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http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20130711/plt1307110729000-n1.htm
2013.07.11 ZAKZAK
7・21参院選が猛暑の中、熱気を帯びている。報道各社の情勢調査では、民主党の苦戦が伝えられているが、元民主党候補の前途にも注目が集まっている。政治評論家の浅川博忠氏と夕刊フジが、民主党を離党するなどして他党公認や無所属で出馬した35人について序盤情勢を分析した結果、最悪のケースでは「2勝33敗」となることが分かった。残りの選挙戦で「民主党の呪縛」を断ち切ることができるのか。
元民主党議員が最も多く出馬するのは、昨年7月に集団離党(その後、除籍)した「壊し屋」こと小沢一郎代表率いる生活の党だ。選挙区で4人、比例代表で6人の計10人を擁立した。
浅川氏は「小沢氏はすでに過去の人。選挙区はどこも厳しく、比例も最大で1議席しか取れないのでは」といい、「選挙の神様」と称された小沢氏の凋落を予測する。
民主党政権の鳩山由紀夫、菅直人、野田佳彦の3首相を引きずり降ろす動きの中心には絶えず小沢氏がいた。結果的に、ドタバタ劇による「決められない政治」を演出してきたため、参院選では民主党大失政の連帯責任を問われ、厳しい審判が下されるという見立てだ。生活の党が1議席を確保するとすれば、個人後援会が整っている山岡賢次氏が有力だという。
みんなの党も、元民主党議員が6人おり「再就職先」としては大所帯といえる。浅川氏は同党の比例獲得議席を6、7議席と読んでおり、元民主党の比例候補3人が食い込めるかどうかは微妙なところ。
神奈川選挙区(改選数4)の松沢成文氏は堅調な戦いを進める。「神奈川県知事時代に日産などの大企業誘致に成功したのが大きい」と浅川氏は見る。ただ、松沢氏が民主党を離党したのは野党時代の2003年。政権運営にノータッチだったことが、有利に働いたといえるかもしれない。
一方、無所属で出馬した元民主党議員は5人いる。
このなかで、岩手選挙区(改選数1)の平野達男氏の善戦が目立つ。浅川氏は「復興担当相時代の実績が買われている。自民党の田中真一氏の知名度が伸び悩んでいる」と分析する。
公示直前に、電話1本で民主党公認を剥奪されるという非情な扱いを受けた大河原雅子氏(東京選挙区、改選数5)は、同情票を集められるかがカギ。不安材料は大河原氏支援を表明した菅元首相だろう。「菅氏が出てくること自体がマイナスイメージなのに、本人が気付いていない」と、浅川氏は手厳しい。
自民党にも元民主党議員はいる。自由党、民主党、改革クラブ、幸福実現党と多彩な経歴を持つ大江康弘氏には勢いがあるが、その原動力は何なのか。浅川氏の解説はこうだ。
「大江氏は同じ和歌山県出身の二階俊博総務会長代行の支援を受け、港湾業界と和歌山県関係の支援を受けている。自民党が比例で20議席を獲得すれば、その中に入る」
このほか、日本維新の会、みどりの風、新党大地の元民主党候補は苦戦を強いられている。支持団体・連合の組織票を失うことに加え、「民主党は同好会的な体質で、先輩が後援会作りのノウハウを教える習慣がなかった」(浅川氏)ことが響いているという。
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