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2013/07/08 誰も通らない裏道
3年前の夏。勤めていた会社を早期退職した私は、とりあえず次の職を探す前に有田芳生さんの選挙を手伝いました。
そして、この選挙は民主党にとって非常に大事なものでした。
というのも、2009年の総選挙で圧勝した民主党でしたが、この勝利をさらに確実なものにして政策を実行するには、この参院選の勝利が必要だったからです。
それを誰よりもわかっていたのは小沢一郎でした。
だから、普天間問題で迷走した鳩山由紀夫と「政治とカネ」の問題でメディアに袋叩きにされた小沢は一緒に辞任したのだと思います。
すべては参議院選挙の勝利のために。
実際、菅政権の出だしの支持率は、非常に高いものでした。
したがって、普通に選挙をやっていれば、普通に勝てた選挙だったことは間違いありません。
ところが、、、
その選挙を普通でなくさせたのは菅直人本人でした。
この男は突如、消費税増税を口にし始めたのです。
財務大臣時代、すっかり財務官僚に洗脳されたことは明白で、「このままでは日本はギリシャのようになる」というデタラメを口走り始めました(ちなみに財務省は海外に対して「日本は財政危機ではない」と説明しています)。
これで民主党に再び吹き始めていた風がガラリと変わりました。
この時に選挙をやっていた身としては、まさに味方の総大将が後ろから鉄砲を撃ってきたわけで、以降、「何をやっているんだ、民主党は」という有権者の声に対してとにかく弁明から始めなければならなくなりました。
実際、ビラを配っていても、「菅直人はケシカラン」と怒っている人は山のようにいても、「小沢はケシカラン」という有権者は少なくとも私は一人も見かけませんでした。
そうして選挙結果はご存知のように大敗。自民(最近は「じたみ」というそうですが)の復活を許してしまいました。
その意味で、この時の菅・枝野(幹事長)という執行部の責任は本当に重大でした。
ところが、この二人は選挙後も居座り、メディアもこれを容認します。
この年の秋には民主党の総裁選があり、菅・小沢の対決となりました。小沢の演説には迫力があり、また聴衆も明らかに小沢支持に見えましたが、マスメディアは菅支持にまわり、結果、菅が再選されました。
ちなみに、この投票日。なんと検察審査会で小沢の強制起訴の議決がなされています。つまり、もし小沢が再選されたらすぐにこの件を持ちだして袋叩きにする準備ができていたわけです。
そして、この強制起訴については、素人の検察審査員に対して地検特捜部の検事が、虚偽の捜査報告書を提出していたことが明らかになっています。
就中、この検察審査会をリードした補助弁護士は公正中立どころか元検察官で、しかも脛に傷を持つ訳あり弁護士、さらには小沢一郎の小石川高校時代の同級生(同じクラス)だったことが明らかになっています。
もう一つ付け加えるならば、この弁護士を推薦した東京弁護士会は、会長個人の判断でこの弁護士を選んでいます。
まさに底知れぬ闇といってもいいでしょう。
話を元に戻すと、こうして菅が総理を続けた結果、国民の政権交代への期待は完全に崩壊したわけです。
私は菅や枝野、そして野田、前原、、、といった連中の何が最大の罪かと言えば、この点にあると思います。
現在の民主党は、もはや再び再生することは難しいでしょう。
なぜなら、この党の信用が崩壊したからです。
組織にとって何よりも重要なのは「信用」です。それが崩壊したのだから、つまり民主党は今風の言い方をすればブラック政党になってしまったわけです。
もし、3年前の参議院選挙で民主党が普通に勝っていれば、たとえ今回の選挙で自民が勝っても「ねじれ」は続いていたことになります。
それは現政権が行おうとしている憲法改正、原発再稼働、TPP、デタラメな経済政策に対してかなり有効な歯止めとなったはずです。
そう考えると、鳩山後に政権を担った民主党の面々、なかでも菅と野田の罪は本当に重大で、歴史に銘記されるべきものだと思います。
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