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【生活の党】2013年7月18日(木)小沢一郎代表街頭演説
衆議院議員 小沢一郎 生活の党代表 at 岩手県滝沢村鵜飼字向新田(うかい むかいしんでん)7.18
http://4472752.at.webry.info/201307/article_31.html
2013/07/19 00:52 銅のはしご
衆議院議員 小沢一郎
生活の党 代表
2013年7月18日(木)
岩手県滝沢村鵜飼字向新田(たきざわむら うかい むかいしんでん)7-76
JA新いわて本所前
雨の中,またお忙しい中,こうして街頭に本当に大勢の皆様,足を運んで頂きまして,本当に有り難うございます。(小沢氏・礼)
皆様のいつも,いつも,変わらぬご厚意とご支援に対し,心から感謝,御礼申し上げます。有り難うございました。(人びと・拍手)
さて,もうすでに畑(こうじ)君からも話があったと思います。参議院選挙もいよいよ大詰めを迎えまして,本日は,岩手県内各地域で県民皆様に,お願いをして歩いております。
私共,生活の党は,この党名に現われておりますように,国民の生活を第一義的に考える政治を実行しなければならない。そういう理念・信念の下に政治活動を続けております。
したがって,安倍総理・安倍内閣の考え方とは,まったく相反する立場を取っております。
と申しますのは,安倍さんのやっている事は,国民の生活の弱者切り捨ての政策であります。「アベノミクス」と言って,マスコミを先頭に色々と囃し立てておりますけれども「アベノミクス」の成果と言えば何でしょうか。株が上がった事ですか。円が安くなった事ですか。
株が上がって,いったいどれだけの国民の皆さんが,得をし,儲かったんでしょうか。ほんの一部の人だろうと思います。
円が下がって,誰が得したんですか。海外に輸出している大企業が,大きな利益を上げただけでありまして,一般国民の皆さんは,庶民の生活は,物価高に追われている。物価高に苦しんでいる。
その傾向は,安倍内閣が続く限り,今後も着実に物価の上昇,そして,収入は増えない,という状況が続くと,私は思います。
また今,TPP。ここ農協の前ですけれども,TPPの問題も,これがアメリカの言うとおりになれば,農業の出荷額は,半分になるだろうと見込まれております。言わば,壊滅的な打撃を受けるわけですが,しかしTPPなるものは,農業・漁業だけではありません。
私達・日本が,世界に誇る,いわゆる皆保険。医療サービスを,保険で以って,すべての国民が受けられる。この皆保険の制度そのものが,非常に根幹から,今,揺すぶられている状況であります。
TPPの交渉の前に,アメリカから言われているのかも知れませんけれども,政府が既に,「混合診療」「自由診療」の枠を広げるという,方針を出しております。
その事を安倍さんに聞きましたら「それは,先端的な医療」あるいは「先端的な薬品に限定するんだ」と,そう言います。
しかし皆さん,そういう新しい技術や新しい薬が,全部,保険の適用外の「自由診療」になって行くと言う事は,結局は今までの皆保険制度が,維持できなくなってしまいます。
私共は,正にこの国民の健康を守り,世界に冠たるこの皆保険制度をしっかりと守って行かなくてはならない。そのように考えております。
また,雇用の問題についても,自分の内閣になってから「雇用が増えた,増えた」言いますけれども,その増えたのは,すべて非正規社員であります。言わば簡単に言えば,弱い者。
正規社員,13万人も減っております。
皆さん,これが「アベノミクス」・安倍政治の実態であります。
このような事が続けば,国民,個人個人の皆さん,生活設計ができなくなります。非常に,生活が,将来に向けて不安定になる。
雇用の非正規がどんどん,どんどん増えて,ほんの一握りしか正規社員はいなくなってしまう。あとの人は,いつ解雇されるか,いつクビ切られるか,分からない。医療もそのような状況。
それから年金についても,私共,最低保証年金を含む改革を主張しておりますけれども,それも(自民政権が続けば)将来本当に給付されるかどうか分からない。
それでは生活の将来設計が,まったく立ちません。
そうなると,今,景気対策。国民皆さんが景気対策をいちばん望んでおると言われておりますけれども,景気の一番の要素は何か。
日本のGDP,国民の総生産の中で,個人の消費が6割以上を占めているんです。
したがって,個人の収入を上げる。
雇用を安定化する。
将来の医療・年金等のセィフティネットを維持する。
そういうことがなくては,国民皆さんのサイフの紐は緩むどころか,いざという時に備えて,固くなる一方であります。
個人の消費が増えなければ,本当に景気回復はできません。
かつて小泉さんも雇用の問題で規制緩和を実行しました。そして景気が良くなったと,こう言いましたけれども,大企業のフトコロに260兆円という想像もできないお金は残りましたけれども,あれ以来,国民の収入は10%以上減っています。
したがって本当に景気を回復するためには,そして格差をなくすためには,個人の収入,そして可処分所得を増やす以外にないんです。
このまんまですと本当に,生産性の低い業種は切り捨てる。生産性の低い「地方」は切り捨てる。そういう政治がどんどん,どんどん横行することになります。
私達のこのふるさとも,本当に大きな格差の中で,どんどん寂れて行く一方になりかねません。
私達はそういう意味において,地域の,地方分権をすると同時に,個人個人の国民皆さんの生活,個々の「暮らし」をきちっと守って行く制度を維持する,あるいは作って行かなければならない。
それが本当の政治改革であり,格差の是正である。
私は,そのように信じております。
日本はかつては,本当に格差のない平等な公正な社会,世界でも珍しいくらいの。先進国・経済大国では,本当に日本だけだったんですね。
ところが,ここ十数年来で,世界2番目か3番目くらい平等な公正な国だったのが,20番目以下になってしまいました。急激に格差の大きい歪(いびつ)な社会になってしまった。
私達は,その事を本当に,政治の中できちんと解決して行かなければならない。
自由というのは,大事です。人間にとって,自由,これ程大事なものはない。
しかし,実際の社会生活の中において,好き放題,自由勝手にさせてしまったならば,それは正に弱肉強食の社会になってしまいます。
それでは,政治は,要らない。
そんな社会ならば,政治の必要はないんです。
政治というのは何のためか。
自由は大事だけれども,多くの,社会を構成する国民皆さんが,きちんと安定した生活をできる。そういう社会のシステムを作って行く。それが政治の役割であり,歴史的にも民主主義は社会保障を含めたセィフティネットを考案する事によって,今日(こんにち)まで維持することができたわけであります。
私達は小さなグループ・政党になってしまいました。しかしながら我々の主張するこの理念は,飽くまでも,わたくしは国民の皆さんとともにあり,そして正しい主張であると考えております。
どうか皆様におかれましても,なにとぞ私共の主張をご理解いただき,そして,本当に過去幾多の困難,幾多の難しい場面がありましたけれども,すべて県民皆さんのご支援によって,私共,この困難を乗り越えてまいりました。
どうか,この選挙戦もたいへん厳しい選挙戦ですけれども,皆さんのお力に重ねてお願いを申し上げまして,ご挨拶といたします。
どうぞよろしくお願いします。(小沢氏・礼)有り難うございました。(再び礼。人びと・拍手)有り難うございました。(小沢氏・礼。拍手大きくなり続く)
【生活の党】小沢一郎代表街頭演説 岩手県奥州市水沢区
【生活の党】小沢一郎代表街頭演説 岩手県一関市
◇
【参院選2013 岩手】
「小沢王国」攻防、党首被災地入りも「被災者置き去り」冷めた声
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130718/elc13071822070039-n1.htm
2013.7.18 22:06 産経新聞
参院選投開票まであと3日と迫った18日、自民党総裁の安倍晋三首相(58)と生活の党の小沢一郎代表(71)が岩手県内の被災地に入った。岩手選挙区は小沢氏が長年影響力を誇示してきた「小沢王国」だったが、小沢氏の威光は陰りを見せており、自民は議席奪還に向け、首相自らが乗り込んだ。過去最多の6人が1議席を争う混戦模様で選挙戦は過熱する一方だが、復興を一票に託す有権者からは「被災地が置き去りにされている」と冷めた声も漏れていた。
東日本大震災で津波被害を受けた岩手県沿岸部の宮古市。未明から降り出した雨の中、小沢氏は午前8時すぎからJR宮古駅前に立ち、支持を訴えた。だが、小沢氏の口から「復興」の具体策が語られることはなく、小沢氏を長年支持してきた酒店店主、三上正一さん(64)は「復興について話しても票にならないのかな」とつぶやいた。
被災地では集団移転に伴う用地買収など課題が山積している。市内の仮設住宅で暮らす会社員、鈴木長星(ちょうせい)さん(59)は「政治の力で復興を優先してもらいたいが、希望する高台移転もなかなか進まない」と嘆く。別の仮設住宅に住む漁師の畠山俊雄さん(59)は「政治家は本当に私たちのことを考えているのだろうか」と話した。
生活は新人、関根敏伸氏(57)を擁立したが、「選挙の小沢」と言われた“神通力”も今は昔だ。小沢氏の地元入りは公示後2回目だが、厳しい戦いを強いられている。
昨年の衆院選に小沢氏が所属していた日本未来の党から岩手で出馬した4候補のうち、選挙区で当選したのは小沢氏本人のみだった。古巣の民主党からは新人の吉田晴美氏(41)が出馬。小沢氏とたもとを分かった現職の平野達男氏(59)は民主を離れ、無所属で3選に挑む。かつて小沢氏の下で結束していた勢力が3つに分裂した形だ。こうした構図に「支持者が分散する」(吉田氏陣営幹部)との危機感も強い。
これに対し、新人の田中真一氏(46)を擁立した自民党は「今までは『参加することに意義がある』だったが、小沢票が3つに割れた今回は違う」(田中氏陣営関係者)と鼻息も荒い。平成7年に推薦候補が敗れて以来6連敗中だが、安倍政権の高い支持率を追い風に「王国」の牙城を一気に切り崩す構えだ。
午後1時40分すぎ、仮設店舗で営業している大船渡市の「おおふなと夢商店街」に安倍首相が姿を現し、被災者らと握手を交わした。ただ、鮮魚店を営む上野英明さん(62)は「政党の争いが目立ち、被災地が置き去りにされている印象がある」と選挙戦にいらだちを隠せない。
岩手県内では、公営住宅や民間の賃貸住宅を借り上げる「みなし仮設」を含め6月末現在で、3万6806人が今も仮設住宅で不自由な生活を送っている。同市内の会社員、藤野幸枝さん(53)は「いつまで仮設の状態が続くのか。被災地の景気を立て直してくれる人に一票を投じたい」と話した。
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