岩手の情勢に関する報道もそうです。
見聞きし、肌で感じる“リアル”では、平野候補が一歩リード、なんてまったく実感できませんて。（笑）
むしろ、業界団体、特に建設業界の“大車輪の活動”が目に余る。
自民の“オスプレイに載ってきた落下傘候補”の票の伸びは侮れない、決して。
（これを小沢一郎がやったら、“旧来型の利権誘導・土建選挙”で皆な批判するだろうに、自民党がやればＯＫなの？）

なお、昨日の選挙最終日の岩手（北上）の情景を簡単にレヴュー。

【無所属・平野候補】
　１８時から、北上ビックハウス前で“最終街頭”（司会のお姉さんのセリフ）を実施。
　集まったのは２５０人くらい。半分以上は平野候補を支援する県議の関係者。（動員とは言わないが、選挙戦最終演説がコレでは淋しいよねえ〜）
　演説前、平野候補が聴衆の方に来て一通り握手をする。
　右隣の人に平野議員が『あっちでもコッチでもお会いしましたね』と正直に吐露。
　（だって動員・・・失礼、追っかけだもん）
　左隣の人は、しきりに、“自民党”という単語と、自民党系の県議・関係者の名前を出して話していた。
　熱気はあった。それは否定しない。
　自民党や民主党の“落下傘降下部隊”を支援するよりは、“自己正当化”もたやすいのだろう。
　話しは『被災地復興と“即戦力』が９割。
　取ってつけたようにＴＰＰや経済問題を語っていたが、“無所属議員”に何が出来るのか、という根本的疑問。
　・・・いや、“政権与党入り”が前提なら、話すほうも聞くほうも“矛盾”は感じないのかね。
　１７日同じ場所で生活の党・関根候補が街頭演説をしたが、３００人以上は集まっていた、と聞いている。蛇足ながら。

【生活の党・関根候補】
　１８時半から、北上さくらのの前で、“打ち上げ街頭演説”（司会のおねーちゃん（？）のセリフ）を実施。
　聴衆は４００人を越えていた。聴衆は、４０代〜６０代の男性中心。若い男女やご高齢のご婦人も。
　県議及び北上・花巻市議がずらりと並ぶなか、衆議院議員畑さんが応援に来ていた。
　被災地復興、ＴＰＰ阻止、消費税増税阻止、原発稼動反対、生活者の立場での経済立て直し、
　と、語るべきポイントは全て網羅する最終演説でした。
　応援演説では、『１２年前の参議院選挙での勝利』を繰り返し、苦しい選挙での逆転必勝を期すと共に、
　その選挙の当事者“平野候補”という存在への“言外の非難”を行い、意図を察した聴衆から賛同の声が挙がっていた。
　熱気と歓声のかな、最終演説は無事終了、最後に畑議員と握手して帰路についた。

最後に、平野候補の名誉の為に一言付け加えておく。
３．１１移行、復興庁創設までの平野議員の“功績”を否定するものでは無い。
被災以降、髪の毛を真っ白にして憔悴した顔で必死に活動した政治家は、日本中で２名しか居ない、と私は思っている。
それが、達増岩手県知事と、この平野候補、だ。
ところが、早くも“省”ではなく“庁”という組織を作ってしまった“弊害”に蚕食され、
目に見える復旧・復興が滞った責任の多くは“復興大臣”に帰すべき問題であるしのは当然である。
また、“復興予算流用”に関する平野候補の“誠実ならざる態度”は、それまでの功績と言う貯金を使い果たし、
むしろ“裏切り者”と言われても仕方が無い“大失点”に相違ない。
国会での彼のへらへらした答弁を見て、怒りを持たない当事者が居るのか？
いや、それすらも彼の“人柄・キャラクター”で済ませ、消化できちゃうんだろうな。
お目出度い方々だよ、ほんと。

気を取り直して・・・
さあ、もうすぐ投票開始！！選挙に行こう！！！