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2013-07-20 陽光堂主人の読書日記
公正な選挙は民主主義の大前提ですが、最近はその公正性が疑われています。体制側の人は、不正選挙を論うのは「負け犬の遠吠え」としか見ていませんが、実情を精査してみると、お世辞にもきちんと行われているとは言えません。投開票業務は、結構杜撰なのです。
米国での不正選挙は有名ですから、この国でも同様の不正工作が行われていても不思議ではなく、その疑いは限りなく濃いと筆者は見ています。選挙管理委員会は公正に行われていると言うでしょうが、公明正大なら調査検証に耐えられるはずですから、不正工作追及の動きを妨害するような真似をすべきではありません。
ところが当局は、実態がバレると困るのか、単なる事なかれ主義なのか、一般国民に監視検証されることを嫌がっています。「時事ドットコム」の次の報道は、その一例です。(http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2013072000046)
投票用紙をネット掲載=「撮影やめて」選管警戒【13参院選】
インターネット選挙運動が解禁された参院選で、期日前投票をした有権者が記入済みの投票用紙を撮影し、ネット上で公開するケースが相次いで確認された。各地の選挙管理委員会は21日の投開票を控え、「投票所の秩序を乱しかねない」と警戒を強めている。
静岡県選管に寄せられた情報によると、有権者とみられるフェイスブックの利用者が、静岡選挙区の候補者名を記した投票用紙の写真をネットに掲載。その後、写真は削除された。
ツイッターでも18日、「卍固め」と書いた投票用紙の写真が流れた。用紙には青森県選管の印があり、投稿者は「投票したぜ」とコメントしていた。卍固めはプロレス技を指すとみられる。
静岡県内の市町選管には公示日以降、「期日前投票で自分の投票用紙を撮影したい」との相談が複数寄せられたという。県選管は「過去の選挙ではなかったこと」としている。
自分の投票先を公にするのは違法ではないが、投票所内での撮影行為は「投票所の秩序保持を定めた公選法に抵触する可能性がある」(静岡県選管)。浜松市選管も有権者から撮影の申し出があっても断るよう各区に注意を促した。
投票用紙の写真をアップしたのは、単なるパフォーマンスと見られますが、中には自分の一票がきちんとカウントされたのか、後で検証できるように記録しておきたいという人もいるはずです。こういう場合も撮影を認めないのは行き過ぎです。
投票所には、どういうわけか鉛筆が用意されていて、それで候補者名などを記入するわけですが、その後どうなったのか、我々には検証することができません。鉛筆書きですから、消されたり、別の名を書かれたとしても分からないのです。
別に鉛筆でなければならないという定めはありませんから、最近はボールペン等で書く人が増えているそうです。これは不信感の表れですから、選管は信用回復に努めなければなりません。
鉛筆書きの一票が無事カウントされたとしても、ムサシの器械で読み取る際に別の候補者・政党にスリ替わる可能性も指摘されています。一番最後に500枚ごとまとめて数字を読み込む際に、バーコードが使われており、ここの検証がなされていないという鋭い指摘もなされています。
疑い出せばキリがないわけですが、選管は疑惑を持たれないよう、常に努力する必要があります。それなのに、「投票所の秩序保持を定めた公選法に抵触する可能性がある」などといういい加減な理由で撮影を禁止するのですから、却って疑惑を招く結果となっています。
公職選挙法第60条には、次のように記されています。
(投票所における秩序保持)
第六十条 投票所において演説討論をし若しくはけん騒にわたり又は投票に関し協議若しくは勧誘をし、その他投票所の秩序をみだす者があるときは、投票管理者は、これを制止し、命に従わないときは投票所外に退出せしめることができる。
自分の投票用紙を撮影することが、「投票所の秩序をみだす」行為に当たるとは思えません。携帯で撮影すれば音が出ますし、フラッシュを焚けば皆が驚くでしょうが、事前に断れば済む話です。普通のカメラで静かに撮影する分には、許可もいらないはずです。
また、たとえ理不尽にも退出を強要されたとしても、投票行為を妨げることはできませんから、きちんと一票を投じるようにしましょう。後々のために、担当者の名前を聞いたり、遣り取りを録音しておくことも必要です。
役所はあやふやな根拠で権限を振り回す傾向がありますから、彼らとやり合うにはそれなりの準備をして臨まなければなりません。「撮影禁止です」と言われたら、その根拠を訊ねてみるべきで、「決まりだから」としか言えないはずです。
日本人はお上意識が強くて直ぐに信用してしまいますが、それではいいようにしてやられるだけです。洋の東西を問わず、権力者は腐敗していて不正を行うもので、日本だけが例外なんてことは有り得ません。日本人的美徳には反しますが、疑わなければ生き残って行けない末世に我々は生きています。
自己の判断で清き一票を投じ、それが民意としてきちんと反映されるよう見守ることが大切で、不正又は不正の疑いがある時は声を大にして追及しなければなりません。
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