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2013年07月17日 世相を斬る あいば達也
以下の朝日の社説は、良いことを言っているから掲載するわけではない(笑)。民主党の崩壊に印籠を渡した野田佳彦同様に、財務省の走狗となって、消費増税の回避を絶対に阻止しようと云う社説である。野田も朝日も財務省も“子孫に借金を残さない”が合言葉だ。書いてあることは、ご無理ご尤もなのだが、ジャーナリスト魂を失ったマスメディアこそ、政治家の手足を、霞が関と徒党を組み、阻止してきた輩ではないか。今さら、綺麗事を並べるものではない。権力のおもねる姿勢が、政治を駄目にし、官僚をのさばらせている元凶ではないか、極悪人が裁判官になった錯覚さえ憶える。
≪ 社会保障―選挙で我慢を説く勇気
財政難のなかで暮らしの安心をどう維持するか。参院選で社会保障は以前ほどの争点になっていないが、日本にとって最大の焦点のひとつだ。 選挙で政治家が我慢を説く勇気を持ち、有権者も耳を傾ける。そんな関係を築きたい。
年金、医療、介護について、自民党の公約は「社会保障制度改革国民会議の審議の結果等を踏まえて必要な見直しを行う」と素っ気ない。
できもしない「改革」を掲げるよりはましだが、何も言っていないに等しい。国民会議は有識者の集まりだ。どんな提案が示されても、政治が実現に走り回る覚悟を迫られる。
実際、選挙後には厳しい政策の実施や難しい決定が待ち受ける。たとえば年金では、減額が視野に入ってきた。
年金制度は、世代から世代へと受け渡す「お財布」のようなものだ。いまの受給者が使い過ぎれば、将来世代の年金が少なくなってしまう。
このため、人口構成の変化に対応して年金を自動的に抑制する「マクロ経済スライド」という仕組みがある。04年の年金改革で導入された。
ところが、一度も発動されていない。(1)過去の物価下落時に政治判断で高止まりさせた年金を本来の水準に下げる(2)物価が上がる、という前提条件がそろわなかったからだ。
ただ、(1)は今年10月から1年半かけて段階的に引き下げることが決まった。
(2)もアベノミクスや消費増税で、現実味を帯びてきた。
環境が整うにつれ、減額や抑制の回避を求める声は高まる。本当に実現できるのか。
民主党は街頭演説などで「物価が上がっても、年金が減る」と不安をあおり、「物価上昇についていく仕組みを考える」という。だが、将来世代の負担には口をつぐみ、たちが悪い。
他の党も、日本維新の会が「年金目的の相続税」で負担増を求めるが、公明党は「年金加算の拡充」を掲げるなど、耳あたりのいい政策が目立つ。
医療では、主に中小・零細企業の社員や家族が入る協会けんぽの保険料が昨年度、10%に達した。給料が下落傾向にあるなかでの負担増が続いている。
その支出の4割は高齢者向け医療に回っている。現役世代への依存には限界がある。
これからは年齢ではなく、所得や資産に応じて税や保険料を負担する方向が望ましい。余裕のある高齢者にも我慢を求めない限り、制度が維持できないことを政治は語るべきだ。 ≫(7月16日付・朝日新聞社説)
安倍自民の争点隠しに加担したのが、オマエらだろう。今さら、日本にとって最大の焦点だ等と抜かす奴がいるか!野田と云う馬鹿を、オマエらと財務省が、“決められる政治”“子孫にツケ回しない”で“どじょう掬い”を舞わせたのはアンタらだろう?つまり、朝日の尤もらしさにつき合うと云うことは、政治家は全員野田佳彦になれ!と命じているようなものなのだ。誰が、そんな馬鹿な正論に耳を傾けると云うのだ。それに、この社説は、危機を煽っているだけで、処方箋のヒントすら示していない。泥をかぶるのが嫌なのかね朝日君!危機を煽るのは、筆者のコラムで充分、飯を喰らっているメディアなら、ビジョンを示せ!
年金額は、徐々にではあるが減額の方向に向かっている。支給年齢の延長も視野だろう。先ずは、年金の一元化について論ずるのが先だろう。霞が関と痛み分けの改革もせず、年金や健康保険や相続税に言及するなど、百年早い。もっと言うならば、中央集権から地方分権への道筋をつけるのが先で、それが実現して初めて、国民に痛みの共有を頼むのが、政治家の証だろう。裏の台所ですき焼きを喰らっている統治システムを変えることが、先決だ。まぁ、その統治システムの中で、ぬくぬく記者クラブ情報を垂れ流しているマスメディアに言われる謂われはない。断言しておくぞ!
安倍自民は野田の馬鹿が作った「社会保障制度改革国民会議」におけるイニシアチブを竹中の友人伊藤元重に預け、小金を必死で貯めこんで死んでゆく老人に、三途の川にも辿りつけない重税を課そうと画策している。伊藤と云う女形風の顔立ちの男は、濡れた唇で死者の懐を貪ろうとしている。自民党の憲法改正の中では、家族制度の再構築云々の内容が含まれているが、こりゃ営々と続く家族社会を崩壊しようと企んでいるとしか思えない。安倍晋三は心情右翼でグローバリスト。自民改憲で家族制度の再構築と言いながら、家族崩壊を試みる国民会議。まぁ、似たもの同士が仲良く論理矛盾を繰り返していると云うことだ。伊藤は謙譲語を連ねて、家族らに木綿針千本を呑ませようとしている(笑)。
≪「相続税と誤解していただきたくないんですけれど、亡くなられた段階で消費税をいただくというもの。 60歳で停年されて、85歳でお亡くなりになられるまでに、一生懸命、消費して、日本の景気に貢献された方は、消費税を払ってお亡くなりになっておられる。 しかし、60歳から85歳まで、お使いにならないでひたすら溜め込んだ方は、消費税を払わないでお亡くなりになられて、しかもそれが、相当な金額にならな い限りは、遺産相続の対象にならない。ですから、生前にお支払いにならなかった消費税を、少しいただく。それを、後期高齢者の方の医療費に使わせていただ くというものです。」≫(国民会議における伊藤元重の発言)
こういうヤツが、日本の最上級の識者なのだから、愚民が選択ミスをしても、責める気にはなれない。責めるとすれば、前橋地検検事正にシャアシャアとおさまった佐久間達哉ら霞が関官僚機構の用心棒達のことである。最近はアベノミクスの怪しさが世論調査にも表れているが、今さらの感がある。やはり、最後に行き着く結論は、選挙の選択ミスが、過酷な生活環境を生じさせてしまうと云う事実を身をもって知って貰うしかない。大丈夫、殆どの日本人は生きていけるレベルだ。東に寒さで凍える人が居たら、東にストーブを送れば良い。西で食べられない人が居たら、西に行って炊き出しをすれば良い。
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