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http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20130720/plt1307201457002-n1.htm
2013.07.20 ZAKZAK
7・21参院選で、首都決戦がヒートアップしている。報道各社の情勢・出口調査で、東京選挙区(改選数5)の最終議席をめぐって、民主党の鈴木寛氏と、無所属の山本太郎氏、みんなの党の桐島ローランド氏らが激しく競り合っているのだ。各陣営とも、今回から解禁されたネット選挙をフル活用し、ライバル候補へのネガティブキャンペーンまで展開している。
報道各社の調査=別表参照=を分析すると、東京では自民党の武見敬三、丸川珠代両氏と、公明党の山口那津男氏が当選圏内に入り、6月の都議選で躍進した共産党の吉良佳子氏も滑り込みそうな勢いだ。
しかし、最後の1議席をめぐる争いは予断を許さない。冒頭で紹介した3候補が意識するのは、上位当選が確実視される自民党候補ではなく、“5位争い”を演じる宿敵たちだ。
「反原発」どころか「脱被曝」を掲げる俳優の山本氏は、民主党公認候補として一本化された鈴木氏にターゲットを絞る。
山本氏は街頭演説で、鈴木氏が福島第1原発事故当時の文部科学副大臣だったことに触れ、「SPEEDI(緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム)を、僕たちに全然見せなかった。その文科省の副大臣がどの面下げて立候補するんだよ。何が何でも引きずり降ろします」と主張。この演説の様子はネット上で拡散している。
これに対し、鈴木氏はホームページで、山本氏を名指しこそしていないが、「放射能について、誤った理解に基づいて、過度に不安をあおる人たちがいます」と反論した。
ネット上では、山本、鈴木両氏の支持者とみられるユーザー同士の“場外乱闘”もあり、ネット選挙が批判合戦を助長しているようだ。
桐島氏もまた、両陣営の論戦に乗り遅れまいと、ツイッターで「唯一、脱原発を実現できる政党、みんなの党を信じて下さい」と記載した。
無党派層を数多く抱える首都・東京だけに、これ以外の候補も含めて、最後の最後まで熾烈な戦いは続きそうだ。
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