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東京選挙区の無所属候補の応援演説をする菅直人・元首相=9日、東京都立川市(撮影:財満朝則)
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20130710/plt1307101201002-n1.htm
2013.07.10 ZAKZAK
民主党の菅直人元首相が、参院選東京選挙区(改選数5)で、民主党から公認を剥奪された現職の大河原雅子氏の支援に躍起となっている。この「反党行為」に対し党執行部は警告を発しているが、菅氏は完全無視。9日にはついに、大河原氏の応援のため都内で街頭に立った。今や政界への影響力低下が著しい菅氏だが、今回の“暴走”は党内に大きな波紋を広げている。(楠城泰介)
帰宅ラッシュで人通りが絶えない9日夕のJR立川駅北口のデッキ。菅氏はビールケースに乗り、声を張り上げた。
「原発は便利だが危ないものを子供たちに残すことになる。原発を進めようとしている安倍(晋三首相)さんにノーといって活動してきたのが大河原さんだ」
菅氏が党の非公認候補を公然と支援するのには理由がある。
一つは、昨年の衆院選で大河原氏の出身団体である地域政党「東京・生活者ネットワーク」から支援を受けたことへの「恩返し」。ただ何よりも大きいのは、「脱原発」を主張する大河原氏を後押しすることで、自らのライフワークを際だだたせたいという思惑だ。
今年に入り、太陽光発電仕様の自宅「エコカンハウス」を都内に新築したものの、さして話題にならなかった菅氏。それでも「脱原発」は今の菅氏にとって唯一のセールスポイントだ。
ただ、今後、菅氏が党の処分対象になるのは確実だ。細野豪志幹事長は現職の鈴木寛氏への一本化を決めた翌3日、各議員に「一本化の決定を重く受け止め、一丸となって全力で戦い抜くよう強く要請する」と記した要請文を配布。
8日には横浜市内での街頭演説で菅氏を念頭に「決めたことはしっかり守る政党にする。できない人は退場してもらってもいい」と言い切った。
もっとも、執行部は一本化を図る際、大河原氏に推薦を打診しており、処分しづらいのも事実。大河原氏を支援しているのは菅氏にとどまらないため、仮に処分した場合、党内に亀裂が走るのは必至だ。
東京選挙区の結果は、東京を地盤とする海江田万里代表の進退論に直結しかねない。党内には「大河原氏が当選して、鈴木氏が落選したら元も子もない。切腹ものだ」(幹部)とも声は根強い。
党の命運がかかる選挙区で、わが道をゆく元首相。執行部は頭を抱えている。
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