生活の党は

＞外国からの急迫かつ不正な侵害及びそのまま放置すれば我が国に対する直接の
＞武力攻撃に至るおそれのある事態等我が国周辺の地域における我が国の平和及
＞び安全に重要な影響を与える事態に限って、我が国の独立と平和を維持し国民の
＞安全を確保するため、やむを得ず行う必要最小限度の実力行使は、個別的又は集
＞団的な自衛権の行使を含めて、妨げられない。それ以外では武力行使しない。
http://www.seikatsu1.jp/activity/diet/act0000062.html

と言っているから、その範囲は専守防衛に限られる。「日本を守るために米国が協力
して下さるときには、有り難く力をお借りします」という意味でしょう。

安倍氏の言う「集団的自衛権」は、ちょっとよく分からないけど、米国が世界で行う戦争
に日本が参加できるようにしたい、ということじゃないのか？もっと言えば、米国の1％の
金儲けのための戦争に、日本の若者の命を供出できるようにする、という意味。それじゃ
困る、ということ。だから、警戒している。

もし、そうだとしたら、両者の間の意味合いはまるで違ってくる。

＞「日本を守るために米国が協力して下さるときには、有り難く力をお借りします」という意味でしょう。

その場合には、集団的自衛権を行使するのは、日本ではなくて米国なのです。

日本が米国によって外国からの攻撃から守ってもらうために、日本が集団的自衛権を行使する必要はまったくありません。

日本が集団的自衛権を行使する場合は、こんなケースです：

「２０ＸＸ年、北朝鮮は米国本土へ到達する核ミサイルを完成させた。米国は北朝鮮に大量破壊兵器である核ミサイルの廃棄を強く求めたが、北朝鮮は応じなかった。

米国は国連安全保障理事会で、北朝鮮への武力制裁を強く求めたが、国連安全保障理事会は北朝鮮への武力制裁決議を否決した。

米国は、米国民の安全を脅かされたとして、米国の個別的自衛権に基づき北朝鮮に対して空爆することを予告した。

北朝鮮は米国を非難するとともに、米国に対して、もし北朝鮮への空爆がおこなわれるのであれば、米国本土への核ミサイル攻撃をおこなうと応じた。

北朝鮮は日本に対しては、第一次朝鮮戦争の時と同じように、日本が米国軍に対して基地提供にとどめるならば、日本に対しては一切の攻撃をおこなわないと宣言した。

ただし、日本が米軍とともに北朝鮮に対して攻撃を加えるならば、北朝鮮は日本に対しても攻撃すると警告した。

米国は予告どおり北朝鮮を空爆し、日本に対して集団的自衛権を行使して自衛隊が米軍と共に戦うことを要求した。」