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15日は広島県呉市で街頭演説した生活の党の小沢代表。岩手の「王国」が揺れている
【岩手】緊迫!小沢王国 県知事も後押し関根氏守るか、首相が岩手入りで自民奪還か
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20130716-OHT1T00040.htm
2013年7月16日06時03分 スポーツ報知
「小沢王国」が揺れている。岩手選挙区で強固な地盤を持つ生活の党・小沢一郎代表(71)は、元県議の関根敏伸氏(57)を擁立した。小沢氏本人も17日に岩手入りする予定で、牙城を守ろうと躍起だ。一方、高支持率に支えられる自民は元慶大ラグビー部監督の田中真一氏(46)を擁立し、21年ぶりの議席獲得を狙う。さらに小沢氏の元側近で現職の平野達男元復興相(59)も民主党を離れ、無所属で立候補。「王国」で繰り広げられる三者三様の“小沢票争奪戦”を追った。
「自民党は閣僚が岩手に入り、緊迫感は日に日に高まっている。小沢さんは顔を泥で汚しながら頑張っている。我々も頑張りましょう」。13日、滝沢村で行われた集会。関根氏の後援会幹部は約100人の支持者を前に、声を張り上げた。
「生活を守る。日本を守る」。野太い声が響く。集会前には、小沢代表が出演する党CMが繰り返し流された。サッカーのゴールキーパー役として出演する小沢氏は、特殊メークで顔は泥だらけ。CMだけでなく、本人も7日に続き、17日にも岩手入りし、街頭で支持を訴える。
13日の集会に参加した側近の達増拓也県知事(49)も公務の合間をぬって選挙カーに乗り込み、関根氏の遊説に帯同した。「改革は少数から始まる。少数を多数にする方法を私たちは知っている」と支持を求め、「私たちの党」と何度も強調した。小沢氏、達増知事の2トップの後押しを受ける関根氏は「頼もしいですね」とうなずいた。
とはいえ言葉通りの実情ではない。選挙戦終盤を迎え、後援会関係者は「いい話ないですかね。厳しいですよ…」とこぼした。「小沢さんには、しっかり働いてもらわないと」。組織票のとりまとめに動く小沢氏の物足りなさを指摘する地元県議も。苦戦が伝えられ、陣営から「何とかしてほしい」という悲鳴も上がる状態だ。
昨年末の衆院選で、生活の党の母体となった日本未来の党は達増知事の妻・陽子氏を1区に立てるなどしたが、落選。勝ったのは、小沢氏と比例復活した畑浩治氏の2人だけだった。今選挙では、党の参院議員8人のうち森裕子代表代行を含め、6人が改選(立候補は11人)。党としても正念場を迎えている。
関根氏陣営が期待するのは小沢氏の“神風”だ。2001年の参院選で小沢党首率いる自由党は平野達男氏を擁立。最終盤に小沢氏が応援に入り、元農相の玉沢徳一郎氏(自民、09年引退)を約6000票差で破った前例がある。達増知事は言う。「あれが、我々の基本戦略。改革は少数からです」。「地盤沈下」が進む中、岩手に“神風”は吹くのか―。
◆田中氏、21年ぶり自民奪還へトライ 自民の元慶大ラグビー部監督は赤のラガーシャツに身を包み、知名度不足を補おうと県内を走り回る。身長は160センチ。現役時代はスクラムハーフとして活躍した。曽祖父は、日本にラグビーを伝えたとされる田中銀之助氏。小学4年からラグビーを始め、大学卒業後は神戸製鋼でプレー。慶応高―慶大では5年間監督を務めた。自民は95年に推薦候補が敗れて以来6連敗中だが、21年ぶりの議席奪還を目指す。14日には安倍首相が応援に入り、「岩手県にある大きな岩盤を打ち破る」と声を張り上げた。
◆平野氏、初めての経験に手応え 自由党、民主党で当選してきた元復興相は無所属での立候補に「有権者の反応? あると思わなきゃ選挙カーには乗れないよ」と笑う。3月に民主党を離党。一時、自民からは平野氏を推す声も上がったが、小沢代表の側近だったことなどから見送られた。平野氏はショックを受け、寝込んでしまったという。だが、民主の一部県議、地元首長、「地域政党いわて」などが支援に。党の看板がない初めての選挙戦で支持を訴える。
◆岩手選挙区(改選1)
平野 達男(59)無 現
菊池 幸夫(54)共産新
田中 真一(46)自民新
高橋 敬子(51)諸派新
吉田 晴美(41)民主新
関根 敏伸(57)生活新
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