http://www.asyura2.com/13/senkyo150/msg/629.html
Tweet |
http://asumaken.blog41.fc2.com/blog-entry-9275.html
2013/7/10 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ
参院選は自民党の圧勝ともっぱらだが、その裏で、えげつない選挙戦が展開されている。自民党の「争点隠し」と「札束作戦」だ。こうしなきゃ、TPP推進の安倍・自民党は地方じゃ勝てない。なりふりかまわない選挙戦を現地リポート。
自民が最重要選挙区と位置づけ、大物議員を次々と送り込んでいるのが山形だ。
自民がTPP交渉への参加表明をしたことでJA(農協)が離反、「みどりの風」の現職・舟山康江参院議員の推薦に回ったからだ。怒った安倍首相は「自民党は山形の農家は守る。しかし農協の要望は一切聞かない」と吠えまくっていたが、自民党が使っているのは、こうした“脅し”だけではない。
小泉青年局長、小野寺防衛相、林農相、石破幹事長と“大物”を応援に入れているだけでなく、農家の頬を札ビラで叩く“買収工作”も展開中なのである。
7日の山形市内での演説会に駆け付けた林は、飼料高騰の緊急対策・100億円を実施したことを強調しながら、自民党の新人・大沼瑞穂候補への支持を呼びかけていた。
「今回限りの緊急的かつ特例的な措置」(林農相)と言うのだが、飼料高騰のもとはというと、アベノミクスの円安政策のせいだ。TPP推進も自民党が勝手に昨年の衆院選の公約を反故にしたもの。だから、農家が離反しているのに、それを税金で買収しようなんて、とんでもない話だ。
◆TPPにはてんで触れず
林は、北海道選挙区の伊達忠一参院議員(内閣府副大臣)の総決起大会でも、この手土産を使った。自民党支援に慎重だった北海道農政連の飛田稔章会長は林と会った後、一転、自民党公認の伊達氏への応援を表明。直後の囲み取材で伊達氏は「100億円の飼料の緊急対策をしてもらって『(参院選で)応援しない』ということにはならないでしょう」と語っていた。
こんな自民党だから、争点隠しはお手のもので、離島も含めて精力的に地方を回っている小泉青年局長は山形入りした4日、一切、TPPには触れなかった。小泉人気で、TPP推進や地方切り捨てをゴマカす算段なのである。
小泉の演説後、「TPPについて話さなかった理由は?」と尋ねたが、答えなかった。あまりにも姑息で、えげつない選挙だ。
(取材協力=ジャーナリスト・横田一)
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。