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http://mainichi.jp/select/news/20130715k0000m010047000c.html
毎日新聞 2013年07月14日 20時04分(最終更新 07月14日 20時59分)
毎日世論調査:参院比例投票先、自民微減の37%
毎日新聞 2013年07月14日 20時04分(最終更新 07月14日 20時59分)
21日投開票の参院選を控え、毎日新聞は13、14の両日、全国世論調査を実施した。参院比例代表の投票先を聞いたところ、自民党が37%とトップで、公明党、日本維新の会、みんなの党が各8%で続いた。自民党の「1強」状態が続いているが、自民は6月の前回調査と比べ8ポイント減少した。また安倍内閣の支持率は55%で、前回から5ポイント減った。ただ参院での自公過半数を望む声は前回に続いて半数を超えた。
◇安倍内閣支持率は55%
参院の比例投票先は、自公の与党で45%(前回は51%)となった。維新の会は前回(5%)から3ポイント増加し、橋下徹共同代表の慰安婦発言による落ち込みがやや回復した。民主党は7%。共産党は4%で前回と横ばい。前回と同様、男女ともすべての年齢層で、自民党を投票先として挙げた人がもっとも多かった。
また、安倍内閣を「支持する」との回答は55%で発足時(2012年12月)の52%に近づいた。内閣支持率は、3月調査(70%)▽4月調査(66%)▽5月調査(66%)▽6月調査(60%)で、2回連続で下落したのは内閣発足以来初めて。
安倍内閣の高支持率を支える首相の経済政策「アベノミクス」は期待先行の側面がある。首相の経済政策によって景気回復が期待できると思うかを聞いたところ、「期待できる」は50%で、「期待できない」の41%を上回った。ただ、期待できるとした人の割合は3月調査(65%)▽4月調査(60%)▽5月調査(59%)▽6月調査(55%)と、減少傾向が続いている。さらに「生活する上で、景気がよくなっていると実感しているか」と尋ねたところ、「実感していない」は78%にのぼり、「実感している」の16%を大きく上回った。
安倍内閣への支持層と不支持層で分析すると、安倍内閣の支持層では「景気回復が期待できる」が82%を占めたのに対し、不支持層では「期待できない」が88%にのぼった。また景気回復を「実感していない」とした人は安倍内閣の支持層では68%だったのに対し、不支持層では96%にのぼった。
景気回復への期待感は内閣支持率と強い相関関係があり、内閣支持率下落はアベノミクスへの期待がややはがれ落ちていることを示しているとみられる。選挙戦終盤での各党の戦略にも影響しそうだ。
一方で自公の与党が参院で過半数の議席を獲得した方がいいと思うかを尋ねたところ、「思う」と答えた人は52%(前回は57%)で、「思わない」の39%(同37%)を大きく上回った。安定政権を求める声は根強く、内閣支持率を下支えしている。【鈴木美穂】
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調査の方法 7月13、14日の2日間、コンピューターで無作為に数字を組み合わせて作った電話番号に、調査員が電話をかけるRDS法で調査した。福島第1原発事故で帰還困難区域などに指定されている市町村の電話番号は除いた。有権者のいる1438世帯から、934人の回答を得た。回答率は65%。
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