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2013/7/11 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ
選挙そっちのけ
自民党が単独過半数をうかがう勢いの悪夢みたいな今度の参院選。当選6回、7回の議員がゴロゴロしている党内は、秋の党役員人事や内閣改造をにらんでソワソワしている。選挙そっちのけで国民不在のポスト争いを始めているのだ。
自民党はすっかり「古い自民党」を取り戻した。
選挙前から石原派と二階派が急接近したり、麻生派と大島派が合流を模索したり、谷垣法相が自分のグループを立ち上げたり。それぞれが公認候補を囲い込もうともくろんでいる。数が増え、派閥が大きくなれば、発言力が増し、ポストもよくなるという考えだ。
ねじれ現象が解消すれば、安倍首相は封印してきた「戦後レジームの脱却」に向けていよいよ走り出す。そのためには大幅な体制刷新が必要になる。
昨年の総裁選で逆転劇に貢献した議員に、遅ればせながら論功行賞がありそうだ。そんな思惑が渦巻いているのだ。
「参院選の投開票までまだ10日以上もあるのに、内閣改造や派閥の合従連衡、さらにポスト安倍首相の話まで新聞に載っている。はっきり言って異常だと思います。自らの期待を交えて人事の話をペラペラ話している国会議員がいるのでしょう。目の前の勝利に浮かれている証左です。そうした議員は国民のことなんてこれっぽっちも考えていないに違いありません。良識を疑ってしまいます」(政治評論家・伊藤達美氏)
◆少子化相、総務会長、国対委員長は交代
もっとも、ポストを期待してそわそわしている議員は見事に裏切られそうだ。内閣改造も党役員人事も小幅にとどまる可能性が高いという。
「官邸は、ポストをお預けにすることで、内閣の求心力を保持する考えのようです。ドラスチックな改造には身体検査も必要。“買春議員”を閣内に抱えたりしたら、目も当てられない。また、『原発事故で死者はいない』の発言で更迭論が出ている高市政調会長も、ここで外せば政府が失言を認めることになる。今の布陣がうまく回っているだけに動かしにくいのです」(永田町関係者)
せいぜい、外れるのは女性票狙いで起用した森少子化相、野田総務会長ぐらい。国会の日程調整にモタついて電気事業法改正案など法案を4つも廃案にしてしまった鴨下国対委員長も更迭されそうだが、ほかは続投の公算が大。そうなればなったで、また、国民不在でワーワー言う連中が出てくる。
今からでも遅くない。“風”で自民党に流れようとしている有権者は立ち止まって考えるべきだ。
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