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21日投開票の参院選では、憲法改正を「党是」とする自民党が勢いを維持している。改憲派の日本維新の会など第三極や、「加憲」の立場を取る公明党などを含めれば、改憲発議に必要な3分の2以上の勢力が参院でも形成される可能性がある。3分の2をクリアした場合、改憲の方向性が自民党と異なる公明党と、独自色発揮にこだわりを見せるみんなの党の動向が鍵を握りそうだ。
参院の3分の2は162。自公両党に、改憲派の維新、みんな、新党改革を加えた勢力の非改選議席は計71だ。今回、候補を擁立していない改革を除く4党で91議席を獲得すれば、3分の2に届くことになる。
報道各社の世論調査では、自民党が70議席をうかがい、公明党も改選10議席を上回る可能性が出ている。維新、みんな両党は合わせて十数議席を獲得しそうで、4党での3分の2に現実味が出ている。
安倍晋三首相(自民党総裁)は、まず秋の臨時国会で、改憲に関する国民投票の年齢を「18歳以上」とするための法改正を実現し、改憲の中身の議論を進めたい考え。首相は、15日の長崎国際テレビの番組で「われわれは9条を改正し、その(自衛隊の)存在と役割を明記していく」と9条改正に言及した。
維新は参院選公約に改憲発議要件を緩和するための96条改正を明記し、自民党の主張に近い。
これに対し、平和主義を掲げる公明党は9条改正に反対で、96条先行改正にも異を唱えている。同党の山口那津男代表は16日、盛岡市で記者団に「かたくなに自民党が集団的自衛権を行使できる国防軍(の創設)にこだわれば、今後の議論は広がらない」とけん制した。
みんなの党も公務員制度改革などを優先させるべきだとの立場で、自民党とは一線を画す。渡辺喜美代表は4日、BSフジの番組で「官僚制度をきちんと変える方が、憲法改正より先だ」と強調した。このため、参院選後、直ちに改憲が政治課題として前面に出てくることは想定しにくい状況だ。
一方、改憲、護憲両派が混在する民主党は、明確な主張を打ち出せていない。党内には、改憲論議が本格化すれば「党が割れかねない」(中堅)との声もある。
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol&k=2013071700816
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