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..総理大臣が立憲主義からの離脱を表明しても問題にならない国(ニュース・コメンタリー)
http://www.asyura2.com/13/senkyo150/msg/472.html
投稿者 gataro 日時 2013 年 7 月 07 日 10:39:23: KbIx4LOvH6Ccw
 

ニュース・コメンタリー (2013年07月06日)
総理大臣が立憲主義からの離脱を表明しても問題にならない国
http://www.videonews.com/news-commentary/0001_3/002857.php



 参議院選挙の公示を目前に控えた7月3日、9党党首による討論会が日本記者クラブで開かれた。翌日の新聞各紙やテレビのニュースでは、「アベノミクスを巡り与野党党首が論戦」などといった暢気な見出しが躍っていたが、党首討論の中で最も重要な発言に触れていたメディアはほとんど見当たらなかった。
 それは憲法の位置づけに関する安倍首相の発言だった。
 福島社民党党首から「私は憲法は国家権力を縛るものだと思っています。立憲主義です。総理はこれに同意をされますか。もし同意をされるとすれば、自民党の憲法改正案はこれに則ったものでしょうか」と問われた安倍首相は、「まず、立憲主義については、『憲法というのは権力を縛るものだ』と、確かにそういう側面があります。しかし、いわば全て権力を縛るものであるという考え方としては、王権の時代、専制主義的な政府に対する憲法という考え方であってですね、今は民主主義の国家であります。その民主主義の国家である以上ですね、同時に、権力を縛るものであると同時に国の姿についてそれを書き込んでいくものなのだろうと私達は考えております」と答えたのだ。
 これは安倍首相の元で自民党が提唱している憲法改正案が、憲法の性格そのものを過去の、そして今日の世界の民主主義国家のそれとは明らかに異なるものに変質させようとしていることを、首相自らが認めた発言だった。ましてや、民主主義の時代だからこそ立憲主義なのだ。王権、専政時代に政府を縛る目的で憲法が存在したというような話は、歴史上終ぞ聞いたことがない。
 日本は立憲主義から離脱しようとしている。それを内閣総理大臣自らが、公の場で明言した。しかし、この発言を問題視するメディアは一つも見当たらなかった。党首討論はトータルで2時間にも及ぶ。これを最初から最後まで傍聴できる人は少ない。大半の市民は、その内容をニュース報道を通じて知る。しかし、その肝心のメディアがこの問題を全く報じなければ、そのような発言があったことすら、ほとんどの日本人は知る機会を奪われて しまう。
 どうやら今の日本は、一国の総理が立憲主義からの離脱を表明しても、それがさして問題視されない国に成り下がってしまったようだ。あるいは、これは「アベちゃんは憲法が何たるかを理解できてないんだね」で済まされてしまっているのかもしれない。「原則論に そんなに目くじらを立てなくてもいいのではないか」と言う人もいるかもしれない。しかし、今、われわれがこの問題をこうして自由に告発したり批判したりできるのも、今月21日に民主的な選挙が行われるのも、いずれも今の憲法がわれわれにそれを保障しているからではないのか。これから衆参両院で過半数を得る可能性が高いと言われる政党の党首にして内閣総理大臣が、その憲法の性格を変えることを公言していることの意味を、そこまで 軽視していて、本当に大丈夫なのか。われわれはあまりにも民主主義を舐めていないか。
 石破茂幹事長や船田元憲法改革推進本部代表代行らは、改正される憲法に政府が国民に命令するような条文や道徳的規範が書き込まれたからといって、政府がそのようなことを要求する法律を作って国民にそれを強制するつもりはないと説明し、義務規定や道徳規定への理解を求める。もしかすると石破氏や船田氏は本当にそのつもりなのかもしれない。しかし、憲法に義務規定が書き込まれれば、むしろ政府はその義務を果たさない人を罰する 法律を作ることが求められると考えるのが立憲主義の立場だ。憲法に書かれていることを 政府が実行しないことは憲法違反になってしまうし、そこで違憲訴訟を起こされたら勝てない。 更に言えば、仮に石破、船田両氏はそのような良識を持ち合わせていたとしても、他の議員はどうだ。自民党の次に政権に就く政党はどうだ。政権は変わっても憲法は残る。自民党はそこまで考えた上で、今の改憲草案を推しているのか。
 総理大臣が民主憲法の性格を根本から変えることを宣言してもまったく問題にならない日本の現状を、今日のNコメではあえて問題にしたい。

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コメント
 
01. 2013年7月07日 11:05:59 : FMLG74UzoA
>安倍首相は、「まず、立憲主義については、『憲法というのは権力を縛るものだ』と、確かにそういう側面があります。
>権力を縛るものであると同時に国の姿についてそれを書き込んでいくものなのだろうと私達は考えております」と答えたのだ。


この件については安倍首相の主張は正しい。

現に、今の憲法でも国民主権、戦争の放棄など、日本という国のあるべき姿が記載されている。
その舌足らずな部分、解釈が明確とはならない部分を改め、修正すべきは修正するのは当然だろう。

今の憲法は日本語としておかしな箇所があちこちにあるしね。


さらに言うと、改憲できる条件も現在の規定はおかしい。

現在の規定だと、国民の半分以上が改憲に賛成でも、国会議員のわずか1/3ちょいが反対していると改憲できない。

現状の規定では、国民の意思を無視していると言えるね。


02. 2013年7月07日 12:14:52 : FTIfaikkMc
> これは安倍首相の元で自民党が提唱している憲法改正案が、憲法の性格そのものを過去の、そして今日の世界の民主主義国家のそれとは明らかに異なるものに変質させようとしていることを、首相自らが認めた発言だった。ましてや、民主主義の時代だからこそ立憲主義なのだ。
> 王権、専政時代に政府を縛る目的で憲法が存在したというような話は、歴史上終ぞ聞いたことがない。

王権専政時代に王権を縛る目的でマグナ・カルタまたは大憲章が作られたことは有名である。「歴史上終ぞ聞いたことがない。」は単なる無知。
そのような愚か者が、「総理大臣が立憲主義からの離脱を表明しても問題にならない国」
と書くのは、愚かしい漫才である。

マグナ・カルタ
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%82%B0%E3%83%8A%E3%83%BB%E3%82%AB%E3%83%AB%E3%82%BF
マグナ・カルタまたは大憲章(the Great Charter of the Liberties of England)は、イングランド王国においてジョン王により制定された憲章であり、イングランド国王の権限の制限をその内容とする。
成立[編集]
マグナ・カルタはラニーミードにおいて1215年6月15日に制定。すべての条文はその後廃止されたが前文は廃止されずに現行法として残っており、現在でもイギリスにおいて憲法を構成する法典の一つである。


03. 2013年7月07日 12:44:09 : RufpgDo1AM
まともに学校で勉強していないアホノミクス安倍では
憲法論議は、土台から無理な話だぞ。

こいつは、血筋は売国奴で、かつ頭脳は空っぽなのだ。
ある意味可哀想な、ボンクラ人形だ。


04. 2013年7月07日 15:14:44 : 3PJAqRzx3M
>>01
憲法というルールの上に民主主義があるので、その逆ではないよ。

仮に国民の過半数のみで憲法が改変できると、
国民の過半数が特定の宗教をたとえば神道だとか仏教だとか国教にして全国民に信仰するよう義務付けようとしたり、多数派にとって都合の悪い言説を禁じようとしたらそれも可能になってしまうね。憲法はそのような事態を防ぐためにも存在する。民主主義国家における憲法というのは多数派の行動にも制約を与えるのが特徴であって、単純多数決では目的を果たせない。

>>02
ちゃんと聞いていないな。
「マグナカルタ」は憲法そのものではないんだとよ。
だいたい「王権を縛る目的でマグナ・カルタまたは大憲章が作られた」ら、
その時点で専制とはいえないだろ。

憲法と憲章の区別が付いていないんだってよ。


05. 2013年7月07日 21:29:05 : plsk27d8TE
狆相の道にべえ犬狆自由よ
君らは下痢ゾウの
余が法なりという
下痢ゾウの呆律に従うのか
下痢ゾウ指示のマンガ右翼にネウヨ諸君
下痢ゾウ自滅の公約から
ブラック企業狩りは公約から消えた
君らこそ自虐人生だな
あははは

06. 2013年7月07日 22:30:55 : xpKD63OhsA
自民党は今日本に存在するどの政党よりも非民主的国家主義政党じゃないですかね。

自民党の西田昌司と片山さつきが、国民主権と基本的人権を否定してしまいました
http://togetter.com/li/419069
「そもそも国民に主権があることがおかしい」
「国民が権利は天から付与される、義務は果たさなくていいと思ってしまうような天賦人権論をとるのは止めよう、というのが私たちの基本的考え方です。国があなたに何をしてくれるか、ではなくて国を維持するには自分に何ができるか、を皆が考えるような前文にしました!」


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