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2013年07月22日 板垣 英憲(いたがき えいけん)「マスコミに出ない政治経済の裏話」
◆参院議員選挙(7月21日投開票)は、自民・公明連立与党が大圧勝し、野党は大惨敗し、予測通りの結果となった。やはり、選挙戦というのは、組織が一丸となって戦わねば勝てず、バラバラではダメだという当然のことが改めて証明された。加えて、菅直人元首相、野田佳彦前首相がマニフェスト違反、「ウソつき」の烙印を押されて、国民の信を失ったのでは、絶対に勝てないという政治の原理が強烈に示された。
この点で、前回総選挙で大惨敗させた野田佳彦前首相、岡田克也前副総理、前原誠司前国家戦略相、玄葉光一郎前外相、安住淳元財務相、枝野幸男前経済産業相の「戦犯6人衆」の「悪い因果」が依然として続いており、これが今回の参院議員選挙でも丸で「呪い」のように祟り続けている。
安倍晋三首相は、6年前の参院議員選挙で惨敗し、「衆参ねじれ現象」を現出させた張本人として、「親の仇」を見事「長崎で討ち果たした」形となり、これで「もういつ死んでもいい」くらいの気持ちであろう。
しかし、安倍晋三首相は、日本国憲法改正案発議に必要な「衆参それぞれで3分の2以上の賛成」という要件を満たすべく、日本維新の会や「みんなの党」などとの連携に全力を上げることになる。
◆東京都選挙区に無所属で立候補した山本太郎氏が、貧乏に堪え、「反原発」を訴えて、民主党公認の鈴木寛前参院議員を押さえて、初当選したのは、痛快だった。生活の党の小沢一郎代表が、「2022年までに原発ゼロ」の立場から、秘書軍団を送り込んで陰ながら支援していたという。
鈴木寛前参院議員は、小沢一郎代表らが民主党を離党したのに対して、「純化路線」の立場から「筋肉質になった」と発言していたけれど、今度は自分自身も落選して、皮肉なことに民主党がさらに「筋肉質」になったのであるから、喜ばねばならない。
それにしても、民主党執行部は公示直前になって理不尽にも、大河原まさこ前参院議員の公認を取り消し、これに菅直人元首相が、自分の選挙区が弱体化するのを恐れて、無所属で立候補した大河原まさこ前参院議員を応援したことから、事実上、分裂選挙となった。民主党は、この期に及んでも「分裂」の性癖は治らない。こうなると、煎じて飲ます薬はないという惨状である。
早々に解散し、小沢一郎代表を軸に、新党を結党し直して、再出発するしかない。「国民を騙した」「ウソをついた」というレッテルを貼ったまま、政党活動、選挙活動を続けても、「信頼」を回復することは不可能なのである。
◆埼玉県選挙区で、「みんなの党」の行田邦子前参院議員(民主党→みどりの風→みんなの党)が、民社党の山根隆治前参院議員を押さえ込んで2期目の当選を果たした。ここでも小沢一郎代表が、行田邦子前参院議員を応援、支援のため秘書軍団を送り込み、秩父の山奥を出発点に得意の「川上から川下へ」という選挙戦術を展開して、勝利に導いた。「反小沢派」の山根隆治前参院議員の意気の根を止めたのは、御手柄であった。山根隆治前参院議員を支援していた衆院埼玉1区選出の武正公一衆院議員、埼玉5区選出の枝野幸男前経済産業相らは、民主党選出参院議員を2議席失い、顔色がさえない。
6年前の参院議員選挙のとき、小沢一郎代表にスカウトされた鳥取県選挙区の川上義博前参院議員、小沢一郎代表の秘書軍団に支援された香川県選挙区の植松恵美子前参院議員らは、小沢一郎代表との決別が、いずれもマイナスに作用した。
◆小沢一郎代表にとって、今回の参院議員選挙の結果は、予測の範囲内のことであった。だが、このブログですでに述べてきたように、世界支配層(主要ファミリー)は小沢一郎代表が、世界を救済する指導者として2016年7月に政権樹立することを要請しているので、これを受けて、小沢一郎代表は2016年7月の「衆参ダブル選挙」を最終決戦場と設定して、次のようなタイム・スケジュールと戦略・戦術を組み立てている。つまり、7月21日の投開票が、次の戦いの「出発点」ということだ。
@「2016年7月衆参ダブル選挙」に向けて、総力戦体制を築く。「小沢一郎政治塾卒業生300人」を衆参ダブル選挙に立候補させるほか、衆院295小選挙区、比例代表180人、参院改選121人(選挙区・比例代表)にすべて立候補させ、決戦を挑む。
A「2014年2月25日」、小沢一郎代表の状況が物心ともに一変する。
B「2015年6月」に世界大乱が起こり、世界支配層(主要ファミリー)から世界を救う指導者として小沢一郎代表は、さらに奮起を促される。
C小沢一郎流「選挙戦略・選挙戦術」の徹底を図る。とくに「川上から川下戦術」「ドブ板戦術」「ミニ集会戦術」「個人後援会組織」「支援団体確保」「ネット選挙戦術」などである。
D「2016年7月」、衆参ダブル選挙に、小沢一郎代表率いる政党が大圧勝し、小沢一郎政権を樹立する。
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