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2013-07-15 07:10:22 生き生き箕面通信
参院選の終盤に入り、岩手選挙区がひときわ注目を浴びています。安倍首相が執念で、小沢つぶしをやってみせるか。それとも小沢氏が、おっとどっこい踏みとどまるか。
安倍首相は最重要区と位置づける岩手選挙区に、昨日7月14日も飛び、自民候補へテコ入れしました。小沢王国とされる岩手県で勝って、「小沢の息の根を止める」という意気込みです。
確かに岩手選挙区は、1つの議席を6人で争う激戦中の激戦区。自民は落下傘候補の田中真一氏を立て、21年ぶりの議席で奪還をめざして大物の応援を繰りこんでいます。公明党の支持も取りつけました。
民主党政権で復興大臣を務めた平野達男氏は、今回は離党して無所属で立ち、小沢氏ともたもとを分かちました。民主党は県外(山形県)から落下傘候補の吉田晴美さんを立て、連合岩手が支持。
小沢陣営からは県議だった関根敏伸氏を立て、達曽拓也・知事とタッグを組んで支持を呼びかけています。
朝日新聞の本日朝刊は選挙区情報シリーズ(2面)で岩手県に焦点をあてました。自民が「首相も投入 政権総力戦」である一方、「小沢氏瀬戸際 足元が3分裂」と伝えました。
こういう記述もしました。「小沢氏の政治指導力の源泉は地元での強さだっただけに、後援会幹部は『生活の党は議席ゼロもありうる状況で、岩手を落とせば政治生命に響く。国民が小沢一郎を選ばなかったということになる』と漏らす」と。
岩手県の有権者には、「小沢氏を盛りたてよう」と判断し、行動してほしいものです。
ボクの勝手な思いですが、日本は小沢を必要としています。日本は誇り高い独立した国として世界に貢献する歴史を刻みたいものです。今の政治家の中ではその仕事ができるのは、、小沢氏の力量が群を抜いています。なによりも日本、そしてアジアの歴史を、生きた形で理解し生かす道を自覚しています。アメリカとの正しい距離感についても理解しており、アメリカと話し合い、折衝ができる力を持っています。日本を平和で安心できる社会へ導く道を熟知していると確信しています。この人材は、世界に通用する人材です。世界的に活動する場を与えたい人材です。
混迷する世界の中で、日本には果たすべき役割があります。それに気が付いているのは小沢氏だけです。
◇
(2013参院選 注目区から)復興へ、経験か組織力か 岩手
http://www.asahi.com/shimen/articles/TKY201307140390.html?ref=com_top_pickup
2013年7月15日 朝日新聞
東日本大震災から2年4カ月。30万人近くが仮の住まいで暮らす被災地の有権者にとって、復興を託す参院選だ。小沢一郎氏が20年にわたり影響力を誇った岩手選挙区では、昨年の民主党分裂により構図が大きく変わった。候補者が乱立し、「復興力」を競い合っている。
■前復興相 辻立ち、閣僚の実績訴え/自民 首相も投入、政権総力戦
4月に民主党を離れ、無所属で戦う平野達男前復興相は14日、岩手県沿岸の被災地を辻立ちして回った。宮古市の仮設住宅では「一議員になったが、経験、知識、現場感覚がある。再び復興の最前線に立つ意識で後押ししたい」と訴えた。
震災直後に復興担当の副大臣になり、復興相としても1年半。民主党政権の復興をずっと担った。この日は50カ所で演説。閣僚として被災地を視察したカラー写真をふんだんに並べた冊子も配る。多くの場所で訴える手法は小沢氏直伝だ。
5日午後には釜石市の仮設団地に飛び込みで入ると、部屋から16人が出てきた。住宅再建への不安を口にする住民に「もう少し我慢して。県や復興庁にも、ガツッとやるように言いますので」と力説した。
小沢氏とたもとをわかち、民主党を離れると組織の支えがなくなった。同級生や旧知の企業社長らの支援頼みでポスターも貼れない時期があったが、民主党などの県議8人が陣営に入って勢いを回復。自民党重鎮は「当選すれば自民党会派には入れる」と誘い水を向けるが、平野氏は「自民党に入ることはない」と明確に否定する。
その自民党は対立候補を立て、21年ぶりの議席獲得を狙う。安倍晋三首相(党総裁)は14日、一関市で「復興を進めていくには自民党しかない。なるべく多くの人たちから支持を得たいとして無所属から出るのとは訳が違う」と平野氏を暗に批判。「落下傘」である田中真一氏の知名度不足を政権を挙げて補おうとしている。
菅義偉官房長官は7日、盛岡市のホテルで谷藤裕明盛岡市長ら7市町村の首長から、巨大な実験装置の次世代加速器「リニアコライダー」の研究施設誘致の陳情を受けた。復興に向けた振興策という位置づけで、菅氏は「私たちは復興を現場主義で決められるようにやっていく」と応じた。
会場には岩手県医師会や建設業協会、農協といった業界団体の幹部も同席。司会者は「岩手で参院選に勝つことが要望の実現につながる」と繰り返した。
(野津彩子、岩井建樹)
■小沢氏瀬戸際、足元が3分裂
1993年に小沢氏が自民党を離党して以降、参院の岩手選挙区で自身が推した候補は敗れたことがない。その「小沢王国」が揺らいでいる。
生活の党代表として臨む今回は平野氏と同じ北上市出身の関根敏伸氏を擁立。平野氏を牽制(けんせい)し、落下傘の自民、民主両党候補と違う地元の強みを前面に出す。
陣営幹部には「俺をあてにするな」と指示した小沢氏だったが、自ら離党した民主党に平野氏もからみ、支持基盤は3分裂。陣頭指揮に立たなければならない状況に迫られている。6月中旬には農協や漁協など県内23の業界団体を回り、出迎えた団体幹部らを「何年ぶりだろうか」と驚かせた。小沢氏を支持する地元経済人でつくる団体の会長には達増拓也知事を据え、知事後援会と連動する。
今月7日には盛岡市で講演し、「3年後と思われる総選挙でもう一度政権交代して、今度こそ新しい政権を樹立したい」と強調。18日にも岩手を訪れる予定で、周囲には「岩手では絶対に追いつく」と語る。
だが、小沢氏の権勢の衰えは隠せない。震災直後に小沢氏が被災地に入らなかったことへの批判も根強い。小沢氏の政治指導力の源泉は地元での強さだっただけに、後援会幹部は「生活の党は議席ゼロもありうる状況で、岩手を落とせば政治生命に響く。国民が小沢一郎を選ばなかったということになる」と漏らす。
民主党も分裂の影響が残る。吉田晴美氏は「女性の視点から、心のケアといったソフト面の復興を一生懸命やります」と繰り返すが、地縁がない吉田氏の擁立には民主党県議が反発。12人中3人が平野氏の支援に回った。県内2人の党所属国会議員のうちの一人、黄川田徹氏の後援会は平野氏を評価する声に配慮して自主投票にした。
(寺沢尚晃、疋田多揚)
◆キーワード
<東日本大震災による被害と復興の現状> 2011年3月の東日本大震災による死者は1万5883人、行方不明者は2667人(今月10日、警察庁発表)。岩手県内では6月末現在で死者4672人、行方不明者1146人で、ほかに関連死が403人に上る。
高台への集団移転や住宅再建は遅れ、被災地では29万8千人が仮設住宅などの「仮の住まい」で暮らす。岩手県内では2万4928棟の建物が全半壊。5月末時点でなお3万7224人が仮設住宅に暮らす。
安倍政権は今年1月、民主党政権が決めた「11年度から5年間で19兆円」の復興予算枠を25兆円に拡大。うち10・5兆円は「復興増税」でまかなう。
だが、11〜12年度の復興予算約17兆円のうち少なくとも約2兆円が被災地以外に流用された。全国の林道整備やご当地アイドルの活動費にあてるといった使い道も批判を浴びた。
<岩手選挙区>
(改選数1。敬称略。〈 〉内政党は推薦)
平野達男 59 無現 [元]復興相
菊池幸夫 54 共新 党県常任委員
田中真一 46 自新 [元]参院議員秘書=〈公〉
高橋敬子 51 諸新 幸福実現党員
吉田晴美 41 民新 [元]参院議員秘書
関根敏伸 57 生新 [元]県議=〈みど〉
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