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2013/07/22 09:29 かっちの言い分
今回はネット選挙解禁とあって、マスコミの前宣伝の自公安定多数という評判に少しでも泡を吹かすかもしれないと期待していたが、やはりマスコミの通りになってしまった。世論誘導に見事に嵌ってしまったとも言える。なぜなら、戦後第3番目の低投票率という数字に表れている。
国会一番がっかりしたのは、生活の候補者が一人も当選しなかったことだ。当然選挙区の方は非常に厳しいと思っていたが、森ゆうこさん、さとうこうじさんは開票の後半までがんばったが届かなかった。森ゆうこさんは、政策的に似ている社民が候補者を出さなければ当選していたはずである。森さんが国会に来なくなるので、一番ほっとしているのは法務官僚、検察、最高裁の連中かもしれない。
また比例区では誰か一人は当選すると思っていたが、三宅さんも届かなかった。反自公の比例区の投票率は以下である。
生活 :94万票(0議席)
社民 :125万票(1議席)
みどりの風:43万票(0議席)
大地 :52万票(0議席)
生活はもう10万票程積み増していれば当選していたかもしれない。
それに対して共産が延ばした。これは反自民の受け皿がバラバラになってしまって、皮肉にもその受け皿になったからと思っている。そういう意味で、上記の各小党の党首、執行部がもう少し度量を広く持ち、大同団結をして受け皿を用意出来ていたなら、これほど大きく負けなかった。
我が家の塀に付けていた小沢さんと三宅さんのポスターも昨夜外した。比例から誰か一人でも当選していたら、まだ生活の努力も報いられていたが本当に残念である。ただ、ここでまた色気を出してはいけない。地道に「生活」の名前を売っていくしかない。なぜなら、理念、政策は間違っていないからだ。
反自公の暴走を許す結果を招いた、もう一つの大きな要因は民主党内のゴタゴタ、体たらくである。今回民主党が議席を激減させた。この原因は歴代民主党政権の失敗である。特に菅元首相、野田元首相は第1級戦犯である。今の民主党は何を目指しているのかまるでわからない。反自民なのか、自公の政策に是是非で賛成なのかすらわからない。これでは決して次の選挙の受け皿にもならない。まるでのっぺり顔の政党である。民主は菅、野田を支えた旧執行部の戦犯連中と決別しない限りどっち付かずで、さらに減少していくだろう。
今回、自民をこれだけ勝たせたので社会保障は棚上げされ、国土強靭化の予算に大手を振って消費税が使われるだろう。これで日本の社会保障の抜本改正は無くなったと見ている。年金はどんどん減らされる。それを望んだ国民は哀れである。
また原発の再稼働はどんどん早まるであろう。また外国への原発輸出も加速されると考えなければならない。原発輸出の条件に事故があった場合には日本が賠償すると書かれていると言う。きっと、福島に続く3度目の核被害に会わなければ日本人は本当に目が覚めない。たが、その時は日本沈没かもしれない。ただ、1筋の光は山本たろう氏が反原発のシングルイッシュウで第3位に食い込んだことだ。ここに、反自公政権に対応するためのヒントがある。
またTPPについて選挙中、政府、官僚が抑えていたいろいろ不利な情報が出されてくるだろう。農産物自由化も自民を信任したことになる。診療の自由診療も導入され日本の皆保険制度も危うくなる。また国防軍の議論もさらに活発になるだろう。目先の株価高、円安誘導しか成果を上げていない安倍内閣に議席を与えた多くの国民は、これから起こる日本不幸に責任を取ってもたいたいと言いたい。国防軍で自分自身、自分の子供や孫が徴兵されるようになっても、今回選挙で自民党に投票した国民の中で償ってもらいたいものだ。
小沢代表は今回の選挙結果は、これほど酷いとは思っていなかったと思うが、ある程度は覚悟していたと思う。遅くとも3年後の衆議院選挙に向けて受け皿を作ると言っているからだ。
これだけ負けて、議員の方も苦しいだろうが、それを支持する国民はたくさん居る。つらいがまた一から捲土重来を期して頑張るしかない。国民の生活が第一のために。
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