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衆院第1議員会館で記者会見した菅直人元首相
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20130716-OHT1T00275.htm
2013年7月17日06時05分 スポーツ報知
菅直人元首相(66)=民主=が16日、国会内で記者会見し、東京電力福島第1原発事故を巡り安倍晋三首相(58)=自民党総裁=が2011年に配信したメールマガジンで「菅総理の海水注入はでっち上げ」などと批判され名誉を傷つけられたとして、記事の削除や約1100万円の慰謝料の支払いなどを求め、東京地裁に提訴したことを明らかにした。選挙期間中に元首相が首相を提訴するのは異例だ。
選挙期間中に、元首相が現職の首相を提訴する異例の事態となった。
菅氏は衆院第1議員会館で記者会見し「国民に誤った情報を流し続けることは参院選に悪い影響を与える」と説明。菅氏がこの日までに東京地裁に提出した訴状によると、菅氏は安倍首相のメルマガの記事の削除、謝罪記事を2年間掲載すること、約1100万円の慰謝料を求めている。
事故当時、野党だった安倍氏は2011年5月20日付のメルマガ記事で菅氏の原発事故の対応を批判。「海水注入をとめたのは菅総理だった」とし、「海水注入は菅総理の英断とのウソを、側近は新聞・テレビにばらまいた」「間違った判断とウソについて国民に謝罪し、直ちに辞任すべきです」などと記述している。
菅氏はこれらの安倍氏の記述についてブログで「民主党と民主党政権に対し、マイナスとなるイメージを植え付け、選挙の公平性を損なうものだ」と主張。掲載から2年が経過し、選挙期間中の提訴に至った理由については「今回の選挙からネット選挙が解禁され、何度も指摘したのに無視し、選挙期間中の今日まで(メルマガを)掲載している」と説明している。
菅氏は会見で「(安倍氏に)何度もネット上で訂正と謝罪を求めたにもかかわらず、掲載を続けている」と話した。事故当時、原発への海水注入は今月亡くなった吉田昌郎元所長の判断で継続されていたが、ツイッターやブログで「東電が自分たちの判断を官邸の判断とすり替えた」「私を含め官邸の政治家は海水注入は当然と考えており、誰も中止を指示していない」と記載。「安倍総理の大陰謀」とする6日付のブログでは、東電から「頼まれて」でたらめな情報を発信したため、直後に「菅降ろしが起きた」としている。
安倍氏の事務所は「党が対応する」としたが、自民党はコメントを出さないという。また民主党は、菅氏の提訴について「党としては関知してない。提訴は政治家個人としてのものだ」としている。
◆安倍首相のメルマガ 同首相のホームページでメールアドレスを登録すると配信され、ネット上でも閲覧できる。野党時代の2008年10月から11年11月まで82回配信。昨年12月には衆院選があったが、それ以降は配信されていない。菅氏が提訴の対象とした11年5月20日付のメルマガを配信した後も、2日おきに「海水注入問題・全責任は菅総理」「海水注入・コロコロ変わる政府説明」とのタイトルで政府の責任を追及している。
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