http://www.asyura2.com/13/senkyo151/msg/364.html
Tweet |
惨敗から一夜明け、民主党本部に入る海江田代表=22日午前、東京・永田町
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20130722/plt1307221536011-n1.htm
2013.07.22 ZAKZAK
7・21参院選は自民党の圧勝に終わり、惨敗した野党陣営としては、各党代表の進退が注目される。ところが、民主党の海江田万里代表を筆頭に、ほとんどの党首が引責辞任に触れず、野党協力や政界再編を言い出す始末。こんな無責任体質では、党勢回復など夢のまた夢ではないか。
「信頼を得るための努力は道半ばなのでその努力を続けたい」
結党以来最低の17議席という大惨敗を喫した民主党の海江田代表は21日夜、こう語り、代表留任に意欲を示した。海江田氏が発言したのは、細野豪志幹事長が辞任の意向を示した直後だけに“自分が居座るために幹事長に詰め腹を切らせた”という印象も免れない。
「ポスト海江田」候補の岡田克也前副総理や前原誠司元外相らは、地元で民主党候補が敗れており、「海江田降ろし」に動きにくい事情もある。
政治評論家の小林吉弥氏は「民主党にはトップを交代させて党を再建するエネルギーすらない」とあきれる。
こうした党内事情を見越したかのように、海江田氏は「他の野党とも協力できる点で協力する」とも語り、政界再編を続投の“言い訳”にするあざとさを見せた。
目標の2ケタ議席に届かなかった日本維新の会でも、「代表続投」と「政界再編」はセットのようだ。
石原慎太郎共同代表は記者会見で、自身と橋下徹共同代表の引責辞任を否定。橋下氏は「次の衆院選では野党が1つにならないと。政権交代可能なもう1つの野党を作り上げていくことが政治家の責任だ」と鼻息を荒くした。
みんなの党は前回参院選の10議席に届かなかったが、渡辺喜美代表は「野党再編」の必要性を強調した。
小沢一郎代表の生活の党は「獲得議席ゼロ」で、かつての権勢は見る影もなく、持論の「政権交代に向けた新しい受け皿づくり」で影響力を発揮するのは厳しそう。小沢氏は敗因を「みなさんがあまり報道してくれなかった」とマスコミに押し付けて乗り切りたいようだが、政治生命の終焉が近づいたようだ。
小林氏は3年後の衆参ダブル選の可能性が高まったと指摘したうえで「ダブル選挙になれば圧倒的に与党に有利になる。野党が選挙協力するだけでは選挙区調整が難航し、比例代表でも票を奪い合う。最終的には新党へ行く公算が大きい」と予測する。
ただ、民主、維新、みんな、生活の各党は、憲法改正や消費税などの主要課題で距離が大きく、「そう簡単に野党再編、統一はない」(海江田氏)のも事実だ。
仮に野党再編が実現しても「野合」とのそしりは免れない。そして、各党代表の留任が党内で認められても、有権者が納得するとは思えない。
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。