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2013-07-24 07:19:31 生き生き箕面通信
「おいしい蝶が飛びこんできた」というのが、アメリカ蜘蛛の偽りのない実感でしょう。日本政府は昨日7月23日、マレーシアで開かれているTPP(環太平洋経済連携協定)の交渉会合に正式に参加しました。
日本政府は参加国以外には見られない秘密の交渉内容文書に目を通し始めたので、もう後戻りできません。「内容が不満だから、TPPには参加しない」とは言えなくなりました。毒まんじゅうを口にしたわけです。アメリカは、ニヤリです。
交渉に参加すると言っても、21分野のほとんどは決着済みです。残り5分野についても、日本が参加できるのは本日までのわずかな時間だけ。
さすがにこれではやり過ぎということになり、本日と明日のわずか2日間だけ、参加国が日本に進展状況を説明し、日本からの質問を受ける「日本集中日」が設けられました。なんというありがたいお情け!
これとても、既に終わった分野については、日本の要求は受け付けられず、許されているのはただ質問するだけ。それに対して「それは、こうなんじゃ」という説明を、「ははぁ〜」と恐れ入ってうけたまわるだけです。
ここまではすべて、アメリカのシナリオ通り。日本をTPPに巻き込んで、有無を言わさずアメリカの言う通りに引きずりまわす仕掛けです。
全体会合とは別に、日米2国間交渉会合を来月上旬に始める日程ですが、アメリカ側の交渉窓口であるUSTR(米通商代表部)のフローマン代表は、すでに「関税撤廃に例外はない」と、先手を打っています。
「関税に例外なし」なら、アメリカにも都合の悪い車の関税がありますが、これについては先のオバマ・安倍会談の際、安倍首相から「アメリカさまの車の関税はそのままで結構でございます」と、”貢ぎ物”として差し出しており、いまさら日本が持ちだすことはできませんし、持ちだしても、フローマンさんから「それは首脳会談で決着済みでしょ」で、オシマイ。
TPP交渉とはことほど左様に、日本市場だけを一方的に裸にする、アメリカさまのシナリオ通りです。
こんな「不平等条約」には、参加する必要はないではありませんか。事実、中国も、韓国、インドも参加していません。日本はアジア地域での貿易量が多くなっており、いまさらアメリカにこれほどまでに牛耳られる市場に無理に参加させてもらう必要はありません。
しかし、交渉に参加せずに、日本がアジア各国と自立した交渉を始めれば、安倍首相は直ちに首相ポストから引きずり降ろされる攻撃にさらされます。安倍首相としては、日本国民を差し出しても、首相ポストの方が大事なのです。自分の保身のためには、日本国民を他国に売り渡す。安倍政権の実態は、「売国奴」政権と断言できます。
日本人の頭は、洗脳されたことで真実が判断できないようになってしまいました。その目には、霞みをかけられ、真実が見えないようにされてしまいました。それは、戦後一貫して操作されてきた「日本人改造計画」によって、いま、集大成されています。新聞、テレビなどの情報発信機能も、すべてその流れの中に巻き込まれ、非常に偏った形になってしまいました。
参院選で勝利した自民党政権は、アメリカさまの意向に沿う政権運営を強力に推し進め、日本はアメリカ化されていきます。そのアメリカ化とは、デトロイト市化です。アメリカの金融帝国首脳は、自国の輝ける自動車王国デトロイトを廃墟にしても一向にかえりみることがありません。ましてや日本人の暮らしがどうなろうと知ったことじゃありません。その帝国に、安倍政権は引きずられています。日本人にとっては地獄へつながる道といえます。
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