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http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20130710-00000002-sbunshun-pol
週刊文春 7月10日(水)18時0分配信
昨年末の総選挙からわずか半年。これほどまでに人気が急落した新党の党首も珍しい。いうまでもなく日本維新の会共同代表、橋下徹大阪市長のことだ。
7月4日、橋下氏は参院選の第一声を大阪・ミナミであげた。従軍慰安婦問題に関する発言について「メディアに大誤報をやられた」といつもの持論を展開し、強弁してみせた。だが、状況は厳しい。
「大阪ではトップ当選したい」と意気込むが、序盤情勢では自民党の後塵を拝している。「選挙区では大阪と、とれても兵庫の2つ。比例と合わせて1ケタにとどまる」というのが、すでに専門家の予想の最大公約数となっている。
となると、注目されるのは選挙後の去就だ。非改選議員が1人の維新は、議案提出権が得られる10議席獲得が勝敗ラインとする声が多かった。しかし、支持率低迷に、松井一郎幹事長は「現有議席の3議席を下回ることがあってはならない。3議席を下回れば、ポジションにはこだわっていない。橋下代表も同じだ」と“下方修正”した。つまり2議席を獲得すれば引責問題にはならないと予防線を張ったのだ。衆院選で獲得した54議席と比較すると、あまりに低いハードルだ。
しかし、当の橋下氏は松井氏の発言に対してでさえ「そんなことを聞いて何の意味があるんですか」と不快感を隠さなかった。惨敗した東京都議選も引き合いに出して「辞任を示唆と報道されたが、まだ僕はやっているじゃないですか」と反論もしてみせた。
代表のイスにこだわる理由を大阪側は「橋下氏がいないと維新はあっという間にバラバラになる」(大阪系議員)と言うが、石原慎太郎共同代表に近い維新議員はこう漏らす。
「今は橋下代表、松井幹事長の大阪ラインが党のカネや公認権を握っている。選挙後に予想される大阪系vs.石原系の党内抗争をにらんで、党のカネを握り続けるために2人とも辞めないでしょう」
永田町では、石原共同代表が「すでにやる気を失っている。参院選後に国会議員も辞めるのではないか」(ベテラン議員)との憶測が消えない。別の大阪系議員は「石原氏が辞めた後も、主導権を握り続け、衆院選に橋下氏が出馬するのが基本戦略だ」と明かす。ただ次期衆院選は3年後に参院とダブル選になるとの見方が大勢だ。そこまで橋下氏の賞味期限が持つのか。まずは、参院選後の党内の主導権争いの行方が注目される。
(週刊文春2013年7月18日号「THIS WEEK 政治」より)
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