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参院選の結果の感想(Afternoon Cafe)
http://akiharahaduki.blog31.fc2.com/blog-entry-1526.html
予想通り、自公政権が過半数を占める勝利を収めました。
これは避けられない事が確定的でしたので、私が注目してた「最後の一線」は、
・改憲勢力(自民+維新+みんな)が2/3しめるかどうか
・共産党がどこまで議席を伸ばすか
でした。護憲勢力がストッパーとしての役割を果たせれるかどうかです。
あと、維新がどこまで敗北するかにも注目していました。
ちなみに各局は民主党の大惨敗を大きく取り上げていますが、そんなことはハッキリ言ってどうでもいいことです。
なぜなら、民主党は所詮第2自民党的政治しかできないしょうもない政党であることが前回の政権交代で嫌と言うほど実証されてるのだから、健闘しようが敗北しようが、はたまた議席がゼロになろうが大勢に影響はないので、私は全く関心ありません。 (これは以前ブログでも書きました )
さて、今回の選挙で更に残念だったのは、ワタミ社長だった渡辺美樹氏が滑り込みで当選したことです。
みんなそんなにブラック企業の奴隷になって殺されたいのでしょうか?
ワタミ入社後二ヶ月で過労自殺に追い込まれ、渡辺氏の立候補取り消しを涙ながらに訴えた森美菜さんのご両親の心中はいかばかりかと思いました。
私なら日本中の人から見捨てられた気持ちになるでしょう。
それから、維新が思った以上に議席を取ったのも残念でした。
橋下氏があれほど慰安婦発言で国内外から非難を浴び、石原が直前に横田めぐみさん妾発言をしたのに、共産党と同じ議席数とは。
沖縄では糸数さんが勝ったのは嬉しいことですが、維新の候補者が比例で当選しました。
沖縄はあれほど橋下氏に陵辱されたというのに。
結果としては橋下氏がいうように「民間企業ならトップの責任が問われる話」(注:もちろん橋下は責任をとらない)であり、敗北と言えるのですが、私はやはり維新はいくら落ち目でも
「柩に眠る彼の胸にトネリコの杭を打ち込むまで安心できない」存在であると再確認しました。
一方わずかではありますが朗報もあります。
朗報というにはギリではありますが、なんとか改憲勢力(自民+維新+みんな)が2/3に届かなかったことに安堵はしました。
TPPに関しては絶望的な議席ですし日本のブラック国家化に拍車がかかることはさけられないでしょうが、ブラック憲法だけはとりあえずブレーキがきく状態となったのにホッとしました。
しかし、民主党の中の改憲派や与党のコバンザメ&コウモリの鵺政党である公明党には油断ができません。依然危険な状態です。 彼らをなんとか世論で押さえたいところです。
そんな中、共産党が8議席を獲得、非改選もあわせて11議席を確保したのは本当に良かったと思いました。
(ほんとはもう少し伸びると期待してたのですが・・)
共産党が党首討論、議案提案権をゲットできたのは救いです。
「追及能力持つ共産党の10議席は他野党の数十議席と破壊力違う」のですから、過半数をとった自公にガンガン迫ってもらいたいです。
では、ツイートをいくつか。
@takashicyan @akiharahaduki 訂正希望:「ケーサツに引っ張られるわけでもないのに」→「まだケーサツに引っ張られるわけでもないのに」
— Bard (@BardMacbeth) July 21, 2013
自民党の改憲案は発表されてから1年以上になる。その民主主義を否定する内容を「知らない」では済まされない。だけど大半の国民は知らない。人々が無関心・無気力なまま、ずるずるとファシズムの台頭に手を貸し参加していく。世界史に恐らくそんな例がないだけに、人々の危機意識も高まりにくい。
— 想田和弘 (@KazuhiroSoda) July 21, 2013
参院選、一部に光明も見られるが、全体的には1930年代ドイツを連想する流れに日本は進んでいるように感じ戦慄が走る。ただし、現代日本のそれは熱狂を伴わない、しらけムードの、無関心・無気力なファシズムである。だから危機感の温度も低い。しかしこれはかなり危機的状況である。
— 想田和弘 (@KazuhiroSoda) July 21, 2013
「軍法会議」、「死刑」の石破発言そのものも物凄く恐ろしいが、それ以上に恐ろしいのは、発言後、蜂の巣をつついたような騒動にもならず、各マスコミ、言論人からの総攻撃もなく、野党からの問責決議もなく、本人が辞任に追い込まれることもないという「世の中の風潮」の方だ。確実に何かを忘れた日本
— 哲夫(生活党支持) (@bbtetsuo) July 19, 2013
確実に何かを忘れた日本危機感の温度が低い、無関心・無気力なファシズムという危機的状況 これを前にして色々とやるべき事はあると思います。ひとつには、情報がネットで瞬時に共有できる現代において、日本で何が起きているかを積極的に海外に発信し、海外での日本の評価を国内に広め、日本の極右化に批判を強める国際的な世論と連携することは、有効な方法だと思います。
想田和弘(映画監督)「よくも悪くも日本国憲法は「もらったもの」。これまで何となく使ってきたけど、まだ自分のものにはなっていない。改悪という危機にさらされたことで、憲法と根本から向き合う機会になった。これからは、憲法を自分たちのものにしていく作業が始まるのではないでしょうか」
— watanabe (@penewax) July 21, 2013
今の憲法を自分たちのものにしていく作業が「まだケーサツに引っ張られるわけでもない」うちに。
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